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だまし絵の巨匠 エッシャー展 -不思議な版画の世界 M.C. Escher, the Master of Trompe -l’oeil: Mysterious World of Prints [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

だまし絵の巨匠
エッシャー展 

-不思議な版画の世界



M.C. Escher, the Master of Trompe -l’oeil: Mysterious World of Prints



M.Cエッシャーが描く不思議な世界を思う存分体験できる特別展が、広島県立美術館において20161111()から好評開催中だ。



All M.C. Escher works[コピーライト]Escher Holding B.V.-Baarn-the Netherlands


           掲載図版は全てM. C. エッシャー作、ハウステンボス美術館蔵

no73「写像球体を持つ手」s.jpg


               《写像球体を持つ手》 1935



M.Cエッシャーとは?

 マウリッツ・コルネリス・エッシャー(Maurits Cornelis Escher 1898 - 1972年)



オランダを代表する版画家で無限を有限のなかに閉じ込めたもの、平面を次々と変化するものや建築不可能な構造物など摩訶不思議な作品が多い。



M.Cエッシャーについては、以下で記しているので参照されたし。



「安野光雅のふしぎな世界・空想工房の絵本展」



    http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-05-27



「安野光雅のふしぎな絵本展」



     http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-08-24



 奇しくも同じ広島で「安野光雅のものがたり絵本展 ―平家物語から桃太郎まで―」が開催中であるが、安野光雅が影響を受けたのが、20世紀を代表する「だまし絵」の巨匠、M.Cエッシャーなのだ。



  http://www.hiroshima-museum.jp



 この展覧会では、ハウステンボス美術館が所蔵する世界有数のM.Cエッシャー・コレクション約150点を一堂に展示。



日本にこれだけまとまったM.Cエッシャーの作品群が存在するとは誇るべきことだ。



no83「昼と夜」.jpg

                                      《昼と夜》 1938



だまし絵のことをトロンプ・ルイユ(Trompe-l'?il)といい、フランス語で「眼を騙す」を意味する。今日では「トリックアート」とも呼ばれることもある。



シュルレアリスムにおいてよく用いられた手法・技法だが、古くから行われている。



トロンプ・ルイユの範疇に分類される様式はさまざまで、アルチンボルドや歌川国芳などの人体や果物・野菜などを寄せ集めて人型に模した作品や壁面、床などに実際にはそこに存在しない扉や窓、人物、風景などを描き、あたかも存在するように見せかけるものもあり、ワルシャワ王宮所蔵の「額縁の中の少女」(1641年)などレンブラント・ファン・レインも描いている。



筆者は以下で記しているので参照されたし。



   ポーランドの至宝展



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2010-10-19



国芳展



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2011-06-01-1



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2012-01-19



はじまりは国芳 -江戸スピリットのゆくえ展



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-01-04



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-01-23-1



海と水のものがたり ―シニャック、福田平八郎から杉本博司まで― 



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2011-06-14



さまざまなトロンプ・ルイユの中でも、3次元の現実ではありえない建築物を描いた作品という分野における第一人者として確固たる地位を築いたのが、M.Cエッシャーだ。



 no133「婚姻の絆」.jpg

                                     《婚姻の絆》 1956



この展覧会では、版木やドローイングなど貴重な資料や、グラフィックデザイナー福田繁雄による、エッシャーのだまし絵を立体化した作品も特別出品されている。


 no145「ベルベデーレ(物見の塔)」s.jpg

          《ベルベデーレ(物見の塔)》 1958



 M.Cエッシャーの父ジョージ・アーノルド・エッシャー (George Arnold Escher)は土木技術者でお雇い外国人として来日したこともあるので、日本との縁も深い。

  M.Cエッシャーを知らなかった人もぜひ、鑑賞していただきたい。



 no149「上昇と下降」s.jpg

 

                           《上昇と下降》 1960



 東京の国立新美術館では、ダリ展が開催中。

 また、ドイツのハンブルク市立美術館 (Hamburger? Kunsthalle)では、 Dali, Ernst, Miro, Magritte
...Surreal Encounters from the Collections Roland Penrose, Edward James, Gabrielle Keiller, Ulla and Heiner
Pietzsch

 が、開催中だ。

    http://art-news-jp.jimdo.com/2016/11/19/ダリ展-salvador-dali


    http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-11-19

時代は、 彼らの時代や作品を再評価し、若い世代には新鮮なものとして感じとられている。まさにタイムリーな展覧会といえよう。



「あたりまえ」が覆される、エッシャーの驚くべき世界。



「あたりまえ」をいい意味で乗り越えていくことが、今、求められている。



元気を与えてくれるような展覧会だ。



図録は、M.Cエッシャーについての教科書ともいえるようなものになっており、体系づけてよくまとめられている。要保存版だ。



no151「滝」s.jpg 

                               《滝》 1961



また、リニューアル・オープン20周年記念「広島県立美術館ベストセレクション展

“20th Anniversary Renewal Open: Hiroshima Prefectural Art Museum Best Selection Exhibit”


も、お見逃しなく!


 

☆ハウステンボス美術館



http://www.huistenbosch.co.jp/museum    



M.Cエッシャー



        www.mcescher.com



☆構成



I  青少年時代と修学時代 1898年~1922



II イタリア時代1922年~1935



III 独自の世界1936年~1953



Ⅳ 無限への挑戦1954年~1972




会 期:


20161111()20161225()

※会期中無休


開館時間:9:0017:00


 会場:3階企画展示室

 ※金曜日は1900まで



※入館は閉館30分前まで



観覧料:



 当  日               団体


一   般
1,200             1,000
高・大学生
800円                  600
 小・中学生
400円                  200

※ 団体は20名以上

※ 学生券をお求めの際は学生証のご提示のこと。


※ 身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳及び戦傷病者手帳の所持者と介助者(1名まで)の当日料金は半額。

※ 本券で所蔵作品展も鑑賞可。

主催:広島県立美術館、広島テレビ、イズミテクノ



後援:中国放送、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送、FMちゅーピー76.6MHz、エフエムふくやま、尾道エフエム放送、FMはつかいち76.1MHzFM東広島89.7MHz



協賛:広島県信用組合



企画協力:ハウステンボス美術館



☆ホームページ


   http://www.hpam.jp

☆美術講座「エッシャーは何を追い求めたのか」
日時:1210日(土) 13:3014:30 (開場30分前)


講師:山下寿水(当館学芸員)

会場:地下講堂
※聴講無料。申込不要。定員200名(先着順)


☆ギャラリートーク

日時:1216日(金) 11:00~/129日(金) 17:00

講師:広島県立美術館学芸員



会場:3階企画展示室



※入場券が必要。申込不要。



※会場入り口集合。



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FESTIVAL DIM 2016 イタリアと出逢う12月 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

FESTIVALDIM 2016 

イタリアと出逢う12月       

federico-agostini01.jpg   mauro.jpg

ハイレベルなアーティスト達の公演で定評のある「イタリアと出逢う12月」の季節がやって来た。



“Dicembre In Musica” DIMは今年で3回目の開催。



2016年の今年、イタリアと日本は国交樹立150周年を迎えた。



以前にも増して内容の濃いDIMとなるであろう。



そのDIM 2016 DIMオープニングコンサートとして、「2016 日伊国交150周年記念コンサート イタリアの風 ~郷愁の旋律に出逢う~」が20161126() 19:00より、日本在住のイタリア人ヴァイオリニスト、マウロ・イウラート(Mauro Iurato)がコンサートマスターを務めるコンサートが開催され、聴衆を魅了した。



マウロ・イウラートは、イタリア総領事館 マルコ・ロンバルディ在大阪イタリア総領事(Marco LOMBARDI Consulate-General of Italy
inOsaka
)の私邸で行われたパーティーで、領事に紹介されてから注目して来たアーティストだ。



以下で記しているので参照されたし。



    http://art-news-jp.jimdo.com/2016/03/12/イタリアの情熱とウィーンの優美-ヴァイオリン名曲選-マウロ-イウラート-ヴァイオリン-リサイタル-mauro-iurato-violin-recital/



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-11-24



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-03-11





大阪 ザ・シンフォニーホールで行われたコンサートは、フェデリーコ・アゴスティーニ(Federico Agostini)を迎え、弦楽アンサンブル「 イ・ヴィルトゥオージ・ディ KOBE」をバックに素晴らしい音色を奏でた。



フェデリーコ・アゴスティーニは、世界のバロック音楽界における最も名高い楽団のひとつ「イ・ムジチ合奏団」(I  Musici)のコンサートマスターを務め、ソリストとして世界有数のホールでコンサートを行ない、ドイツ・トロッシンゲン音楽大学で教鞭をとった後、現在はアメリカ・インディアナ大学ブルーミン
トン校の教授を務める、実力者だ。指導者としても定評があり、世界各地でマスタークラスを開催し世界各地の音楽祭に招聘されている。



ちなみに「イ・ムジチ合奏団」が奏でるアントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ(Antonio Lucio Vivaldi)の『四季』の解釈は、現代のバロック音楽の指針ともなり、ヴィヴァルディの『四季』といえば、「イ・ムジチ合奏団」といわれるほどだ。



日本においては、6種の録音の合計で280万枚を売り上げている。特に3回目の録音は日本で初めてクラシック音楽でのミリオンセラーを記録。異例中の異例といわれるくらいだ。

DSC_0180s.jpg



                         以下撮影 すべて 浦 典子



このコンサートでは、通奏低音をチェンバロで演奏されて大変優雅な雰囲気を醸し出していた。これは、イ・ムジチ合奏団などがチェンバロを採用し始めたため、今でこそ一般的であるが、作曲者ヴィヴァルディが協奏曲長として勤めていたときに手に入ったのは教会備え付けのポジティブ・オルガンであったといわれる。



しかしながら、このコンサートにおけるチェンバロの音色は、曲とマッチしており、素晴らしい演奏であった。マウロ・イウラートとフェデリーコ・アゴスティーニは息もぴったり。



マウロ・イウラート率いるイ・ヴィルトゥオージ・ディ KOBEは厚みのある演奏で、拍手喝さいを浴びていた。マウロ・イウラートのリーダーシップがよく表れた演奏であった。



2度のアンコールにも応え、観客は満足げであった。





[ヴァイオリン] フェデリーコ・アゴスティーニ



[弦楽アンサンブル] イ・ヴィルトゥオージ・ディ KOBE





☆プログラム:



ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 RV.522 「調和の霊感」より (ソロ:アゴスティーニ、イウラート)



ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 「四季」 op.8 (ソロ:アゴスティーニ)



ロッシーニ:弦楽のためのソナタ 第3



レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲





料金 A 5,000円 B 4,000円 C 3,000







今年のFESTIVAL
DIM
は3つの演劇公演、ジャズ、展覧会が注目される。



このような催しが確実に形になって来たのもステファノ・フォッサーティ館長(Stefano Fossati)が就任してからだ。

DSC_0175s.jpg



12月はイタリアに触れる月。どっぷりイタリア文化に浸ってみよう。





FESTIVAL DIM 2016 スケジュール



2016年12月02日 (金) 



大好きイタリアオペラ 『I love the Italian Opera』、R.クレスカ、G.P.フィウマーラ 



2016年12月03日 (土) プルチネッラ
Le guarattelle di Pulcinella」、ジャンルーカ・ディ・マッテーオ 入場無料、要予約



2016年12月09日 (金) ピエーロ・デッレ・モーナケトリオ 



2016年12月
10日 (土) 浄瑠璃オペラ 「昔噺 人買太郎兵衛」 入場無料、要予約



2016年12月10日 (土) 創世記4:1 カインとアベル「わたしは弟の番人でしょうか?」 



2016年12月11日 (日) ドン・ジョヴァンニ ~甦った石の招客~ 



2016年12月16日 (金) モーツァルトは踊る、イタリアンオペラアリアコンサート 2016年12月17日 (土) ドキュメンタリー映画上映会
Fukushima: A Nuclear Story」 入場無料、要予約



2016年12月17日 (土) フルートは踊る、ラッファエーレ・トレビザーニフルートリサイタル チケット



2016年12月18日 (日) Enrico RAVA meets Japanese Friends 





☆スパツィオ・アルテ



2016年 12月23日(金)〜
2017年1月4日(水)



「中井克巳:Aperture アペルトゥーレ」展



会場:くずはアートギャラリー、枚方市楠葉
くずはモール本館ハナノモール 3



中井克巳、画家・芸術家。



1927年大阪府枚方市に生まれる。2013年没する。



1953年から’59年まで独立美術展に出品する。1956年からは個展を開き、1958年に独立美術の若手7人による「鉄鶏会」を結成。このグループは抽象表現主義風の大作による展示などで注目を集める。6年間鉄鶏会展に出品をつづけながら1959年、第3回シェル美術賞3等賞、関西総合展で読売新聞社賞、’62年に第2回丸善美術賞佳作賞を受賞する。



1964年、1年間の予定で世界一周の旅に出発するがミラノに止どまる。翌年にはヴェネチア、カヴァッリーノ画廊にて個展が開催される。その後イタリアを中心にヨーロッパ各地と日本で精力的に個展を開く一方、1968年プレミオ・ピアツェッタ展1等賞、1970年第3回アンビツィオーニ・モデラーテ賞、’73年の第15回ミラノ・トリエンナーレ銀賞などを受賞する他、数多くの展覧会に出品している。主に二枚重ねの構造をもつその作品は表のパネルを開けると、花開くように鮮やかな色と形をくりひろげ、また立体化する。その独特の造形はイタリア美術界で高く評価された。



30年ほどミラノに在住し、1996年に再び枚方市のアトリエを拠点とする。2004年にはイタリア文化会館・京都で「Katsumi Nakai aperto’ 展」が開かれた。





DIM ホームページ



http://dim-osaka.com/ja





☆ザ・シンフォニーホールホームページ



      http://www.symphonyhall.jp



☆マウロ・イウラート(Mauro Iurato)ホームページ



http://www.mauroiurato.com



http://www.mauroiurato.com/uniduo



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特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]



特別展「平安の秘仏



―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」



櫟野寺所蔵の重要文化財全20体、初めてすべて出陳。



入場者10万人突破。



まもなく、15万人突破(予想)(11/24時点 約146000人)



2.十一面観音菩薩坐像.jpg

重要文化財 「十一面観音菩薩坐像」 平安時代・10世紀 滋賀・櫟野寺蔵



忍者の里、滋賀県甲賀市 福生山(ふくしょうざん)に位置する櫟野寺(らくやじ)。



秘仏「十一面観音菩薩坐像」(重要文化財)を本尊とする天台宗の古刹だ。



櫟野寺所蔵の重要文化財全20体、すべてを一挙に公開する展覧会が東京国立博物館で開催中である。



平安仏教(へいあんぶっきょう)とは、平安時代より興隆した日本仏教の宗派だ。真言宗、天台宗の二宗をさすことが多い。



櫟野寺は、延暦11(792)に最澄が延暦寺の建立に際して良材を求めて甲賀を訪れ、櫟(いちい)の霊木に観音像を刻んだことがその始まりという。



奈良仏教が都市仏教であったのに対し、平安仏教の特徴は山岳仏教だ。



最澄は比叡山に延暦寺を、空海は高野山に金剛峯寺を開いたことからもその特徴がよくわかるだろう。



10.櫟野寺の紅葉.jpg

                                                          櫟野寺の紅葉 撮影=藤原弘正



征夷大将軍の坂上田村麻呂が山賊追討の祈願成就をよろこび、堂塔を寄進したとの伝承も。



何といっても白洲正子が「かくれ里」とも呼びこの櫟野(いちの)の地を近年有名にしたことが大きいだろう。



9.櫟野寺 本堂.jpg

                                                           櫟野寺 本堂 撮影=藤原弘正



櫟野寺(らくやじ)の本尊、十一面観音菩薩坐像の制作は10世紀半ばとされる。



ここを拠点として数多くの天台寺院が建立されていたため、当時、櫟野寺が甲賀における仏教文化の中心であったことがしのばれるのだ。



十一面観音菩薩坐像は像高が3m



薬師如来坐像は2.2m



そのスケールの大きさには圧倒される。



1.十一面観音菩薩坐像.jpg

重要文化財 「十一面観音菩薩坐像」 平安時代・10世紀 滋賀・櫟野寺蔵



櫟野寺の重要文化財に指定される平安時代の仏像が20体すべてを寺外で展示されるのは初めて。



この展覧会では、他にも、11体の観音や、どこか親しみのある毘沙門天立像、文治3(1187)に造られたことが知られる貴重な地蔵菩薩坐像なども出品されている。



 



☆みどころ



1.重要文化財 十一面観音菩薩坐像 平安時代・10世紀 滋賀・櫟野寺蔵



重要文化財に指定された十一面観音菩薩坐像では日本最大。像高3mを超す大観音。



頭と体は一本の大木から彫り出されている。



重厚だが、美しく整った顔。迫力と穏やかさを併せ持ち、10世紀の仏像の特徴を色濃く表している。



周丈六(しゅうじょうろく)。



☆周丈六とは?



中国古代の単位周尺。周は中国の時代の名称。



16尺のことを、略して丈六という。16尺は約4.85メートルといわれるが、時代によって異なり、周丈六はその約4分の3、すなわち3.6メートルほど。



いずれにせよ、仏像が優れていることを表現する方法のひとつだ。



 



3.十一面観音菩薩坐像.jpg
 

重要文化財 「十一面観音菩薩坐像」 平安時代・10世紀 滋賀・櫟野寺蔵



 



2.重要文化財 薬師如来坐像 平安時代・12世紀 滋賀・櫟野寺蔵



   左手に薬壺をもち、病気平癒をつかさどる薬師如来像。



本尊よりは小さいものの、仏像に求められる理想的な大きさである周丈六を基準に表された像高2.22mの大作。



4.薬師如来坐像.jpg

重要文化財 「薬師如来坐像」 平安時代・12世紀 滋賀・櫟野寺蔵



寄木造りでその穏やかな表現は、都の大仏師、定朝(じょうちょう)の作風を模範とする定朝様。



定朝様の特徴は、浅く平行して流れる衣文、円満で穏やかな表情、浅い肉付けで平安貴族の好みを反映している。



最澄が開創した延暦寺根本中堂の本尊は薬師如来であり、いかにも天台宗の古刹、櫟野寺にふさわしいみほとけ。



甲賀三大仏と呼ばれ、櫟野寺の筆頭末寺であった、油日岳奥の院 詮住寺の本尊であったと言われている。



3.重要文化財 地蔵菩薩坐像 平安時代・文治3(1187)滋賀・櫟野寺蔵



 地蔵菩薩は、釈尊が入滅したのち、弥勒がこの世にあらわれるまでの567千万年という長い間、我々を救って歩くという役目をもっており、古くより信仰されて来た。



この像は像内の銘文から、文治3(1187)に造られたといわれている。鎌倉時代の始期については従来の1192年の征夷大将軍就任説など諸説あるが、東国支配権の承認を得た1183年説と守護・地頭設置権を認められた1185年説がある。



この展覧会では、文治3年は平安時代に区分されている。



この時代は、平安時代に流行った定朝様に対し、鎌倉時代に活躍した仏師運慶らによって男性的な力強いそして写実的な仏像が造られるようになった頃である。



櫟野寺周辺ではまだこのように、平安風で穏やかな姿の像が造られていたことがわかる。



5.地蔵菩薩坐像.jpg 

重要文化財 「地蔵菩薩坐像」 平安時代・文治3年(1187) 滋賀・櫟野寺蔵



4.重要文化財 観音菩薩立像 平安時代・1011世紀 滋賀・櫟野寺蔵



 櫟野寺には、10世紀~12世紀にかけて造られた観音菩薩が複数存在する。観音への信仰がこの地に深く根ざしていた表れだ。本像はそのなかでもすぐれたできばえの像で、切れ長の目に細身に表された体つきは優美。



6.観音菩薩立像.jpg 

重要文化財 「観音菩薩立像」 平安時代・1011世紀 滋賀・櫟野寺蔵



5. 重要文化財 毘沙門天立像
平安時代・1011世紀 滋賀・櫟野寺蔵



 平安時代の初めに坂上田村麻呂が鈴鹿山の山賊の追討を櫟野寺で祈願し、それが叶うと毘沙門天像を造って安置したという。この像は1011世紀頃に造られた。目をつり上げ、口をへの字に歪める表情、腹部に表された奇妙な顔にも注目。



7.毘沙門天立像.jpg

重要文化財 「毘沙門天立像」 平安時代・1011世紀 滋賀・櫟野寺蔵



櫟野寺が、重要文化財の日本最大の十一面観音菩薩坐像を有することをこの展覧会で知ったかたも多いであろう。



櫟野寺の重要文化財全20体すべてが一度に鑑賞できる大変珍しい展覧会。



この展覧会を鑑賞した後、改めて櫟野寺を訪れてみるのもよし。



ただし、大開帳の事業として本堂・文化財収蔵庫(宝物殿)の改修を行なっている。そのため、仏像等の拝観を休止中だ。



 休止期間は、平成28年6月から平成30年10月まで予定。



仮参拝所でお参りとご朱印は可。



改修中だからこそ実現できた展覧会。お見逃しなく。



 8.櫟野寺 千灯祭.jpg



                                                               櫟野寺 千灯祭 撮影=藤原弘正



 
2016
913() 20161211()



  場 東京国立博物館 本館特別5室(上野公園)



開館時間 9:3017:00(入館は閉館の30分前まで)



 (ただし、会期中の金曜日は20:00まで)



休館日 月曜日



観覧料金 一般1000(900)、大学生700(600)、高校生400(300)



中学生以下無料



( )内は20名以上の団体料金



* 障がい者とその介護者一名は無料。入館の際に障がい者手帳などをご提示のこと。



*正門チケット売場(窓口)にて「東京・ミュージアムぐるっとパス」で、当日券一般1000円を900(100円割引)



  催 東京国立博物館、櫟野寺、読売新聞社



後 援 TBSラジオ



協 賛



 日本写真印刷



  力 日本通運



お問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)



☆展覧会公式サイト



  http://hibutsu2016.com/



☆展覧会関連サイト
「櫟」普及委員会  



http://raku-iinkai.com/



☆櫟野寺



     http://www.rakuyaji.jp/



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奈良の薬師寺村上太胤新管主の晋山式(しんざんしき) [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

法相宗大本山の薬師寺(奈良市)で20日、村上太胤新管主(69)の就任を披露する晋山式が開かれた。
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ダリ展 Salvador Dalí [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

ダリ展 Salvador Dali

1031日、入場者数20万人を突破!

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                              画像提供: ダリ展



1.《謎めいた要素のある風景》s.jpg
 

サルバドール・ダリ 《謎めいた要素のある風景》 1934 年、72.8×59.5cm、板に油彩、ガラ=サルバドール・ダリ財団蔵


                                      Collection of the Fundacio Gala-Salvador Dali, Figueres

                               [コピーライト]Salvador Dali, Fundacio Gala-Salvador Dali, JASPAR, Japan, 2016.

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[コピーライト]X. Miserachs/Fundacio Gala-Salvador Dali, Figueres, 2016.

Image Rights of Salvador Dali reserved. Fundacio Gala-Salvador Dali, Figueres, 2016.

  日本では約10年ぶりとなるサルバドール・ダリ(1904-89年)の本格的な回顧展が、国立新美術館で開催中だ。


  スペインに生まれたダリは、1929年に彗星のようにパリの美術界に登場し、シュルレアリスムを代表する画家として活躍。

 その後、アメリカに進出し、大きな成功と人気を獲得した。

 ダリは、もっとも有名でかつ重要な20世紀の芸術家の一人だ。

 この展覧会では、以下の三美術館のダリ・コレクションの作品群を中心として、さらに国内所蔵の重要作品を加えて約250点を展示。

   ガラ=サルバドール・ダリ財団(スペイン フィゲラス)    La Fundacio Gala-Salvador Dali

   サルバドール・ダリ美術館(アメリカ合衆国 フロリダ州セントピーターズバーグ)    The Salvador Dali Museum

   国立ソフィア王妃芸術センター(スペイン マドリード)   Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia

  これらの美術館は世界有数のダリ・コレクションを誇るだけに約250点もの作品を集めたこの展覧会の重要さは計り知れない。

  しかも、三館の作品が一堂に会するのは、初めての機会だ。

 日本の美術館からは、福岡市美術館所蔵の《ポルト・リガトの聖母》(1950年作)が見逃せない。しかも東京会場のみ展示されるのだ。

 筆者は、何度も福岡市美術館の展覧会について記しているが、その所蔵の豊かさ、面白い企画展には頭が下がる思いだ。

 8.《ポルト・リガトの聖母》.jpg

 サルバドール・ダリ 《ポルト・リガトの聖母》 1950 年、275.3×209.8cm、カンヴァスに油彩、福岡市美術館蔵

 [コピーライト]Salvador Dali, Fundacio Gala-Salvador Dali, JASPAR, Japan, 2016.

*東京会場のみ展示

☆ガラ=サルバドール・ダリ財団(フィゲラス)
       ダリ自身の意向で、プボル城内に1983年に設立。

      しかし翌年の火災により、フィゲラスのダリ劇場美術館(1974年開館)内に移転。

      ダリの研究、作品の保存修復、著作権の管理などを行うとともに、劇場美術館、宝石美術館、プボル城、ポルト・リガトにある旧居を管理・運営している。

      ダリがデザインした劇場美術館は、作品でも多く用いられる卵やパンのモティーフで飾られた奇抜な建物で、世界中から訪れるファンを魅了してやまない。

               http://www.salvador-dali.org/en_index

☆サルバドール・ダリ美術館(フロリダ州セントピーターズバーグ)

     生前のダリとも親交があった実業家レイノルズ・モース、エレノア・モース夫妻のコレクションをもとに1971年、アメリカ・オハイオ州クリーブランドに開館。1982年にフロリダ州セントピーターズバーグに移転した。

    油彩96点を含め、素描、書籍、印刷物、立体、写真や原稿など、ダリが手がけた2,000点以上を所蔵。現在の建物は2011年完成。

              http://thedali.org

☆国立ソフィア王妃芸術センター(マドリード)

      スペイン・マドリードに1990年に開館した国立美術館。

      ダリのほか、ピカソ、ミロ、マグリット、リヒターなど、19世紀後半から今日に至るまでの近現代美術を中心に、所蔵作品は約2万点にのぼる。 ピカソの代表作《ゲルニカ》は常設展示されていることでも有名。美術館の拡張にともない、2005年にジャン・ヌーベルが設計した新しい建物がオープンした。

              http://www.museoreinasofia.es/en

 さらにダリは、映画や演劇、ファッションなどの異分野へも積極的に参画して、ウォルト・ディズニーやエルザ・スキャパレリなどとコラボレーションを行い、どんどん作品を発表して行ったことなどダリの軌跡をたどる展覧会なのだ。


 ダリの代名詞ともいえるシュルレアリスムなど20世紀の芸術の歴史を鑑みることのできる大変意義深い展覧会だ。

 日本においては、約10年ぶり かつ過去最大規模の展覧会。

 2.《奇妙なものたち》.jpg

サルバドール・ダリ 《奇妙なものたち》 1935 年頃、40.5×50.0 cm、板に油彩、コラージュ、ガラ=サルバドール・ダリ財団蔵

             Collection of the Fundacio Gala-Salvador Dali, Figueres

      [コピーライト]Salvador Dali, Fundacio Gala-Salvador Dali, JASPAR, Japan, 2016.


 3.《子ども、女への壮大な記念碑》.jpg

サルバドール・ダリ 《子ども、女への壮大な記念碑》 1929 年、140.0×81.0cm、カンヴァスに油彩、コラージュ、国立ソフィア王妃芸術センター蔵

Collection of the Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia, Madrid

[コピーライト]Salvador Dali, Fundacio Gala-Salvador Dali, JASPAR, Japan, 2016.

4.《ウラニウムと原子による憂鬱な牧歌》.jpg 

サルバドール・ダリ 《ウラニウムと原子による憂鬱な牧歌》 1945 年、66.5×86.5cm、カンヴァスに油彩、国立ソフィア王妃芸術センター蔵

Collection of the Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia, Madrid

[コピーライト]Salvador Dali, Fundacio Gala-Salvador Dali, JASPAR, Japan, 2016.

5.《炸裂する柔らかい時計》s.jpg
サルバドール・ダリ 《炸裂する柔らかい時計》 1954 年、12.7×17.1cm、紙にインク、鉛筆、サルバドール・ダリ美術館蔵

Collection of the Salvador Dali Museum, St. Petersburg, Florida

Worldwide rights: [コピーライト] Salvador Dali, Fundacio Gala-Salvador Dali, JASPAR, Japan, 2016.

In the USA: [コピーライト]Salvador Dali Museum Inc. St. Petersburg, Florida, 2016.

6.《狂えるトリスタン》s.jpg

サルバドール・ダリ 《狂えるトリスタン》 1938 年、45.7×54.9 cm、板に油彩、サルバドール・ダリ美術館蔵

Collection of the Salvador Dali Museum, St. Petersburg, Florida

Worldwide rights: [コピーライト] Salvador Dali, Fundacio Gala-Salvador Dali, JASPAR, Japan, 2016.

In the USA: [コピーライト]Salvador Dali Museum Inc. St. Petersburg, Florida, 2016.

7.《テトゥアンの大会戦》s.jpg

サルバドール・ダリ 《テトゥアンの大会戦》 1962 年、304.0×396.0 cm、カンヴァスに油彩、諸橋近代美術館蔵

[コピーライト]Salvador Dali, Fundacio Gala-Salvador Dali, JASPAR, Japan, 2016.

*東京会場のみ展示

9.《記憶の固執(ピン)s.jpg 

サルバドール・ダリ 《記憶の固執(ピン)》 1949 年、7.0×6.0×1.5cm、金、ダイヤモンド、サルバドール・ダリ美術館蔵

Collection of the Salvador Dali Museum, St. Petersburg, Florida

Worldwide rights: [コピーライト] Salvador Dali, Fundacio Gala-Salvador Dali, JASPAR, Japan, 2016.

In the USA: [コピーライト]Salvador Dali Museum Inc. St. Petersburg, Florida, 2016.

 奇しくも、ドイツのハンブルク市立美術館 (Hamburger Kunsthalle)では、

Dali, Ernst, Miro, Magritte ...Surreal Encounters from the Collections Roland Penrose, Edward James, Gabrielle Keiller, Ulla and Heiner Pietzsch

が、開催中だ。 (07. Oct 2016 to 22. Jan 2017

 その前日に行われた内覧会に招待を受けた筆者は、取材に伺った。特別に撮影許可を得、写真撮影をおこなって来た。

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  Edward James (1907-1984) Roland Penrose (1900-1984)Gabrielle Keiller (1908-1996)Ulla and Heiner Pietsch,などのコレクションに加え、Scottish National Gallery of Modern Art in Edinburgh the Museum Boijmans Van Beuningen in Rotterdamをはじめ、アメリカ合衆国の美術館、個人コレクターから集めた180もの作品を集めた大変内容の濃い展覧会だ。

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                                                          撮影 浦 典子



   http://www.hamburger-kunsthalle.de/en/exhibitions/dali-ernst-miro-magritte



   http://www.hamburger-kunsthalle.de/en



日本でも昨年(2015年)、マグリット展(Rene Magritte)が大盛況だったことも記憶に新しい。


   http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-10-02


  ダリやマグリットの生きた時代は、21世紀の今、全世界的にもう一度評価され、受け入れられているのだ。

ダリ展を感じたまま楽しんでいただきたい。きっと生きる力を得られるはず。

お見逃しなく。

☆展覧会のポイント

    スペインとアメリカのダリ・コレクションの全面協力!

   ダリの創作活動の全貌を網羅的に紹介!

   ダリ・ワールド出現!

☆構成


1章 初期作品(1904-1922

2章 モダニズムの探求(1922-1929

3章 シュルレアリスム時代(1929-1939

4章 ミューズとしてのガラ

5章 アメリカへの亡命(1939-1948

6章 ダリ的世界の拡張

7章 原子力時代の芸術(1945-1950s

8章 ポルト・リガトへの帰還―晩年の作品(1960s-1980s

☆ダリ展ジュニア・ガイドブック

   「ダリ展」会場入口で、児童・生徒、ならびに学生の方に配付。

   ダリや作品の特徴について、わかりやすく紹介したガイドブック。

    (対象:小学校5年生以上)

会場

国立新美術館 企画展示室1E

106-8558 東京都港区六本木7-22-2?

会期

2016914()1212()

毎週火曜日休館

開館時間

10:0018:00

毎週金曜日、1126日(土)、123日(土)、1210日(土)は20:00まで

※入場は閉館の30分前まで

主催

国立新美術館、ガラ=サルバドール・ダリ財団、サルバドール・ダリ美術館、国立ソフィア王妃芸術センター、読売新聞社、日本テレビ放送網、BS日テレ

共催

ぴあ、WOWOW

後援

スペイン大使館、TOKYO FM?

特別協賛

キヤノン

協賛

花王、損保ジャパン日本興亜、大日本印刷、大和ハウス工業、トヨタ自動車、みずほ銀行、三井物産

観覧料(税込)
当日

1,600円(一般) 1,200円(大学生) 800円(高校生)

団体

1,400円(一般) 1,000円(大学生) 600円(高校生)

中学生以下および障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は無料。

団体券は国立新美術館でのみ販売(団体料金の適用は20名以上)

会期中に当館で開催中の他の企画展および公募展のチケット、またはサントリー美術館および森美術館(あとろ割対象)で開催中の展覧会チケット(半券可)を提示された方は、本展覧会チケットを100円割引。

国立美術館キャンパスメンバーズ加盟の大学等の学生・教職員は団体料金。

☆国立新美術館ホームページ

         http://www.nact.jp

☆展覧会ホームページ

        http://salvador-dali.jp


☆読者プレゼント 


   510名様にご招待券 プレゼント

   あて先 :  loewy@jg8.so-net.ne.jp

   件名:展覧会名と会場名

      本文:ご住所、お名前

    をお書きの上どしどしご応募下さい。

    締切:http://art-news-jp.jimdo.comにてUPした日の午前零時

   発送をもって当選と代えさせていただきます。

☆ご意見・ご要望・ご感想のお願い

 よりよいサイトづくりのため、読者の皆さまからのご意見を常時受け付けております。

   あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp

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   とお書きの上、ご意見・ご要望をお送り下さいませ。

   お待ちいたしております。 

☆お知らせ

  いつもご愛読下さいまして、まことにありがとうございます。

皆さまからのあたたかい励ましのメイル、大変ありがたくうれしく思っております。

多くのかたからメイルをいただいておりますため、ご返信ができないこともございますが、何卒お許し下さいませ。

※人物名の表記は、敬称略。

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マリメッコ展 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

マリメッコ展

―デザイン、ファブリック、ライフスタイル

 

marimekko -Design,
Fabric,Lifestyle

 

布からはじまる北欧のくらし

 

                                              撮影 浦 典子

 

入場者3万人突破!

国内初となる、大規模なマリメッコ(marimekko)展が西宮市大谷記念美術館にて好評開催中だ。

入場者3万人突破!

高知県立美術館で行なわれた展覧会については、筆者は以下で記しているので参照されたし。

 http://art-news-jp.jimdo.com/2016/03/14/マリメッコ展-デザイン-ファブリック-ライフスタイル/

 

URLをクリックしてもサイトが表示できない時は、ctrlキーを押しながらCを押してコピーをし、URLバーに貼り付けてご覧いただきたい。

マリメッコ (Marimekko Oyj) は、フィンランドを代表するデザインハウスだ。同社が展開するファッションブランド名が、マリメッコ (筆者注 小文字でmarimekko) なのだ。

鮮やかな色の大胆なプリント柄は一目で“マリメッコ”とわかるほど個性的で、可愛らしさの中にもセンスが光る。

マリメッコといえば、フィンランド。フィンランドといえばマリメッコというくらい知名度が高い。

マリメッコに関しては、以下の展覧会が開催された際、筆者は記しているので参照されたし。

「特別展:森と湖の国  フィンランド・デザイン」

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-01-13

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-07-24

「フィンランドのくらしとデザイン展」

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-02-24

また、フィンランドに関しての展覧会が開催された際、筆者は以下で記しているので参照されたし。

「生誕100周年 
トーベ ヤンソン展  ~ムーミンと生きる~」

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2014-11-26-1

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-04-27-1

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-06-30

「トーベ・ヤンソン生誕100年記念  MOOMIN!ムーミン展」

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-04-27

「ヘレン・シャルフベック――魂のまなざし」 

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-07-12

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-09-09

 

 さて、マリメッコとは?

1951年、アルミ・ラティアによってヘルシンキで創業された。テキスタイル・デザインを学んだのち、広告代理店で経験を積んだラティアの元へ才能あるデザイナー達が集い、優れたデザインと巧みなPR戦略によって、60年代には世界的なブランドへと成長して行ったのだ。

1951年といえば、第二次大戦後間もない。フィンランドは敗戦国として終戦を迎えたことを知る人は少ないであろう。

戦後はソ連の勢力下に置かれ、ソ連の意向によりマーシャル・プランも受けられず、北大西洋条約機構にもECにも加盟せず、大変苦しく貧しい時期を過ごさざるを得なかったのだ。

また、アーティストの名前もソ連風に変えないといけないなど、フィンランドの文化を踏みにじるような時期でもあった。

今でこそ、福祉国家として君臨しているが、そんな歴史背景を鑑みることも必要であろう。

 

ちなみにマリメッコの名は「小さなマリーのためのドレス」という意味。何となく日本語の「甥っ子」「姪っ子」のような語感に似た名前には親近感を感じる。

マリメッコが生み出す布地の柄は、多くがフィンランドの伝統的なモチーフや自然に着想を得つつ、大胆でカラフル、抽象的なデザインだ。

そうした柄の映えるシンプルなカッティングの服は、高い人気を呼び、1960年のアメリカ大統領選挙で、ジョン・F・ケネディ候補夫人のジャクリーン・ケネディがマリメッコのドレスを愛用していたことが報道されたことで、アメリカでの知名度が急上昇した。

その後、製品は家庭用品やインテリア
にまで展開され、マリメッコは今日、日本を含む世界中で絶大な人気を誇っている。

20121027日、上海で開催されたラディカル・デザインウィークに合わせ、マリメッコを代表するデザインのひとつである「ウニッコ」柄を特別塗装したフィンランド航空のエアバスA340-300(機体記号:OH-LQD)が就航している。

 この展覧会は、ヘルシンキのデザイン・ミュージアム(Designmuseo Designmuse)の所蔵作品から、ファブリック約50点、貴重なヴィンテージドレス約60点、デザイナー自筆のスケッチ、各時代の資料 などを通して、マリメッコの60年にわたる歴史をたどり、個性あふれるデザイナーの仕事ぶりと活躍を紹介している。

マリメッコの国内初の大規模な展覧会だ。

ヘルシンキのデザイン・ミュージアムのキュレータにアポイントを取って伺った際、筆者はざっくり、調べたいことを申しただけにも関わらず、きちんと資料を用意しておいてくれ、タピオ・ヴィルッカラの長女、マアリア・ヴィルッカラ(Maaria Wirkkala)にインタビューをすることができたのも、このデザイン・ミュージアムのおかげだ。

筆者はヘルシンキに行ったら必ず訪れることにしている。デザイン・ミュージアムは、ヘルシンキ観光の

MUST GO”にもなっている。ぜひ、訪れていただきたいものだ。

その前にこの展覧会を鑑賞し、マリメッコを知ることでデザイン・ミュージアムを訪れる時の楽しみが数倍にも増えるであろう。

「くらしを豊かにする」フィンランドのデザイン。その代表であるマリメッコは、時代と地域を超えるロングライフ・デザインとして現在も世界中の家庭で愛用されている。

この展覧会は、今、日本が何をすべきかを教えてくれている。

 

会期

2016108日(土)〜1127日(日)

休館日

水曜日

1123日(水・祝)は開館、1124日(木)休館

開館時間

午前10時~午後5時(入館は午後430分まで)

入館料

一般800円/高大生600円/小中生400

 20名以上の団体は各料金から100円割引

 *西宮市在住65歳以上の方は一般料金の半額(要証明書呈示)

 *ココロンカード・のびのびパスポートを呈示の小中生は無料

 *心身に障がいのある方及び介助者1名は無料(要手帳等呈示)

 *割引券付ちらしご持参の方は一般800円を700円に割引(複製不可) 

 

☆西宮市大谷記念美術館

     http://otanimuseum.jp

☆マリメッコ展公式ウェブサイト

http://marimekko-exhibition.jp

☆マリメッコウェブサイト

http://www.marimekko.jp

https://www.marimekko.com/com_en

☆フィンランド・デザイン・ミュージアム(Designmuseo Designmuseo

http://www.designmuseum.fi/en

 

 

☆読者プレゼント 

   ペア券612名様 +5名様にご招待券 プレゼント

   ペア券か一人券かご希望をお書きの上、

   あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp

   件名:展覧会名と会場名

   本文:ご住所、お名前

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       締切:UPした翌日の午前零時

   発送をもって当選と代えさせていただきます。

  

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☆お知らせ

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☆巡回予定

20161217日(土)~2017212日(日)Bunkamuraザ・ミュージアム

2017年03月04日(土)~2017年06月11日(日) 新潟県立万代島美術館(予定)


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いけばなの根源 池坊展 旧七夕会池坊全国華道展 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]



いけばなの根源 池坊展



旧七夕会池坊全国華道展



華麗な日本のおもてなし、ここに咲く。



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            撮影 すべて 浦 典子



  草木の溢れる力、「花の力」をテーマに、江戸時代の宮中行事を起源とする最大最古のいけばな展「旧七夕会池坊全国華道展」が、京都高島屋 7階グランドホールと池坊の二会場において開催中だ。



池坊は来年の2017年、六角堂創建1430年、花をいけた記録から555年を迎える。



幾多の困難な時代や難局を乗り越え、受け継がれてきた華道の技と心。



それを支えてきたのは、日々生成し、枝先を精一杯天に向かって伸ばす草木の持つ力 という。



近畿地区の華道家150名の作品が展示されている。



しかし、この展覧会は、従来のありがちないけばな展ではない。



華道家元四十五世 池坊専永と次期家元 池坊専好の大作が圧倒的な迫力で迫って来る。



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                           相生  華道家元四十五世 池坊専永



 

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                                 次期家元 池坊専好の大作 



  さらに『映画 花戦さ(はないくさ)の世界展』が特別展示されている。



  戦国の世に、刃(やいば)ではなく花をもって平和を求めた池坊専好(初代)の伝説を描いた映画「花戦さ」が、2017年初夏に公開されることを記念しているのだ。



この展覧会では、六角堂を舞台にした、映画で描かれた様々ないけばなのシーンを、メイキング映像や、実際に撮影で使われた小道具とともに展示されている。



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                         森部隆教授の「岐阜城の大砂物」 昇り龍



映画公開に先がけて、その世界観を感じられる構成。



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☆映画「花戦さ」2017年初夏全国公開



 【出演】野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市



 【脚本】森下佳子



 【音楽】久石譲



 【監督】篠原哲雄



(原作・鬼塚忠/角川文庫刊)



2016119() 14()



7階グランドホール





■ご入場時間=午前10時~午後730(午後8時閉場)



10()12()・最終日14()は午後530分まで(午後6時閉場)



1111() 14() 池坊〈烏丸六角〉



■ご入場時間=午前9時~午後430(午後5時閉場)



■主催=華道家元池坊総務所、一般財団法人池坊華道会



■後援=京都府、京都市、朝日新聞社、産経新聞社、日本経済新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、京都新聞



■入場料=900円【税込】(二会場共通) ※高校生以下無料





☆京都髙島屋



http://www.takashimaya.co.jp/kyoto



☆東映



    http://www.toei.co.jp/movie/details/1207345_951.html



☆池坊



    http://www.ikenobo.jp





☆巡回予定



  なし 京都展のみ。お見逃しなく。





☆読者プレゼント 



   1020名様にご招待券 プレゼント



   あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp



   件名:展覧会名と会場名



   本文:ご住所、お名前



   をお書きの上どしどしご応募下さい。



       締切:http://art-news-jp.jimdo.comにてUPした日の午前零時



   発送をもって当選と代えさせていただきます。



   会期終了まで時間がないため、速達でお送りするなどお届けするのに最善を尽くします。ご当選のお知らせメイルをお待ち下さいませ。



  



☆第一回「KYOTO NIPPON FESTIVAL」~Autumn Leaves 2016



 日本の伝統文化の中心地であり世界一級の観光都市である京都から世界に向けて、音楽、アート、食文化、さらには数々の日本の伝統文化の魅力を広く発信し、日本への知識や興味を深める魅力あるイベント。



次期家元 池坊専好が、オープニングで池坊いけばなの真髄を披露。



そしてワークショップでは、池坊いけばな体験教室を開催。



2016123日(土)、4日(日)



   http://www.kyotonippon.com





☆ご意見・ご要望・ご感想のお願い



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   あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp



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☆お知らせ



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六甲ミーツ・アート芸術散歩 2016 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]


六甲ミーツ・アート芸術散歩 2016


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山本桂輔 夢の山(眠る私) 2016年 六甲高山植物園



芸術の秋、運動の秋。



その両方を楽しめる展覧会が六甲山で開催中だ。



というのも、これは、六甲山上を舞台に展示される数々のアート作品を、ピクニック気分で周遊しながら楽しめる現代アートの展覧会だからなのだ。



 展覧会を通して自然や眺望、文化や歴史、そして六甲山本来の魅力を五感で感じてもらいたいという趣旨のもと、2010年の秋以降毎年行っており、この度で7回目の開催だ。



去年の「六甲ミーツ・アート芸術散歩」は以下で記している。参照されたし。



   http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-10-27



様々なジャンルのアーティストが繰り広げる作品群は、六甲山の魅力や景観を生かしたもので、五感で感じながら鑑賞できることが特徴。



また、通常の美術館なら、当然、飲食は禁止。だが、この展覧会なら、お弁当を広げ、昼寝をすることだって自由なのだ。



坂本浩章(公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団) 総合ディレクターと高見沢清隆
 六甲オルゴールミュージアム 館長が、この展覧会のキュレーションを担当している。



彫刻の森美術館は、箱根の大自然を生かして1969年に開館した、国内ではじめての野外美術館(オープンエアーミュージアム)なだけに、六甲山をどう料理するか手腕が期待される。



彫刻の森美術館の生誕100年記念ヴェナンツォ・クロチェッティ展について、以下で記しているので参照されたし。



           http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2012-05-28



人間が紡ぎだす芸術と自然の融合。そこはまるでユートピア。



この展覧会は、芸術と自然を満喫できるという両者の新たな参画の仕方を提案する秋の風物詩になりつつある。



「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2016 SNS PHOTO CONTEST」が開催されている。



最優秀賞:現金50,000円 1名様



優秀賞 :現金30,000円 1名様



佳作  :現金10,000円 1名様



入賞  :六甲ミーツ・アート 芸術散歩2016作品図録 10名様



奨励賞 :施設ペア招待券 25名様(自然体感展望台
六甲枝垂れ+六甲オルゴールミュージアムのペア招待券セット)



など豪華賞品が用意されている。



六甲は紅葉も綺麗に色付いて来た。



ゆっくり体を動かしながら、芸術を楽しめる機会はなかなかない。



ぜひ、参加してみよう。





会期



2016914日(水)~1123日(水・祝) ※会期中無休





開場時間



10時~17



※受付終了時間は各施設により異なる。



※会場により17時以降も鑑賞できる作品あり。





会場



六甲ガーデンテラス



自然体感展望台
六甲枝垂れ



六甲山カンツリーハウス



六甲高山植物園



六甲オルゴールミュージアム



六甲ケーブル



天覧台



六甲有馬ロープウェー(六甲山頂駅)



グランドホテル 六甲スカイヴィラ



[プラス会場] TENRAN CAFE





 ※「グランドホテル 六甲スカイヴィラ」は水曜休館、この他臨時休館する場合あり



※プラス会場「TENRAN CAFE」の作品鑑賞はカフェの利用が必要。



料金



5つの有料会場をお得に巡る事ができる観賞チケットを発売



当日券:大人1,850円、小人930



主催



六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社





企画制作



公益財団法人
彫刻の森芸術文化財団





運営協力



株式会社学校文化施設研究所、グランドホテル
六甲スカイヴィラ、伏見雅之デザイン事務所





特別協力



一般社団法人
兵庫県宅地建物取引業協会





協力



•アサヒビール株式会社



•味の素株式会社



•花王プロフェッショナル・サービス株式会社



•株式会社 熊谷組



•株式会社トーホーフードサービス



•株式会社中川ケミカル



•株式会社前川製作所



•キリンビールマーケティング株式会社



•キリンビバレッジ株式会社



•コカ・コーラウエスト株式会社



•サントリービバレッジサービス株式会社



•ニッポンレンタカー阪急株式会社



•有限会社キートン





後援



兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会、朝日新聞社、神戸新聞社、



産経新聞社、毎日新聞社、公益財団法人
神戸市民文化振興財団、



公益社団法人
日本建築家協会近畿支部





キュレーター



坂本浩章 / 公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団 (本展 総合ディレクター)



高見沢清隆 / 六甲オルゴールミュージアム 館長



☆六甲山URL



https://www.rokkosan.com





kuturoudouhonten s.jpg        

              靴郎堂本店 「SHOE LODGE」 2016     

   kumpei s.jpg

                                                                                  君平「ヒゴタイ」 2016

   



K-5 s.jpg

                                 K-5Armadillo in Rokko / 六甲のアルマジロ」 2016

iikawatakehiro s.jpg  

                                                 飯川雄大 「デコレータークラブ」 2016年     

  

 okamotomitsuhiro s.jpg

  岡本光博 w#190 UFO - unidentified falling object   (未確認墜落物体)            2016 



 


yagiryota s.jpg

                                                        八木良太 「Clock Tower」 2016



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特別展「京都 高山寺と明恵上人 - 特別公開 鳥獣戯画 -」Kosan-ji Temple and Myoe Special exhibit of Choju-jinbutsu giga (scroll paintings Frolicking animals) [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

特別展「京都高山寺と明恵上人 - 特別公開 鳥獣戯画 -



Kosan-ji Temple and Myoe Special exhibit of Choju-jinbutsu giga scroll paintings Frolicking animals



平安絵巻の傑作「鳥獣人物戯画」全四巻、ついに九州初上陸!



⑯国宝 鳥獣人物戯画(甲巻)部分 後期ss.jpg

国宝        鳥獣人物戯画 甲巻(部分)              平安時代    12世紀       京都 高山寺        


   画像提供   九州国立博物館



 数ある絵巻の中でも最もよく親しまれ、世界的にも著名な国宝「鳥獣人物戯画」(高山寺蔵)。



 教科書の載っていたあの「鳥獣人物戯画」の全四巻を鑑賞でき、かつ京都・高山寺(こうさんじ)を再興した明恵上人(みょうえしょうにん)(11731232年)について知ることのできる特別展が、九州国立博物館において好評開催中だ。


チラシs.jpg

展示替えがあり、現在は後期の展示がなされている。



筆者は、京都国立博物館 明治古都館(本館)において2014年に行われた「修理完成記念 国宝 鳥獣戯画と高山寺」展について以下で記している。参照されたし。



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2014-11-19



 筆者のこの記事を読まれた九州地区などの読者の皆様から問い合わせや行って来られた感想などを多数送っていただいている。筆者の記事が九州の展覧会に少しでもお役に立てたのならこんなうれしいことはない。この場を借りて御礼を申し上げたい。



「鳥獣人物戯画」全四巻が、九州で初めて公開されたことは大変意義深いことであり、その反響の大きさは目を見張るほどだ。



☆高山寺とは?



奈良時代の774年(宝亀5年)、光仁天皇の勅願により高山寺は開創され、神願寺都賀尾坊と称する古刹だ。



鎌倉時代、今からおよそ800年前に聖僧・明恵は、高山寺を再興した。



明恵は、新しく宗派を打ち立てたわけではなく、釈迦を信じひたすら仏道修行に励んだのだ。



釈迦を父と慕い、その誕生の地であるインドを目指し、さらには仏道修行にかける覚悟を示すため右耳を切るなど、明恵のさまざまなエピソードが伝えられている。



⑨蘇婆石、鷹島石.jpg

蘇婆石、鷹島石         -                 -                 京都 高山寺



 

いまもなお、高山寺に伝わる数多くの宝物や聖教は、明恵の活躍ぶりとともに、彼を慕う人がどれほど多かったかを示している。



平成6年(1994)には世界遺産(古都京都の文化財)に登録された。



⑬夢記ss.jpg

 重文           夢記           鎌倉時代    承久3年(1221)頃       京都 高山寺





 この展覧会では、そんな熱い明恵の生涯を彩るさまざまな作品のほか、近年修復を終えたばかりの国宝「鳥獣人物戯画」全4巻の場面が展示されている。



⑭国宝 鳥獣人物戯画(甲巻)部分後期s.jpg

国宝           鳥獣人物戯画 甲巻(部分)              平安時代    12世紀       京都 高山寺



高山寺は日本ではじめて茶が作られた場所として知られる。茶の祖、栄西禅師が宋から持ち帰った茶の実を明恵につたえ、山内で植え育てたところ、修行の妨げとなる眠りを覚ます効果があるので衆僧にすすめたという。



栄西が中国から持ち帰り、明恵に贈ったお茶の種が入っていたと伝えられている、「柿蔕茶入(かきのへたちゃいれ)」がこの展覧会で展示されているのも感慨深い。

⑦柿蔕茶入.jpg

                   柿蔕茶入    南宋時代    12世紀       京都 高山寺



後期では、国宝 明恵上人樹上坐禅像(みょうえしょうにんじゅじょうざぜんぞう)が展示されている。



高山寺の裏山にある木の上で常に坐禅を組んだという明恵上人。そばにはリスや小鳥が描かれているので、見つけにくいがよーく見てみよう。



自然を愛し、動物を友とした明恵の人となりを伝える肖像画の名品だ。



⑥明恵上人樹上坐禅像.jpg

国宝        明恵上人樹上坐禅像    鎌倉時代    13世紀       京都 高山寺




⑧子犬.jpg

         重文        子犬           鎌倉時代    13世紀       京都 高山寺



また、相撲をするなど擬人化されたウサギ・カエル・サルなどが描かれた甲巻が展示されている。この場面は、非常に有名で、「鳥獣人物戯画」といえば甲巻のこの場面を思い浮かべるかたが多い。



動物たちを生き生きと自在に描き、それは現在の漫画や劇画に用いられている効果に類似した手法が見られることもあって、「日本最古の漫画」とも称されている。



 

⑱国宝 鳥獣人物戯画(乙巻)部分 後期s.jpg 



国宝    鳥獣人物戯画 乙巻(部分)              平安時代    12世紀       京都 高山寺



⑳国宝 鳥獣人物戯画(丙巻)部分 後期ss.jpg

国宝    鳥獣人物戯画 丙巻(部分)              平安時代    12世紀       京都 高山寺



⑳国宝 鳥獣人物戯画(丙巻)部分 後期ss.jpg

国宝    鳥獣人物戯画 丁巻(部分)              平安時代    12世紀       京都 高山寺



「鳥獣人物戯画」のハイライトともいえる有名な場面は今!



高山寺に行くには、京都の中心部からさらに約1時間かかる。



こんな機会に近隣の県の方もぜひ鑑賞することをお勧めする。



秋の紅葉の美しさで知られる高山寺。高山寺を訪れたくなった。



お見逃しなく!この機会に福岡へ行こう。





☆高山寺


    http://kosanji.com



 ②境内.jpg  ③境内.jpg

                                       高山寺 境内                               高山寺 境内

 ④境内.jpg  

                                          高山寺 境内          

⑤境内s.jpg

                                         高山寺 境内

☆構成

   I 青年期の明恵 - 釈迦を父として -

   II 高山寺の歩み

   III 明恵追慕

☆見どころ

     高山寺の名宝、一挙大公開!


 

    今こそ知りたい!鎌倉時代の聖僧・明恵の人生に迫る!



平安絵巻の傑作「鳥獣人物戯画」全四巻、ついに九州初上陸!





会 期:



平成28年(2016年)104日(火)〜1120日(日)



休館日:



1114日(月)



観覧料:



一 般 1,600円(1,400円)



高大生
1,000
円(800円)



小中生
600
円(400円)平成28716()828()



休館日:



毎週月曜日



観覧料:



一 般
1,600
円(1,400円)



高大生
1,000
円(800円)



小中生
600
円(400円)



   *( )内は前売りおよび団体料金(有料の方が20名以上の場合)。



   *上記料金で九州国立博物館4階「文化交流展(平常展)」も観覧可。



 *障がい者手帳等をご持参の方とその介護者1名は無料。展示室入口にて障がい者手帳等(*)をご提示のこと。



 *)身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳、特定疾患医療受給者証



 *満65歳以上の方は前売り一般料金。券売所にて生年月日がわかるもの(健康保険証・運転免許証等)をご提示のこと。



 *キャンパスメンバーズの方は団体料金。



主催:



九州国立博物館・福岡県、高山寺、西日本新聞社、TVQ九州放送、朝日新聞社



共催:



(公財)九州国立博物館振興財団



特別協賛:



積水ハウス



協賛:



九州旅客鉄道、味の明太子 ふくや、日経西部ピーアール



協力:



国際ソロプチミスト太宰府



特別協力:



太宰府天満宮



後援:



佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、九州・沖縄各県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、北九州市、北九州市教育委員会、太宰府市、太宰府市教育委員会、西日本リビング新聞社、FM FUKUOKAcross fmLOVE
FM
、西日本鉄道、日本自動車連盟福岡支部、NEXCO西日本九州支社、福岡県タクシー協会、福岡市タクシー協会、福岡商工会議所、太宰府市商工会、太宰府観光協会、一般社団法人日本旅行業協会、西日本文化サークル連合、西日本新聞TNC文化サークル



☆大規模な展示替えあり。



前期 =  104日(火)〜1030日(日)



後期 =  111日(火)〜1120日(日)



☆ホームページ



http://www.kyuhaku.jp



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杉本博司 ロスト・ヒューマン [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

杉本博司 ロスト・ヒューマン

Hiroshi Sugimoto  Lost Human Genetic Archive

Paramount Theater, Newark, 2015_Ms.jpg
 杉本博司 《パラマウント・シアター、ニューアーク》
(スタンリー・クレーマー『渚にて』1959 2015年 ゼラチン・シルバー・プリント  [コピーライト]Hiroshi Sugimoto/Courtesy of Gallery Koyanagi

 2016(平成28)年9月、リニューアル・オープンした東京都写真美術館。

 2014(平成26)年から約2年もの間、大変待ち遠しかったのは、筆者だけではあるまい。

 改修工事を経て、そのリニューアルとともに総合開館20周年を記念した展覧会が、「杉本博司ロスト・ヒューマン」展だ。

 杉本博司は1970年代からニューヨークを拠点とし、〈ジオラマ〉〈劇場〉〈海景〉などの大型カメラを用いた精緻な写真表現で国際的に高い評価を得ているアーティストだ。

 しかし、近年は歴史をテーマにした論考に基づく展覧会や、国内外の建築作品を手がけるなど、その活躍の場はかなり広がり、現代美術や建築、デザイン界等にも多大な影響を与えているほどだ。

また、料理やおもてなしについても一流の腕を誇り、収集家としても名高い。


 杉本博司については以下で記しているので参照されたし。

     http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2011-06-14

     http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2012-07-02-1

     http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-06-10


     http://art-news-jp.jimdo.com/2016/06/10/杉本博司-趣味と芸術-味占郷/


  これらの記事を読まれた読者のかたから、この展覧会についての問い合わせや行って来られた感想など多くのメッセージやお知らせを頂戴している。

 「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」

  この展覧会は、「人類と文明の終焉」をテーマに、「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」という杉本自身のテキストを携え、展覧会は進んで行く。

展覧会はまず、文明が終わる33のシナリオから始まる。

   ≪理想主義者≫

   ≪比較宗教学者≫

   ≪宇宙物理学者≫

  などの遺物と化した歴史や文明についてのインスタレーションを巡る構成。

  これは、2014年、パリのパレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)で発表し、好評を博した展覧会、「Aujourd’hui, le monde est mort [Lost Human Genetic Archive] Hiroshi Sugimoto」を東京ヴァージョンとして新たに制作したもの。

   ☆パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo

       http://www.palaisdetokyo.com

       http://www.palaisdetokyo.com/en

   ☆Aujourd’hui, le monde est mort [LostHuman Genetic Archive] Hiroshi Sugimoto

       http://www.palaisdetokyo.com/en/event/aujourdhui-le-monde-est-mort-lost-human-genetic-archive

  さらに自身の作品や蒐集した古美術、化石、書籍、歴史的資料等から構成されており、目が離せない。

      世界初発表となる新シリーズ<廃墟劇場>

      本邦初公開<今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない>

      新インスタレーション<仏の海>

  これらの3シリーズを2フロアに渡って展示し、作家の世界観、歴史観に迫る。


   経済のダメージ、映画鑑賞環境の激変などから廃墟と化したアメリカ各地の劇場で、作家自らスクリーンを張り直して映画を投影し、上映一本分の光量で長時間露光した作品だ。

 8×10大型カメラと精度の高いプリント技術によって、朽ち果てていく華やかな室内装飾の隅々までが目前に迫り、この空間が経てきた歴史をえぐるように見る者に訴えかける。

 芸術という名に逃げてはいないか。芸術なら許されるという甘い考えや見つめたくない現実に警告を発しているようだ。


 杉本の作品は、ガーンと衝撃を受けるほど、心に突き刺さる。

 シリーズ<仏の海>は、10年以上にわたり作家が取り組んできた、京都蓮華王院本堂(通称、三十三間堂)の千手観音を撮影した<仏の海>の待望の大判作品による新インスタレーションだ。

 人類と文明が遺物となってしまわないためにどう行動するか。地球全体の問題として一人一人が意識をもっていかなければならない。

 ちなみに文明の英語訳は、civilizationだ。

 以前、以下で筆者が書いた記事を抜粋する。


      http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-11-11



有名な「風と共に去りぬ」の英語のタイトルは、” GONE WITH THE WIND”だ。



しかし、いきなり過去分詞が冒頭に来るのに疑問を抱かないだろうか。



実は、この”GONE WITH THE WIND”の前に、” A Civilization”が省略されているのだ。


     
筆者が中学生のころ、父から、「”GONE WITH THE WIND”の訳は?」と質問され、「『風と共に去りぬ』 で      しょ。」と答えた。

      「では、主語は何か。」と質問され、答えられなかった。

      その後、映画のパンフレットだったであろうか、”GONE WITH THE WIND”の上に小さく”A Civilization”と書かれてあるのを発見し、なるほどと納得したことを思い出した。
      この映画のプロローグには、

       "There was a land of Cavaliers and Cotton Fields called the Old South...

        .Here in this patrician world the Age of Chivalry took its last bow....Here was the last ever to be seen of
        Knights and their Ladies Fair, of Master and of Slave....Look for 
it only in books,for it is no more than a            dream remembered, a Civilization gone with the wind...."

      と述べられている。


    このマーガレット・ミッチェルによる小説は、何が風と共に去ってしまったのか?

   本来、本国から移民という選択をしたのに、その後、奴隷制の上に栄華を誇ったアメリカ南部白人たちの貴族的社会が南北戦争という「風」と共に、はかなく消え「去ってしまった」ことを意味しているのである。

   

  杉本の作品群は、人類への警告と問題提議だ。はかなく消え去ることのないようにするためにどうするか。重く受け留めて行動に移したい。

  見なければわからない、心にしみ入る意義深い展覧会だ。

開催期間:201693日(土)~1113日(日)

休館日:毎週月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)
919日開館、翌20日休館/1010日開館、翌11日休館

料金:一般1000(800)円、学生800(640)円、中高生・65歳以上700(560)円 

( )20名以上の団体料金、当館の映画鑑賞券ご提示者、各種カード会員割引

(サイト内のご利用案内をご参照のこと)

小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料

3水曜日は65歳以上無料。

※本展覧会は混雑状況によって、入場制限をする場合あり。

☆展覧会担当学芸員によるギャラリートーク

 20161111() 14:00

 担当学芸員による展示解説。 展覧会チケット(当日消印)をご持参のうえ、3階展示室入口に集合のこと。

☆東京都写真美術館

     https://topmuseum.jp

☆展覧会図録

杉本博司 ロスト・ヒューマン??? 全出展シリーズ、作家略歴、出品リスト等を掲載。

執筆 杉本博司、三木あき子、丹羽晴美(東京都写真美術館 学芸員)

A4変形、248頁、東京都写真美術館発行、2,500(税込)

 取材の苦労話など、中身の濃い内容。

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禅(ZEN)関連企画展 企画展  雪舟・世阿弥・珠光…中世の美と伝統の広がり [美術館  ARTNEWS アートニューズ]



禅(ZEN)関連企画展



企画展  雪舟・世阿弥・珠光…中世の美と伝統の広がり



 期 間  平成28年10月15日(土)から11月27日(日)



  開館時間 9:00~17:00 (入館は16:30まで)



  休館日  10/1711/1411/21



 関西文化の日 11/1911/20は入館料無料企画展  ー生誕130年ー 富本憲吉 憧れのうぶすな



禅宗と中世文化を取り上げ、併せて奈良の特色を示す紹介する展覧会が、奈良県立美術館で開催中だ。



お見逃しなく。



 



 期 間  平成28年8月5日(金)から9月25日(日)



  開館時間 9:00~17:00 (入館は16:30まで)



  休館日  月曜日 ただし、9月19日(月)は開館、9月20日(火)は休館



 



開催場所



奈良県立美術館



 



お問合わせ先



0742-23-3968
(奈良県立美術館)



 



主催・会場  奈良県立美術館 



 後   援  NHK奈良放送局、奈良テレビ放送株式会社、株式会社奈良新聞社、西日本旅客鉄道株式会社、近畿日本鉄道株式会社、阪神電気鉄道株式会社、奈良交通株式会社、奈良県商工会議所連合会、奈良県商工会連合会、奈良県中小企業団体中央会、株式会社南都銀行、(一社)日本旅行業協会、(一社)全国旅行業協会、(一社)国際観光日本レストラン協会、(一財)奈良県ビジターズビュー



        ロー、(公社)奈良市観光協会、奈良県旅館・ホテル生活衛生同業組合



料金



一般 400(300) 大・高生 250(200) 中・小生 150(100) ( )内は20名以上の団体料金



URL



http://www.pref.nara.jp/11842.htm



 



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正倉院展 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

 正倉院展

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世界のおしゃれマダムスナップ展「Advanced Style」第2弾 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

世界のおしゃれマダムスナップ展「Advanced Style」第2


Advanced Style Part II
チラシ.jpg
 

以下撮影すべて 浦典

DSC_0005s.jpg

NYから世界へ!



NYに生きるOver60'のおしゃれマダムたち。



そんな美しいマダムたちの写真を集めた展覧会が、昨年開かれ好評を博した「NYマダムのおしゃれスナップ展 ~Advanced Style~」。



その続編で、ロサンゼルスやミラノ、ロンドン、ブエノスアイレスなど世界で撮影したスナップを展示する展覧会が月4日からそごう神戸店で始まった。



筆者は以下で記しているので参照されたし。



    http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-09-05



NY在住の注目フォトグラファー、アリ・セス・コーエン(Ari Seth Cohen)。



彼の目を通して、今回の展覧会では、マダムだけでなくおしゃれな男性の写真も。



 展覧会とは何のために開催するのか、という素朴な疑問をこの展覧会は解決してくれる。



人をパワフルに元気を与え、その生活を豊かにするもの、それが展覧会だ。



 昨年の筆者の記事よりおしゃれな日本のマダムから筆者にメイルを送って下さるかたがたが増えた。



マダム達の活き活きした行動は、メイルを読むだけで伝わって来て元気をいただいている。



さらなる飛躍を実現したアリ・セス・コーエン。



彼に触発されて、美しいマダムたちを見つけては筆者も撮影して来た。



筆者は女性だが、声をかけて撮影をさせていただくのは、恥ずかしい。男性のアリ・セス・コーエンならなおさらであろう。



ドイツ、ハンブルグのライス・ハレ( Laeiszhalle Kleiner Saal)というコンサートホールで 「Verdi Nacht mit Solisten der Berliner Opernhäuser 」というコンサートで見つけたベルリンからこのコンサートのために一人でハンブルグに来たというおしゃれなマダム。

DSC_0585s.jpg      
verdi_nacht.jpg DSC_0599s.jpg 

https://www.elbphilharmonie.de/de



https://www.elbphilharmonie.de/de/programm/verdi-nacht/7784



ライス・ハレ( Laeiszhalle)は、北ドイツ放送交響楽団(NDR Elbphilharmonie Orchester)とハンブルク交響楽団(Hamburger Symphoniker)の本拠地である。



ちなみに20171月のエルプフィルハーモニー・ハンブルク(Elbphilharmonie Hamburg)の開館に備えて、当楽団の名称を「北ドイツ放送交響楽団」から「北ドイツ放送エルプフィルハーモニー管弦楽団」(NDR Elbphilharmonie Orchester)に改めた。



筆者は、「Laeiszhalle Hamburg Großer Saal Sun, 16 Oct 2016  11:00

NDR Elbphilharmonie Orchestra / Igor Levit / Thomas Hengelbrock Szymanowski /Strauss / Mozart


を取材して来たが、ほぼ満席でスタンディングオベオベーション(Standing ovation)で拍手がなかなか鳴りやまなかった。

重厚でかつ繊細な演奏は、心にしみいるものだ。


Performers
NDR Elbphilharmonie Orchester

Igor Levit piano

conductor Thomas Hengelbrock


Programme
Karol Szymanowski

Konzertouvertüre E-Dur op. 12


Wolfgang Amadeus Mozart
 Konzert für Klavier und Orchester A-Dur KV 488
 

Auszüge aus »Thamos, König in Ägypten« KV 336a
 

Richard Strauss

20173月には来日するので待ち遠しい。



アリ・セス・コーエンが望んでいるのは、おしゃれなマダムへの賞賛とそれに続く人々が増えることであろう。



今後も活動を広げて行っていただきたい。





☆構成



「イントロダクション」



NYを含めた世界のカラフルなコーディネートスタイルをまとめた「Rock'n color



ロンドンチェックなど伝統的なモチーフやアンティークグッズを取り入れたスナップを紹介する「Native trad



カジュアル&リゾートをテーマにした「Powerful resort



モノトーンのなかに個性を感じるスタイルやオーセンティックなファッションスタイルを特集する「Modern monotone







20161019日(水)~31日(月) 10:0020:00



※入場は19:30まで



■入場時間:午前10時〜午後730



※最終日の入場時間は午後530



■そごう神戸店 本館9階=催会場



■入場料:一般・大学生 500円、高校生以下無料





主催:そごう神戸店  



協力:アルバトロス・フィルム、大和書房、日本ユニ・エージェンシー



(C)Ari
Seth Cohen







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   会期終了まで時間がないため、速達でお送りするなどお届けするのに最善を尽くします。ご当選のお知らせメイルをお待ち下さいませ。



  



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特別展 東山魁夷―自然と人、そして町   Kaii Higashiyama: Nature, Men and Towns [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

特別展



東山魁夷―自然と人、そして町
 



KaiiHigashiyama: Nature, Men and Towns



緑響くw.jpg 



≪緑響く≫ 1982年 長野県信濃美術館
東山魁夷館蔵

            



 国民的画家と呼ばれた東山魁夷(ひがしやまかいい)の初期から最晩年までの代表作を集めた特別展が、広島県立美術館において2016917()から好評開催中だ。



九州国立博物館において大変好評を得た展覧会の巡回展だ。



大規模な展示替えがあり、現在は後期の展示がなされている。



作品の多くに青い絵の具を使うことから「青の画家」とも呼ばれる東山魁夷。



その絵画には、心洗われる。



見どころは、唐招提寺御影堂障壁画(とうしょうだいじみえいどう しょうへきが)で水墨画表現に挑んだ東山魁夷の最高傑作だ。



これは、構想から完成までに10年も要したという。



国宝鑑真和上坐像を奉安する御影堂は、唐招提寺境内の北側にあり、土塀で囲まれている。もとは、1649年、興福寺一乗院に建立された寝殿造(しんでんづくり)の美しい重要文化財である。昭和39年(1964年)に現在地に移築された。



この障壁画は、毎年数日間のみ公開されて来たが、現在、唐招提寺の建物修復工事のため、御影堂はこれから数年は拝観できない。



また、関西に住んでいてもなかなか拝見する機会がなかなかないほどなのだ。



しかし、広島県立美術館では、この唐招提寺御影堂障壁画(床の間の絵及び襖絵全六十八面)を、御影堂内部を可能な限り再現展示するという大変貴重な展覧会が行なわれているのだ。



唐招提寺御影堂障壁画内部w.jpg 



                                    唐招提寺御影堂内部



総延長76mにも及ぶこの大画面には、奈良・唐招提寺の開祖となった唐の高僧・鑑真(がんじん)
和上のふるさと中国と、鑑真がさまざまな苦難の末にたどり着いた日本の風景が描かれている。



この展覧会では、御影堂内部をほぼそのままに再現するため、この東山魁夷の記念碑的大作を間近に見ることができる。

唐招提寺御影堂障壁画 濤声(部分)w.jpg



                ≪唐招提寺御影堂障壁画 濤声(部分)≫ 1975年 唐招提寺蔵



何から何まで広島初! お見逃しなく!



なお、障壁画のみは他2会場へ巡回予定だが、この展覧会は、この九州展と広島展のみ。



全国からの来場者が押し寄せている。



 ☆唐招提寺とは?



奈良市五条町にある中国・唐出身の僧鑑真が建立した寺院。



11年におよぶ6回目の渡航でようやく来日したが、鑑真自らは失明してしまっていた。



南都六宗の一つである律宗の総本山。



唐招提寺は1998年に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録。



☆唐招提寺



    http://www.toshodaiji.jp





 その他、 《道》(1950年)や《緑響く》(1982年)にくわえ、ヨーロッパや京都の古都の面影を描いた風景画など、約80件 展示。

道w.jpg 



                              ≪道≫ 1950年 東京国立近代美術館蔵







広島に唐招提寺御影堂障壁画がやって来るのは大変珍しいこと。



この機会をお見逃しなく。



☆構成



I 模索の時代(戦前)



II 自然との対話 日本の風景/北欧の風景



III 古都の佇まい 古都の佇まい:京洛四季/ドイツ・オーストリア紀行



Ⅳ唐招提寺御影堂障壁画



V 終わりのない道





      会期:2016(平成28)年917日(土)~1030日(日)



              開館時間:9:0017:00



              休館日:月曜日(祝日の場合は開館)



              会場:3階企画展示室



              ※金曜日は2000まで



              ※入館は閉館30分前まで



              ※会期中、展示替えあり。



         (前期:917日~102日 後期:104日~1030日)



☆ホームページ



http://www.hpam.jp



☆学芸員によるギャラリートーク



              日時: 1014日(金) 18:00



              ※聴講無料。入館券をお求めの上、会場入口付近集合。





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特別展『始皇帝と大兵馬俑』 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]



特別展『始皇帝と大兵馬俑』



中国全土を初めて統一した、秦の始皇帝。



2200年前の紀元前221年といわれている。



その巨大な陵墓近くに埋められた死者を埋葬する際に副葬された陶製の俑のうち、兵士及び馬をかたどったものを一般的に指す。



しかし、兵馬俑といえば誰もが始皇帝陵のものを思い描くほど、その代名詞にもなっている。その数は約8,000体にも及ぶ。



新たな研究や最新の発掘成果を取り入れながら、秦王朝と始皇帝にまつわる重要かつ多彩な文物を一堂に紹介する展覧会。

 

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201675()102日(日) 国立国際美術館

 


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第71回 春の院展 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

71回 春の院展


 DSC_0104s.jpg

                                撮影 浦 典子



常に日本画壇をリードし続ける日本美術院の巨匠から新鋭作家まで意欲溢れる新作の数々を展示する春の院展がそごう神戸店で96()から始まった。



髙島屋京都店での展覧会については以下で記しているので参照されたし。



http://art-news-jp.jimdo.com/2016/06/01/70-春の院展/



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-06-02





その記事の巡回予定の項で、97()から神戸展が開催されると記したのだが、実際は96()から始まっている。



筆者は日本美術院からの発表に基づいて記したのだが、お許しいただきたい。



日本美術院は、明治31(1898)に岡倉天心らによって創設された。一時は中断したが、大正3(1914)横山大観らによって再興。



以来、脈々と続いた在野精神を受け継ぎ、近代日本画の発展に輝かしい足跡を残して来た。



同人作家の作品33点をはじめ、招待作家、受賞作品、関西在住作家の入選作を合わせた約140余点を一堂に展示。



髙島屋京都店で鑑賞なさったかたもこの展覧会では、入口付近に神戸出身の画家を展示するなどレイアウトも違うので、また違った印象で展覧会を楽しめる。

DSC_0106s.jpg 



なお、「春の院展」の文字は、日本美術院 初代理事長・安田靫彦(やすだ
ゆきひこ)によるものという。



安田靫彦については以下で記しているので参照されたし。



「遊亀と靫彦 ─師からのたまもの・受け継がれた美─」



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2014-11-22-1





また、展覧会出口付近では、院展にゆかりの横山大観、安田靫彦、小倉遊亀、片岡球子、平山郁夫などの作品が並ぶ。こちらは、購入も可。

これらの鑑賞もお忘れなく。

  DSC_0113s.jpg





◎日本美術院同人(敬称略 推挙順)



郷倉 和子、松尾
敏男、後藤 純男、下田 義寛、小山 硬、鎌倉 秀雄、福井 爽人、伊藤 髟耳、田渕 俊夫、那波多目 功一、手塚 雄二、福王寺 一彦、梅原 幸雄、清水 達三、宮廻
正明、菊川 三織子、西田 俊英、松村 公嗣、大矢 紀、高橋 天山、川瀬 麿士、吉村 誠司、村上 裕二、大野 百樹、今井 珠泉、倉島 重友、清水 由朗、齋藤 満栄、小田野
尚之、宮北 千織、大野 逸男、北田 克己、村岡 貴美男、井手 康人



 ※松尾 敏男氏は201684日にご逝去。(不出品)



 ※郷倉 和子氏は2016412日にご逝去。



心よりご冥福をお祈りいたします。





 主催/公益財団法人日本美術院、神戸新聞社



 後援/兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会



201696()11()



 ■本館9階=催会場



 ■入場時間/午前10時〜午後730



 ※各日午後8時閉場



 ※最終日は入場午後530分まで。(午後6時閉場)



 ■入場料(税込)/一般600円、大学生400円 [高校生以下無料]



 ※ミレニアム/クラブ・オンカード会員さまは、200円割引。



 ※障がい者手帳各種ご提示で、ご本人さまとご同伴1名さままで無料。



☆ウェブサイト



     https://www.sogo-seibu.jp/kobe



☆日本美術院ウェブサイト



http://nihonbijutsuin.or.jp





☆ギャラリートーク



910() 午後2時から 山田 伸



911() 午後2時から 守 みどり (各回約60)





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☆巡回予定



新潟展



921()926()/新潟三越



栃木展



101()116()/さくら市ミュージアム



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マリンワールド海の中道 「夜のすいぞくかん」 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]



マリンワールド海の中道



「夜のすいぞくかん」



 



撮影 浦 典子 



福岡県マリンワールド海の中道において、「夜のすいぞくかん」が好評開催中だ。



 毎年、恒例で行われており、1800になると館内の照明が夜モードに変わる。



生物の夜の姿も観察できるという一回の来場で水族館の2つの顔を楽しめるという何ともお得なイベントだ。



昼から訪れると入れ替えなく、そのまま楽しめるので思う存分満喫できるのだ。



  今年は、村松亮太郎率いるクリエイティブカンパニーNAKEDとのコラボレーションが初めて実現。



村松亮太郎は、東京国立博物館や東京駅などのプロジェクションマッピングを成功させてきた日本における第一人者だ。



村松亮太郎については以下で紹介しているので参照されたし。



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-11-13



 



 福岡県のマリンワールドが素晴らしいということは、海遊館を有する大阪の筆者にも情報は届いていたし、村松亮太郎のプロジェクションマッピングが行なわれているというので、九州出張中に取材にお伺いした。



 まず、広報ご担当のかたのはつらつとした対応とスタッフの皆様のすばらしい接客応対に感激した、というのが第一印象。



 聞けば、元イルカのトレーナーをしていらしたという。



初めて、マリンワールドのお伺いしたが、来場者の顔が活き活きとして楽しんでいる様子が手に取るようにわかる。



イルカのショーなどには多くの固定ファンもいるようで、いかに地域の皆様に愛されている施設かということがわかった。



ショーの終了後も、イルカとトレーナーの「復習」が行われており、見学することができるのも大変珍しい。



また、驚いたのは、トレーナーのかたがたの所作だ。凛として気品があり、世界的なバレエやショーなど芸術と通じる格調の高さが感じられる。



また、マリンワールドは福岡という土地のイメージアップに貢献していることがよーくわかった。



筆者の福岡に対する印象はもともといいのだが、マリンワールドに伺ってさらによくなった。



☆イベント



「ウミホタルの発光実験」



「夜のラッコライブ」ラッコの夜ご飯を小型カメラで実況中継する



「イワシの癒しタイム」



「夜のイルカショー」



「釣っとーと?~これが釣りの世界タイ!~」



「シャレード伯爵の潔癖で奇才な謎解き
マリンワールドの謎解きパーティー



  ~海の世界のファンタジア~」



 



  などなど多くのイベントが目白押しなので、タイムスケジュールをうまく組んで見逃さないようにしよう。



これらは、すべて体験できるように配慮されているのがうれしい。



ぜひ、多くのお子さんにも体験していただきたい。



また、帰って多くのかたに、生物や人間との共存、人間ができる保護、エンターテインメントとは・・・



などなどさまざまな観点から鑑賞していただきたい。



いろいろなことがマリンワールドから学べるはず。



なお、「夜のすいぞくかん」は919日(月祝)まで。



マリンワールドは、リノベーションのため、102日以降、休館する。リニューアルオープンは2017年(平成29年)4月中頃の予定。



 



 



開催期間



     2016年(平成28年)93日(土)~19日(月祝)の土日祝日 9302130



    ※入館は2030まで



開催場所



    福岡市東区大字西戸崎18-28



料金



    <入館料>



    大  人 2,160



    中学生 1,180



    小学生  820



    幼児(4歳以上) 570



    ※その他、一般団体割引、学校割、シルバー割引あり。



お問い合わせ



    マリンワールド海の中道



TEL



    092-603-0400



URL



    http://www.marine-world.co.jp    



 



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企画展  ー生誕130年ー富本憲吉 憧れのうぶすな [美術館  ARTNEWS アートニューズ]



企画展  ー生誕130年ー 富本憲吉 憧れのうぶすな



日本近代陶芸の巨匠・富本憲吉。



富本憲吉は、現在の奈良県安堵町に生まれ、奈良を代表する芸術家として名高い。



富本憲吉については、筆者は以下で記しているので参照されたし。



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2011-09-23



富本憲吉は、彼の郷土、安堵町を「うぶすな」と呼んだ。



「うぶすな」とは、「産土」とも書き、その人の生まれた土地や生地を指す。



また、「産土神 (うぶすながみ) 」の略で生まれた土地の守り神をも指す。



富本憲吉の作品には故郷の風景から生まれた図案も多数用いられている。



富本憲吉の芸術と「うぶすな」である安堵とのかかわりを紹介する展覧会が、奈良県立美術館で開催中だ。



富本芸術を通して、奈良の歴史と伝統文化の魅力を味わえる新しい切り口の展覧会だ。



富本憲吉が、安堵町を「うぶすな」と呼ぶ意味は、単に生まれた土地を指すばかりではなく、同時に守り神に守られていると感じていたからと筆者は考える。また、富本憲吉が生涯をかけて取り組んだ「陶芸」の道。



それには、大切な「土」が必要だ。



「うぶすな」という言葉は、富本憲吉が身をもって感じ入った言葉なのだろう。



お見逃しなく。



 



 期 間  平成28年8月5日(金)から9月25日(日)



  開館時間 9:00~17:00 (入館は16:30まで)



  休館日  月曜日 ただし、9月19日(月)は開館、9月20日(火)は休館



 



開催場所



奈良県立美術館



 



お問合わせ先



0742-23-3968
(奈良県立美術館)



 



料金



一般 400(300) 大・高生 250(200) 中・小生 150(100) ( )内は20名以上の団体料金



URL



http://www.pref.nara.jp/11842.htm



 



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忍性―救済に捧げた生涯― [美術館  ARTNEWS アートニューズ]



忍性―救済に捧げた生涯―



DSC_0006s.jpg

                         撮影 浦 典子

 奈良生まれの名僧、忍性(にんしょう)。



あまり知られていないが、鎌倉時代、西大寺の叡尊を師として律宗の興隆に努め、戒律の復興と弱者救済に奔走した名僧だ。



来年2017年は忍性の生誕800年にあたる。その生誕800年を記念し、ゆかりの寺院の名宝・文化財を一堂に集めた忍性の偉業を偲ぶ展覧会が、奈良国立博物館で行なわれている。



良観房忍性(りょうかんぼうにんしょう)は、建保5年(1217年)に大和国城下郡屏風里(現在の奈良県磯城郡三宅町)で生まれた。



早くに亡くした母の願いをうけて僧侶となり、西大寺の叡尊(えいそん)を師として、真言密教や戒律受持の教えを授かった。



特にハンセン病患者を毎日背負って町に通ったという話(『元亨釈書』等)が知られ、忍性は貧者や病人の救済に力を注いだのだ。後醍醐天皇からは「菩薩」号を追贈されている。



ハンセン病患者はつい最近までいわれのない差別を受けて来た歴史があるだけに、今から800年も前に差別と闘い、救いの手を差し伸べた忍性には頭が下がる。また、もっと前から評価をされるべき僧である。



忍性の後半生は活動の拠点を鎌倉に移し、より大規模に戒律復興と社会事業を展開した。



忍性についての展覧会はこの展覧会が初めて。そのため、展覧会のキャプションから図録に至るまで、大変わかりやすく噛み砕いた平易な文章で綴られ、運営サイドの配慮が行き届いている。



また、忍性研究の最新情報が展示されているのだ。



忍性の名を広く一般に知らしめたこの展覧会の意義は大きい。



お見逃しなく。



☆見どころ



()は所蔵



○国宝 鉄宝塔(奈良・西大寺)



○重要文化財 東征伝絵巻(とうせいでんえまき)



 ※前期・後期で巻き替え



戒律を伝えるために来朝した唐僧・鑑真和上(がんじんわじょう)688763)の生涯を全5巻に描く高僧伝絵巻(こうそうでんえまき)。見返(みかえし)に記される墨書銘および奥書によって、永仁6年(1298)に鎌倉極楽寺の忍性が唐招提寺に施入したもの。絵は全巻を六郎兵衛蓮行(れんぎょう)が描き、詞書はいずれも忍性と交際のある関東在住の人々の筆と知られる。



(奈良・唐招提寺)



○重要文化財 忍性骨蔵器 額安寺五輪塔納置品(にんしょうこつぞうき)



(文化庁)



忍性の遺骨を納めた水瓶形(すいびょうがた)の骨蔵器。表面には24行全347字の銘文が刻まれている。



忍性の遺骨は本人の遺言に従って三分され、奈良の額安寺、同竹林寺、鎌倉の極楽寺に埋葬された。本品は額安寺に納められたもので、境内北の奥の院に建つ高さ2m90㎝の五輪塔の地下から見つかった。竹林寺の骨蔵器とほぼ同形で、銘文もほぼ一致する(が、一文字分少ない)。忍性本人に関わる直接遺品。本品の近くに追納された弟子や結縁者の分骨容器(円筒形、五輪塔形などの銅製容器)もすべて展示。



○重要文化財 忍性骨蔵器 竹林寺五輪塔納置品(にんしょうこつぞうき)



(奈良・竹林寺)



忍性の遺骨を納めた3つの容器の中の1つ。民衆教化、救済事業の大先達である行基を忍性は敬愛していたようで、分骨先にあえて行基の墓所がある竹林寺を選んでいる。骨蔵器が水瓶形であるのは行基の舎利瓶が銀製の水瓶であったことに倣ったものと思われる。さらに行基の舎利瓶は八角形の石櫃に納められていたというが、竹林寺の忍性墓だけは巨大な八角形の石櫃を設けて骨蔵器を格納している(この石櫃も展示)。



○重要文化財 忍性骨蔵器 極楽寺五輪塔納置品



(にんしょうこつぞうき)



(神奈川・極楽寺)



鎌倉・極楽寺の西方高台に位置する忍性五輪塔の地輪内に格納されていた骨蔵器。額安寺、竹林寺と並んで三つの骨蔵器の一つであるが、本品だけは水瓶形というよりも華瓶に近い形状で、全面に鍍金が施されている。銘文は奈良の二器とほぼ同内容であるが、末尾の文言に若干の違いがある他、奈良の二器が嘉元元年八月とするのに対して本品は十一月と刻まれ、三か月の差がある。



※忍性の遺骨が三分された奈良の額安寺、同竹林寺、鎌倉の極楽寺から骨蔵器が同時公開中!



大変珍しい展覧会だ。



 



会 期 平成28723日(土)~919日(月・祝)



会 場 奈良国立博物館 東新館・西新館



休館日 毎週月曜日 ※ただし919日は開館



開館時間      午前930分~午後6



※毎週金曜日は午後7時まで



※入館は閉館の30分前まで



観覧料金     



 
一般 高校・大学生     小・中学生



当日    1,300    900      500



前売・団体    1,100    700      300



※入館は閉館の30分前まで



※団体は20名以上。



※障がい者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料。



※この料金で、名品展(なら仏像館・青銅器館)も観覧可。



※奈良国立博物館キャンパスメンバーズ会員の学生の方は、当日券400円。観覧券売場にてキャンパスメンバーズ会員の学生であることを申し出、学生証をご提示のこと。



☆ホームページ



http://www.narahaku.go.jp/



 



出陳品 出陳品
118件(うち国宝17件、重要文化財35件)



展覧会図録     A4版 294ページ 2,500



☆公開講座



910日(土)「三つの忍性墓について」



  吉澤 悟(当館学芸部列品室長)



※いずれの回も、午後130分~3時(午後1時に開場し、入場券を配付)。



当館講堂にて。定員194名(先着順)。聴講無料。              



※入場の際には本展の観覧券もしくはその半券、各国立博物館パスポート等をご提示のこと。



 



主 催 奈良国立博物館、読売テレビ、読売新聞社



特別協力 極楽寺(鎌倉)、真言律宗総本山
西大寺、神奈川県立金沢文庫



後 援  文化庁、奈良市教育委員会、奈良県三宅町、NHK奈良放送局、奈良テレビ放送



協 力  凸版印刷、キヤノン、浄土寺(三宅町)、奈良芸術短期大学、奈良教育大学、日本香堂、仏教美術協会 



          



☆読者プレゼント 



   1020名様にご招待券 プレゼント



   あて先 :  loewy@jg8.so-net.ne.jp



   件名:展覧会名と会場名



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締切:http://art-news-jp.jimdo.comにてUPした翌日の午前零時



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あの時みんな熱かった!アンフォルメルと日本の美術 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]



あの時みんな熱かった!アンフォルメルと日本の美術



      撮影 浦 典子           



   1956(昭和31)年、パリで活躍する美術評論家ミシェル・タピエ(  Michel Tapié)がセレクトし、「アンフォルメル」(Art informel)と名付けた未定形の芸術群が、日本に上陸した。



これらは、当時の欧米の最新の美術作品であった。



フランスを中心としたヨーロッパ各地では激しい抽象絵画が多く、アメリカ合衆国ではアクション・ペインティングなど抽象表現主義の運動が活発であった。



「もはや戦後ではない」が流行語となった時代、日本の芸術家にもそのムーヴメントは強烈な衝撃を与えた。それは、洋画や彫刻のみならず、日本画や陶芸、生け花といった日本の伝統的な表現ジャンルにもおよび、アンフォルメルの"熱い"表現が爆発的に流行したのだ。



日本の美術史上例を見ないほど熱かった時代の現象を21世紀の今、紹介しようとする展覧会が京都国立近代美術館で開催中だ。



ジャン・デュビュフェ(Jean
Dubuffet
)はアンフォルメルの先駆者とみなされ、従来の西洋美術の伝統的価値観を否定して、「生の芸術」を提唱した20世紀のフランスの画家だ。



子供、田舎の民衆芸術、アフリカなどの原始美術、精神障がい者などによる絵画をアール・ブリュット(Art Brut)=生の芸術と呼んで賛美した。



今もなお、フランスではアール・ブリュットこそ芸術とばかりに展覧会が積極的に開催されている。



ジャン・デュビュッフェ(190185)《ご婦人のからだ(「ぼさぼさ髪」)



デュビュッフェとともにアール・ブリュットの展覧会を企画した評論家ミシェル・タピエは、フランスのほかにもヨーロッパ各地やアメリカ合衆国において、表現主義的な激しい抽象絵画の波を受け、1951年にアメリカからアクション・ペインティングの画家、ジャクソン・ポロックやウィレム・デ・クーニングを招き展覧会を企画したのだ。



ジャクソン・ポロックについては、以下で記しているので参照されたし。



☆特別展 生誕100年ジャクソン・ポロック展



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2012-01-14



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2012-03-06



2006年にはポロックの作品が14000万ドル(当時のレートで約165億円)で売れ、それまでの芸術作品の史上最高額を叩き出し、「世界一価格の高い画家」と呼ばれている。



2012年の日本でのポロックの展覧会が大きな反響を呼んだことも事実だ。



そのポロックをヨーロッパ美術界に紹介した人物が、ミシェル・タピエだ。



この展覧会では、ミシェル・タピエの選択眼にかなった作品から「アンフォルメル」に影響を受けた日本の芸術家まで一人一作品というコンセプトで展示されている。



この展覧会の企画者である平井章一京都国立近代美術館主任研究員は、アートニューズの読者のためだけに以下のように話してくれた。



「当時の美術界における前衛的な動きを感じ取っていただきたい。16メートルにおよぶ篠原 有司男(しのはら うしお)の《ボクシング・ペインティング》は、その巨大さゆえに展示しにくい作品だ。



終戦後、わずか約10年のこのころは、今より熱かった。そんなエネルギーを感じていただきたい。



原則、一人一作品の展示にしたので、作家の紹介文やどの作品を選定するのかに苦心した。



壁を黒くし、照明を暗くしてスポットライトを作品に当て、作品が浮き上がって来るような展示に工夫をした。



そんな細かいところも併せて鑑賞していただきたい。」



 



吉原治良、堂本印象、高松次郎、工藤哲巳、白髪一雄、白髪一雄、岡本太郎、勅使河原蒼風、松谷武判など誰もが知る作家の作品も展示されている。



岡本太郎 燃える人 1955 油彩・キャンバス 東京国立近代美術館



パリ在住の松谷武判(まつたに たけさだ)の展覧会は、昨年の20151010日(土)〜126日(日)西宮大谷記念美術館にて開催されたばかり。



松谷武判は、筆者のインタビューに真摯に答えてくれ、ニューヨークの個展の準備が忙しい中、展覧会の図録を封筒書きも自筆で筆者に送って来てくれたことが思い出される。



この展覧会で作品を見つけた時には、衝撃が走る思いであった。



京都国立近代美術館の内覧会の後、九州に取材に上がったのだが、そこでも松谷武判の作品と出会えた。



この展覧会は、不思議なご縁を紡ぎ出してくれた。



 21世紀の今、保守に流れがちな美術。60年も前に今よりも前衛であった時代の熱さを教えてくれる展覧会だ。



この頃の作品にはパワーがあり、希望がある。今、この展覧会をしておかなければ、次世代に引き継げない。



美術史上、意義のある展覧会でもある。



この展覧会は京都国立近代美術館のみの開催。



お見逃しなく。



 



会期



2016729日(金)~ 911日(日)



開館時間



午前930分~午後5



 ※会期中の金曜日は午後8時まで開館



 (いずれも入館は閉館の30分前まで)



休館日



毎週月曜日



主催



京都国立近代美術館



観覧料



当日     前売り  団体(20名以上)



一 般 900   700      600



大学生 500 
 350      250



高校生・18歳未満
無料



 



※本料金でコレクション展も鑑賞可。



※心身に障がいのある方と付添者1名は無料。



  (入館の際に証明できるものをご提示のこと)



☆ギャラリー・トーク



日時:



94日(日) 午後1時~130



講師:平井章一京都国立近代美術館主任研究員(本展企画者)



会場:京都国立近代美術館 3階企画展示室



※聴講無料、要観覧券、開始10分前に1階インフォメーション集合。



 



☆京都国立近代美術館



www.momak.go.jp



☆読者プレゼント 



   1020名様にご招待券 プレゼント



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安野光雅のふしぎな絵本展 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]



安野光雅のふしぎな絵本展



ふしぎなさーかすs.jpg

?



????????????????????????????????????? 『ふしぎなさーかす』1971



作品はすべて津和野町立安野光雅美術館所蔵 [コピーライト]空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館



福岡市中央区天神にある三菱地所アルティアム(イムズ8F)において、画家で作家の安野光雅の展覧会が開催中だ。



以前、おかざき世界子ども美術博物館で行われた「安野光雅のふしぎな世界・空想工房の絵本展」についての筆者の以下の記事をご覧になった九州地区の読者からこの展覧会のことも記事に書いて紹介してほしいとメッセージをいただいた。そのかたがたはすでにこの展覧会に行かれたとのこと。



少しでも筆者の記事がお役に立てたのならうれしい限りだ。



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-05-27



福岡に出張中だったのでさっそくアポイントを取り、取材に上がった。



画家、絵本作家、装丁家として幅広い活躍を続ける安野光雅は、今年90歳を迎え、お元気で活躍中という。



筆者も安野光雅の「ふしぎなえ」や「さかさま」という絵本を読み、安野のとりこになった一人だ。



島根県津和野町で生まれた安野光雅は、山口師範学校研究科を修了後美術教員として上京、教師をしながら絵を描くなどしていたという。



1968年に刊行された「ふしぎなえ」(福音館書店)はフランス旅行で目にしたエッシャーに大きな感銘を受けたこともあり制作されたもので、安野の代表作のひとつだ。



ふしぎなえ.jpg

??????????????????????? 『ふしぎなえ』1968



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エッシャーとは?



マウリッツ・コルネリス・エッシャー(Maurits Cornelis Escher, 1898617 - 1972327日)はウッドカット、リトグラフ、メゾティントなどの版画製作などで有名なオランダの画家(版画家)である。



無限を有限のなかに閉じ込めたもの、平面を次々と変化するものや建築不可能な構造物など摩訶不思議な作品が多い。



http://www.mcescher.com/



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安野光雅の展覧会については以下で紹介しているので参照されたし。



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☆安野光雅が描く
洛中洛外展



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2012-03-12



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2012-09-17



☆安野光雅が描いた「御所の花展」



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2014-01-16



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画家で作家で展覧会のキャプションも自身で書くという才能豊かな安野光雅。



1968年には、雑誌編集長で詩人の松村武司に数学的なセンスが認められ、数学雑誌「数理科学」(サイエンス社)の表紙絵を手掛けることになる。



安野光雅は、文理と芸術の多方面な才能を開花させた。



11年にもわたった「数理科学」の表紙絵はまとまった形で出版されることがなかったが、20143月に「空想工房の絵本」(山川出版社)として出版された。



難しい内容の「数理科学」の本も安野光雅の表紙絵を見ると、私にも解けそうと親しみを感じさせるからそれこそ「不思議」だ。



安野光雅は、絵本のノーベル賞ともいわれる国際アンデルセン賞をはじめ、2008年に菊池寛賞、2012年に文化功労者顕彰、2014年に中国文化賞など数々の賞を受賞。2001年には故郷の津和野町に安野光雅美術館が開館した。



2017年春の運行開始を予定しているJR西日本「TWILIGHT EXPRESS 瑞風(みずかぜ)」では、浦一也によるデザイン監修の下、どことなく懐かしさの感じられる「ノスタルジック・モダン」をデザインコンセプトに、車両インテリアが考えられて来た。



このたび、車内に彩りを添えるアート・伝統工芸品として安野光雅の絵が飾られることになったといううれしいニューズが88日リリースされたばかり。



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さかさま.jpg?



??????????????????????????????????????????? 『さかさま』1969



筆者が子供の頃に見た絵本。それが洛中洛外展の時に同じ作者だと結び付いた感動は衝撃的だった。



ぜひ、多くのお子さんにも体験していただきたい。



遊びと芸術と科学のコラボレーションが見事に融合した展覧会。



童心に帰って多くの美術ファンのかたにも鑑賞していただきたい。



もりのえほんs.jpg

????????????????????????????????????????? 『もりのえほん』1977



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天動説の絵本s.jpg

????????????????????????????????????????? 『天動説の絵本』1979



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ABCの本 へそまがりのアルファベット.jpg

?????????????????? 『ABCの本 へそまがりのアルファベット』1974



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会場



三菱地所アルティアム(イムズ8F



810-0001 福岡市中央区天神1-7-11 イムズ8F



TEL.
092-733-2050
10:00 - 20:00



期間



201679日(土) ? 828日(日)



開館時間



10:00
- 20:00



観覧料?



一般:400300)円  学生:300200)円



?( )は前売料金/チケットぴあ・10名以上の団体料金



?再入場可



?高校生以下、障がい者等とその介護者1名は無料



?アルティアムカード会員・三菱地所グループCARD (イムズカード)会員無料



?福岡アジア美術館「おいでよ!絵本ミュージアム2016」チケット提示で2名様まで100円引き



?



主催:三菱地所、三菱地所アルティアム、イムズ、西日本新聞社



後援:福岡県、福岡市、福岡県教育委員会、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、福岡県私立幼稚園振興協会、福岡県国公立幼稚園・こども園協会、福岡県PTA連合会、福岡市子ども会育成連合会、福岡市PTA協議会、九州朝日放送、RKB毎日放送、FBS福岡放送、TNCテレビ西日本、TVQ九州放送  



特別協力:津和野町立安野光雅美術館 



企画協力:アートキッチン 



協力:九州大学芸術工学研究院
城研究室、設計機構ワークス、hact、ブルームーンデザイン事務所



?



☆イベント 



○安野光雅のふしぎな絵本展 参加型企画「みつけたよ!」カード



日時:会期中随時 参加無料 ※要・展覧会チケット



協力:まちのアトリエ



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○ミニ・ワークショップ 鏡とあそぼう



開催日: 2016/8/27
11:00
?



?  参加無料・予約不要・随時参加 ※要・展覧会チケット



?  対象:4歳?小学生(要・保護者同伴)



?協力:まちのアトリエ



問合:三菱地所アルティアム TEL
092733-2050



?



☆三菱地所アルティアム 



   http://artium.jp



☆津和野町立安野光雅美術館



   http://www.town.tsuwano.lg.jp/anbi/anbi.html



☆読者プレゼント 



   510名様にご招待券 プレゼント



   あて先 :  loewy@jg8.so-net.ne.jp



   件名:展覧会名と会場名



   本文:ご住所、お名前



   をお書きの上どしどしご応募下さい。



?????? 締切:http://art-news-jp.jimdo.comにてUPした日の午前零時



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   発送をもって当選と代えさせていただきます。



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?※画像および記事の無断転載禁止



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パリ・オペラ座 オーレリ・デュポン引退公演「マノン」劇場公開 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]



パリ・オペラ座



オーレリ・デュポン引退公演「マノン」劇場公開



 



2016.8.208.26 シネ・リーブル梅田



バレエ史上最も多くの ファンに愛されたバレエダンサーの一人であるオーレリ・デュポン。



その引退公演「マノン」には、主役のオーレリ・デュポンだけでなく、ステファン・ビュリオン、アリス・ル
ナヴァン、バンジャマン・ペッシュ、カール・パケットなど豪華エトワールが参加している。



しかもオーレリ・ デュポンの相手役を務めたゲスト・ダンサーのロベルト・ボッレはミラノ・スカラ座バレエ団エトワールであり
アメリカン・バレエ・シアターのプリンシパルだ。



オーレリのためにトップダンサーが集結した引退公演は、ファンに大きな感動を与え、オーレリ・デュポンにとってはダンサー人生の素晴らしい幕引きとなった。



 



出演:



マノン・レスコー:オーレリ・デュポン



デ・グリュー:ロベルト・ボッレ



レスコー:ステファン・ビュリョン



レスコーの愛人:アリス・ルナヴァン



ムッシューG.M.:バンジャマン・ペッシュ



看守:カール・パケット



 



指揮・編曲:マーティン・イェーツ



 演奏:パリ・オペラ座管弦楽団



 美術:ニコラス・ジョージアディス



 振付:ケネス・マクミラン



 監督:セドリック・クラピッシュ



収録:2015518日  パリ・オペラ座 ガルニエ宮(フランス)   配給:カルチャヴィル合同会社  配給・宣伝協力:dbi inc.



 



 



 









 



 ※画像および記事の無断転載禁止



 




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特別展 東山魁夷自然と人、そして町  Kaii Higashiyama: Nature, Men and Towns [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

特別展

東山魁夷自然と人、そして町
 

Kaii
Higashiyama: Nature, Men and Towns

 

02 ポスター(縦)s.jpg            

                                                             画像提供   九州国立博物館

 

国民画家と呼ばれた東山魁夷(ひがしやまかいい)の初期から最晩年までの代表作を集めた特別展が、九州国立博物館において2016716()から好評開催中だ。

大規模な展示替えがあり、現在は後期の展示がなされている。

作品の多くに青い絵の具を使うことから「青の画家」とも呼ばれる東山魁夷。

その絵画には、心洗われる。

01 ポスター(縦)s.jpg 

見どころは、第二期唐招提寺御影堂障壁画(とうしょうだいじみえいどう しょうへきが)で水墨画表現に挑んだ東山魁夷の最高傑作だ。

これは、構想から完成までに10年も要したという。

国宝鑑真和上坐像を奉安する御影堂は、唐招提寺境内の北側にあり、土塀で囲まれている。もとは、1649年、興福寺一乗院に建立された寝殿造(しんでんづくり)の美しい重要文化財である。昭和39年(1964年)に現在地に移築された。

この障壁画は、毎年数日間のみ公開されて来たが、現在、唐招提寺の建物修復工事のため、御影堂はこれから数年は拝観できない。

唐招提寺御影堂障壁画(床の間の絵及び襖絵全六十八面)を、御影堂内部ほぼそのままに再現展示するという大変貴重な展覧会だ。

08 唐招提寺御影堂内部.jpg 

唐招提寺御影堂内部

総延長76mにも及ぶこの大画面には、奈良・唐招提寺の開祖となった唐の高僧・鑑真(がんじん)
和上のふるさと中国と、鑑真がさまざまな苦難の末にたどり着いた日本の風景が描かれている。

この展覧会では、御影堂内部をほぼそのままに再現するため、この東山魁夷の記念碑的大作を間近に見ることができる。

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濤声(部分)(とうせい)                  昭和50年(1975)      唐招提寺                       通期

 

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濤声(部分)(とうせい)                  昭和50年(1975)      唐招提寺                       通期

何から何まで九州初! お見逃しなく!

なお、この展覧会は、この九州展と広島展のみ。

全国からの来場者が押し寄せている。

 ☆唐招提寺とは?

奈良市五条町にある中国・唐出身の僧鑑真が建立した寺院。

11年におよぶ6回目の渡航でようやく来日したが、鑑真自らは失明してしまっていた。

南都六宗の一つである律宗の総本山。

唐招提寺は1998年に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録。

☆唐招提寺

    http://www.toshodaiji.jp

 

 その他、 《道》(1950年)や《緑響く》(1982年)にくわえ、ヨーロッパや京都の古都の面影を描いた風景画など、約80件 展示。

03 道.jpg 

道(みち) 昭和25年(1950)      東京国立近代美術館    通期

 

06 緑響く.jpg 

緑響く(みどりひびく) 昭和57年(1982)      長野県信濃美術館 東山魁夷館      通期

 

取材の帰り、太宰府天満宮にお参りした後、参道を歩く。

以前、本家と元祖で争っていた梅が枝餅だが、今は、平和理に解決され、太宰府の店ならどこも「本物」という。しっかり焼いてもらった方がおいしいという情報を入手していたので、手焼きの店を選ぶ。

閉館後、さらにお参りした後では、多くの店が閉まっていったが、手焼きで特別に焼いてくれた。

あつあつで外はパリパリ。中はしっとりだ。

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                                    以下撮影 浦 典子

スターバックスの建築に注目。

建築家 隈研吾の「自然素材による伝統と現代の融合」というコンセプトをもとにした設計。

DSC_0930s.jpg 

 さらに駅の方に進むと梅園(ばいえん)といういい味を出している看板と店構えの御菓子處が・・・。

 おかみによると70年の歴史を持ち、かつては土佐藩の旅籠で白水楼泉屋(はくすいろういずみや)といい、坂本龍馬や頼山陽らが泊ったという。

DSC_0972s.jpg

右隣りは、長州藩の旅籠、大野屋。その隣は、薩摩藩の旅籠、松屋という。

昭和天皇にも献上した菓子『宝満山』や『うその餅』などの和菓子が有名で、川端康成、大佛次郎、松本清張、吉田茂、松永安左衛門などが愛したという。

試食は誰でもさせていただけ、手もみのお茶もふるまわれる。これは、先代からの習わしだ。

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どれも大変上品な甘さで、ぜひとも買って帰りたかったが、さらに一週間ほど福岡に滞在せねばならず買えなかったのが悔やまれる。

なぜ、筆者がさらに惹かれたというと、梅園菓子処にて九州国立博物館の展覧会の割引券を取り扱ってくれているから。(一般通常1,600円のところ1,400円)

入場料をお買い上げのかたには、梅園特製のお菓子がプレゼントされる。

DSC_0001s.jpg   DSC_0966s.jpg

おかみやそのお嬢さんの佐藤真理氏にお話を伺っていると、さまざまな情報を快く教えて下さり勉強になる。

ここのお菓子の型職人は、筆者が以前紹介した京都の老松の型職人と同じという。

弘道館の濱崎加奈子館長 著の「京菓子と琳派: 食べるアートの世界」という本の話をすると、佐藤真理氏も読んで共感したという。

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九州と京都がここでつながった。

以下で記しているので参照されたし。

☆展覧会「手のひらの自然—京菓子と琳派」

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-11-04-1

☆梅園

http://www.dazaifu-baien.jp/index.html

大阪土産を持って行こうと探していたが、なかなか難しい。

そこで、山崎豊子の実家である老舗昆布屋の小倉屋山本の製品に決めた。今年の以下の展覧会から公表されたからだ。

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-01-14

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-01-21

 その逆は、どうしたらいいだろうか。

 この梅園の製品はお取り寄せはできるが、この店舗でしか買えない。

 長く続く店には、必ず理由がある。長く続く寺にも、芸術にも必ず理由がある。

この展覧会と太宰府はそんなことを感じさせてくれた。

この機会に福岡へ行こう。

 DSC_0868s.jpg

 

  DSC_0866s.jpg

☆構成

I 模索の時代東西の名画を

II 自然との対話 日本と北欧の風景

III 古都の佇まい 京都とドイツ・オーストリア紀行

V 終わりのない道

 

会 期:

平成28716()828()

休館日:

毎週月曜日

観覧料:

一 般 1,600円(1,400円)

高大生 1,000円(800円)

小中生 600円(400円)

 *( )内は前売りおよび団体料金(有料の方が20名以上の場合)。

 *上記料金で九州国立博物館4階「文化交流展(平常展)」も観覧可。

 *障がい者手帳等をご持参の方とその介護者1名は無料。展示室入口にて障がい者手帳等(*)をご提示ください。

 *)身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳、特定疾患医療受給者証

 *満65歳以上の方は前売り一般料金。券売所にて生年月日がわかるもの(健康保険証・運転免許証等)をご提示のこと。

 *キャンパスメンバーズの方は団体料金。

 

主催:

九州国立博物館・福岡県、西日本新聞社、TVQ九州放送、日本経済新聞社

共催:

(公財)九州国立博物館振興財団

特別協賛:

ダイワハウス

助成:

(公財)福岡文化財団

特別協力:

唐招提寺  太宰府天満宮

協力:

東京国立近代美術館、長野県信濃美術館 東山魁夷館

後援:

佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、九州・沖縄各県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、北九州市、北九州市教育委員会、太宰府市、太宰府市教育委員会、西日本リビング新聞社、FMFUKUOKAcrossfmLOVEFM、西日本鉄道、九州旅客鉄道、日本自動車連盟福岡支部、NEXCO西日本九州支社、福岡県タクシー協会、福岡市タクシー協会、福岡商工会議所、太宰府市商工会、太宰府観光協会、一般社団法人日本旅行業協会、西日本文化サークル連合、西日本新聞TNC文化サークル

☆大規模な展示替えあり。

前期 = 716日(土)〜87日(日)

後期 = 89日(火)〜828日(日)

☆ホームページ

http://www.kyuhaku.jp

☆読者プレゼント 

   1020名様にご招待券 プレゼント

   あて先 :  loewy@jg8.so-net.ne.jp

   件名:展覧会名と会場名

   本文:ご住所、お名前

   をお書きの上どしどしご応募下さい。

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   発送をもって当選と代えさせていただきます。

   速達対応いたします。

 

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☆巡回予定

2016917日(土)~1030日(日)広島県立美術館


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Nicole Tapié de Céleyran 逝去 ロートレックの母方の従兄弟、ニコル・タピエ・ド・セレイラン [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

Nicole Tapié de Céleyran 逝去



ロートレックの母方の従兄弟、



ニコル・タピエ・ド・セレイラン(Nicole Tapié de Céleyran

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「特別展 石橋美術館物語 1956久留米からはじまる。」(The Story of the Ishibashi
Museum of Art: Starting from Kurume in 1956
)の記事において、ロートレック(Henri Marie Raymond de Toulouse-Lautrec-Monfa)の母方の従兄弟ニコル・タピエ・ド・セレイラン(Nicole Tapié de Céleyran)のインタビューについて述べたが、
その従兄弟であるアグネス・タピエ・ド・セレイラン(Agnès Tapié de Céleyran)から、201681219時(フランス時間)に亡くなったとの知らせを受けた。



2016811日(水)11時よりボスク城のあるCamjacで葬儀の予定。



ニコル・タピエ・ド・セレイランは、ロートレックの城を自ら住みながら、生涯守り抜いた。観光客、美術愛好家やメディアにも快く応対し、ロートレックの遺産と作品群の保存に努め、芸術の振興に寄与した功績は大きい。



 筆者は、アグネスに写真を送ったばかりの出来事だったので、大変ショックを受けている。



ここに以前、筆者がニコル・タピエ・ド・セレイランについて記した記事を彼女に捧げる。



☆ベル・エポックを生きた夢二とロートレック  生誕130年 竹久夢二展 



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2014-09-06-1



☆三菱一号館美術館コレクション(II) トゥールーズ・ロートレック展



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2011-12-09



☆特別展 石橋美術館物語 1956久留米からはじまる。



    http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-08-14 (現在、校正中で仮UP





ここに哀悼の意を表するとともに未公開の彼女の写真を捧げる。



ご冥福を心からお祈り申し上げます。



                                                                                                                



 I  wrote the article about Madame Nicole Tapié de Céleyran who is  the cousin of Henri Marie Raymond de Toulouse-Lautrec-Monfa in“The Story of the Ishibashi Museum of Art: Starting from Kurume in 1956”.


Her cousin Madame Agnès Tapié de Céleyran sent e-mail to me about her passed-away in 12th August 2016.

The funeral service will be held on Wednesday, 11 o'clock in Camjac.



Madame Nicole Tapié de Céleyran lives and keeps the castle of Henri Marie Raymond de Toulouse-Lautrec-Monfa thorough her life.


She always smiled and took care of tourist, art- lover,and media.

She was trying to preserve Henri Marie Raymond de Toulouse-Lautrec-Monfa’s masterpieces and heritage.



She promoted arts and education.



Her work is very  great.



 I am very shocked her death.



 I will present her my articles about her and Henri Marie Raymond de Toulouse-Lautrec-Monfa below.



Yumeji and Toulouse-Lautrec 


          http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2014-09-06-1

Misubishi CollectionII) Toulouse-Lautrec 


         http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2011-12-09

The Story of the Ishibashi Museum of Art: Starting from Kurume in 1956


    http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-08-14 (waiting for the curator’s proofreading

 I show a condolence here and give her unscreened photograph.



 I pray from the bottom of my heart that her soul may rest in peace.




 

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撮影 浦 典子 およびフランス観光局職員

Photo by
NORIKO URA and the staff of tourisim office in France





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特別展 石橋美術館物語 1956久留米からはじまる。 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]



特別展 石橋美術館物語



1956久留米からはじまる。



The
Story of the Ishibashi Museum of Art:



Starting from Kurume in 1956



RENOIR_Mlle Georgette Charpentier Seated.jpg

ピエール=オーギュスト・ルノワール《すわるジョルジェット・シャンパルティエ嬢》



  1876年 石橋財団ブリヂストン美術館蔵                

   画像提供    石橋美術館



石橋美術館としての最後の特別展が、201672()から好評開催中だ。



というのも福岡県久留米市にある石橋美術館は、今秋より久留米市美術館として再スタートするからだ。



石橋美術館は、1956年の開館より、周囲の美術館環境の変化に合わせながら活動を続けて来た。

まず、東西の名画を鑑賞できる美術館として。



 次に青木繁・坂本繁二郎・古賀春江ら久留米出身の画家たちを紹介する美術館として。



 そして、さまざまなイベントを通して楽しんでもらう場として、ヨーロッパの「文化サロン」のような役割を果たして来たのだ。



 その60年間の来館者数は、約3,900,000人という。



 この展覧会は、石橋美術館という名称での最後の展覧会にふさわしく、60年の活動を石橋財団コレクションでたどり、フィナーレを飾るもの。



石橋美術館関連の記事は、以下で記しているので参照されたし。



☆没後100
青木繁展―よみがえる神話と芸術



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2011-06-28



☆開館60周年記念 あなたに見せたい絵があります。-ブリヂストン美術館開館60周年記念



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2012-04-18



 



 

☆構成



◯東西の名画を



◯より多くの人に



◯坂本繁二郎・青木繁・古賀春江



◯久留米とともに



◯ともに楽しむ



 



☆見どころ



◯東西の名画を



     九州にほとんど美術館がない時代、石橋美術館は、正二郎コレクションを公開するだけでなく、東西の名画を紹介する美術館としての役割も担って来た。



 セザンヌ《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》.jpg

ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》1904-06年頃 

石橋財団ブリヂストン美術館蔵



 

 藤島武二《チョチャラ》.jpg

  藤島武二《チョチャラ》1908-09年 石橋財団石橋美術館蔵



反響の大きかった特徴ある展覧会をピックアウトし、関連作品の他展覧会図録等も展示。



◯より多くの人に



     館外展をとおし石橋美術館コレクションは、約390,000人に鑑賞された。石橋美術館で親しまれてきた作品群を図録、記録写真とともに展示。



 青木繁《わだつみのいろこの宮》.jpg

  青木繁《わだつみのいろこの宮》1907年 石橋財団石橋美術館蔵



 



◯坂本繁二郎・青木繁・古賀春江



     今までに開催してきた数々の展覧会と関連した出来事を資料とともに展示。



   展覧会の他にも青木の《海の幸》の重要文化財指定による盛り上がりや、坂本の貴重な来館記録写真なども紹介。



 

坂本《放牧三馬》.jpg 



          坂本繁二郎《放牧三馬》1932年 石橋財団石橋美術館蔵



◯久留米とともに



   久留米出身の作家についても発掘・顕彰して来た石橋美術館。展覧会を機に所蔵した作品も。



◯ともに楽しむ



     これまでに石橋美術館が取り組んできた展覧会以外の活動は、 ゲストコーナーやギャラリートーク、コンサート、修復作業、調査、子供用ワークブックなどだ。写真と作品で振り返りながら、美術館のあるべき一つの姿を提案。



 黒田清輝《針仕事》.jpg

     黒田清輝《針仕事》1890
年 石橋財団石橋美術館蔵



  



 モネ《睡蓮の池》.jpg

 クロード・モネ《睡蓮の池》1907 年 石橋財団ブリヂストン美術館蔵



  



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 佐伯祐三《コルドヌリ(靴屋)1925年石橋財団石橋美術館蔵



 筆者は、このたび、初めて石橋美術館を取材に訪れた。直方の学芸員のかたに勧められ、歴史的瞬間を見届けなければという気持ちと子供の頃、教科書で見た青木繁の《海の幸》を巡回館で見るのではなくオリジナルポジションで鑑賞したいという気持ちだ。



京都国立近代美術館で、筆者はすでに《海の幸》を鑑賞している。



その記者内覧会で当時の石橋美術館館長から久留米に来て下さいとは言われていたが、遠く離れた久留米には行けそうにないと思っていた。



しかし、このたび福岡に取材に来るにあたり、ぜひとも伺いたいという気持ちが強くなったのだ。



 



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            青木繁《海の幸》1904年 石橋財団石橋美術館蔵



 

まず、門の前で驚いたのは、花々が美しく庭が美しく整えられている。

 

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                        以下 撮影 浦 典子

 

進んで行くとパリのロダン美術館のような庭で美術館へ行く道に期待も高まる。



美術館前には、噴水を囲んで丸く花壇が設えられており、ベンチが並んでいる。まるでパリのグランパレのエントランスのようだ。



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美術館の中ほどには休憩スペースがあり、ジヴェルニーのモネの池を彷彿とさせる。



 

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ここが日本かと思うくらい、贅沢な空間だ。



 



展覧会の構成は大変よく熟慮されたもので、ただ単に所蔵作品を展示するのではなく、ストーリーを感じさせ見る者を惹きつける。



また、展覧会のタイトルにも注目だ。「1956久留米からはじまる。 」 とあるように現在形で書かれている。これは、過去形で終わらせるのではない。



この展覧会で一区切りをつけるが、終わってしまうのではなく、さらにこれから、「はじまる」のだという意味だ。



館外展の図録が展示されていたが、「ロートレック展」の図録を発見。これと同じものが筆者の実家の応接間にあった。若かりし日の母が友人と展覧会に行き、買い求めたものだ。筆者とは幼い頃、応接間にある図録を見るのが好きでよく見ていた。一目で我が家にあるものと同じだとわかった。

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母は1968年の京都展を鑑賞したのだが、その図録に載っているロートレックの作品には筆者はなかなか出会えず、2014年フランスのアルビ美術館にて初めて本物に出会えた。



幼い筆者には、絵画のインパクトが大きく、それは今でも鮮明に覚えているのだ。



石橋美術館が関与していたとはつゆ知らず、不思議な縁を感じさせられた。



フランスの観光局の計らいでボスク城にてロートレックの母方の従兄弟ニコル・タピエ・ド・セレイラン(Nicole Tapié de Céleyran)にインタビューできたのだが、筆者らにジュースやクッキーを振る舞って下さり、一生懸命語っておられるお元気な様子が目に浮かぶ。

DSCN0324ロートレック.jpg 

 

 DSCN0424.JPG



ロートレックについては、以下で記しているので参照されたし。



☆ベル・エポックを生きた夢二とロートレック  生誕130年 竹久夢二展 



http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2014-09-06-1



幼い子が見た図録。年を重ねても覚えており、このたびうれしい再会を果たすことができた。



教科書で見た青木繁の《海の幸》の鑑賞。



筆者のような体験をした人は多いに違いない。



芸術の持つ影響力の大きさを目の当たりにした感がある。



このように石橋美術館の芸術、教育において果たして来た功績は大きい。



鑑賞後、美術館の奥の庭園に行ってみた。坂本繁二郎旧アトリエが移築されており、小高い丘のベンチに座っていると時の過ぎるのを忘れるほどの穏やかな時間だ。



 DSC_0156s.jpg

そよぐ風は、ペパーミントだ。



石橋美術館は、今秋久留米市美術館として再スタートする。さらなる飛躍を期待したい。



石橋財団の名品が集まった石橋美術館60年の歴史をたどる展覧会。



会期は828日(日)まで。



九州にお住まいの方はもちろん、帰省のかた、またこの機会に「そうだ、久留米に行こう!」と旅行を思い立ってでも訪れていただきたい。



福岡は、食べ物もおいしく、人も親切。



行って後悔はない。



 



会期



201672日(土)
- 8
28日(日) 



主催



石橋財団石橋美術館



後援



久留米市、久留米市教育委員会、公益財団法人久留米文化振興会



 



入館料

個人

団体

一般

800

600

シニア (65歳以上)

600

500

大高生

500

400

中学生以下

無料



※団体料金は15名以上。



※障がい者割引あり。



休館日:月曜日



※本館のみでの開催



☆石橋美術館ホームページ



http://www.ishibashi-museum.gr.jp



☆読者プレゼント 



   1020名様にご招待券 プレゼント



   あて先 :  loewy@jg8.so-net.ne.jp



   件名:展覧会名と会場名



   本文:ご住所、お名前



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