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日本・オーストリア外交樹立150周年記念 ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 Vienna on the Path to Modernism The 150th Anniversary of the Establishment of Diplomatic Relations between Japan and Austria [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

日本・オーストリア外交樹立150周年記念

ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道

Vienna on the Path to Modernism

The 150th Anniversary of the Establishment of Diplomatic Relations between Japan and Austria

 

1.グスタフ・クリムト《エミーリエ・フレーゲの肖像》.jpg

グスタフ・クリムト《エミーリエ・フレーゲの肖像》1902年 油彩/カンヴァス 178 x 80 cm ウィーン・ミュージアム蔵 [コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz

 

 

現在オーストリアの首都、ウィーンの「世紀末文化」を「近代化(モダニズム)への過程」という視点から紐解く新しい試みの展覧会が、国立新美術館において好評開催中だ。

今日では「世紀末芸術」と呼ばれるように19世紀末から20世紀初頭にかけて、ウィーンでは、絵画や建築、工芸、デザイン、ファッションなど、それぞれの領域を超えて、新しい芸術を求める動きが盛んになり、ウィーン独自の装飾的で煌びやかな文化が開花していた。

 画家グスタフ・クリムト(1862-1918)やエゴン・シーレ(1890-1918)、建築家オットー・ヴァーグナー(1841-1918)、ヨーゼフ・ホフマン(1870-1956)、アドルフ・ロース(1870-1933)など各界を代表する芸術家たちが登場し、ウィーンの文化は黄金期を迎えていた。

それは美術の分野のみならず、音楽や精神医学など多岐にわたるものであった。

この展覧会では、18世紀の女帝マリア・テレジアの時代の啓蒙思想がビーダーマイアー時代に発展し、ウィーンのモダニズム文化の萌芽となって19世紀末の豪華絢爛な芸術運動へとつながっていった軌跡をたどる。

2019年の今年は、日本とオーストリアの外交樹立150周年を迎える。

これを記念にするにふさわしい展覧会だ。

ヨーロッパ有数の博物館として知られ、100万点におよぶ所蔵品でウィーンの歴史や文化を今に伝えるウィーン・ミュージアム。

この改修工事に伴い、同館の主要作品をまとめて公開する展覧会が実現したのも、日本とオーストリアの外交樹立150周年として実にいいタイミングだ。

出展作品は、個人所蔵の作品をあわせて東京展で約400点。

絵画や工芸はもちろん、建築、デザイン、インテリア、ファッション、グラフィックデザインなど、当時の写真や資料、この展覧会のために特別に制作されたウィーン市の都市変遷映像など、“芸術の都”ウィーンで育まれた芸術世界を網羅的に紹介する展示内容もこの展覧会の特徴だ。

☆ウィーン ミュージアム(WIEN MUSEUM

https://www.wienmuseum.at/

クリムト47点、シーレ22点、ココシュカ17点。

ウィーン世紀末の巨匠の傑作が集結。

クリムトが最愛の女性を描いた≪エミーリエ・フレーゲの肖像≫をはじめとする油彩画に加え、素描、ポスターなどのグラフィックを通して、モダニズムの黄金時代を築いた作家たちの作品世界に深く迫っている。

また、クリムトに影響を与えた画家ハンス・マカルト(1840-1884)による1879年の皇帝フランツ・ヨーゼフと皇后エリーザベトの銀婚式記念パレードの絵画、作曲家アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)が描いた絵画も見どころのひとつだ。

2.グスタフ・クリムト《パラス・アテナ》.jpg

グスタフ・クリムト《パラス・アテナ》1898年 油彩/カンヴァス 75 x 75 cm ウィーン・ミュージアム蔵 

[コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz

 

 

3.グスタフ・クリムト《第1回ウィーン分離派展ポスター》(検閲後).jpg

グスタフ・クリムト《第1回ウィーン分離派展ポスター》(検閲後) 1898年 カラーリトグラフ 97 x 70 cm 

ウィーン・ミュージアム蔵 [コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz

 

 

4.エゴン・シーレ《ひまわり》.jpg

エゴン・シーレ《ひまわり》1909-10年 油彩/カンヴァス 149.5 x 30 cm ウィーン・ミュージアム蔵 

[コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz

 

 

5.エゴン・シーレ《自画像》.jpg

エゴン・シーレ《自画像》1911年 油彩/板 27.5 x 34 cm ウィーン・ミュージアム蔵 

[コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz

 

 

6.マクシミリアン・クルツヴァイル《黄色いドレスの女性(画家の妻)》.jpg

マクシミリアン・クルツヴァイル《黄色いドレスの女性(画家の妻)》1899年 油彩/合板 171.5 x 171.5 cm 

ウィーン・ミュージアム蔵 [コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz

 

 

7.グスタフ・クリムト《愛》.jpg

グスタフ・クリムト《愛》(『アレゴリー:新連作』のための原画 No.461895年 油彩/カンヴァス 62.5 x 46.5 cm ウィーン・ミュージアム蔵 

[コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz

 

 

12.ハンス・マカルト《ドーラ・フルニエ=ガビロン》.jpg

ハンス・マカルト《ドーラ・フルニエ=ガビロン》1879-80年頃 油彩/板 145 x 93.5 cm ウィーン・ミュージアム蔵 [コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz

 

 

東京都美術館で行われていた「クリムト展 ウィーンと日本 1900」については以下に記しているので参照されたし。

☆クリムト展 ウィーンと日本 1900 Gustav Klimt: Vienna Japan 1900

   https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2019-07-02

 

☆構成

1章:啓蒙主義時代のウィーン

 女帝マリア・テレジアとその息子、皇帝ヨーゼフ2世が統治した1740年代から90年代のハプスブルク帝国の首都ウィーンでは、啓蒙主義に基づいた社会の変革が行われた。

理性や合理主義に基づき、社会の革新を目指す啓蒙主義の思想がウィーンに入ってきたのは、他のヨーロッパ諸国に比べ早くなかったが、この思想の熱烈な支持者であったヨーゼフ2世は、宗教の容認、死刑や農奴制の廃止、病院や孤児院の建設など、行政や法律、経済、教育においてさまざまな改革を実行。

ウィーンは、自由な精神をもつ知識人たちを魅了し、彼らの交流の場となることで、ヨーロッパ文化の中心地へと変貌を遂げていった。



8.マルティン・ファン・メイテンス《マリア・テレジア(額の装飾画:幼いヨーゼフ2世)》.jpg

マルティン・ファン・メイテンス《マリア・テレジア(額の装飾画:幼いヨーゼフ2世)》1744年 油彩/カンヴァス 216.2 x 162.5 cm ウィーン・ミュージアム蔵 [コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz

 

2章:ビーダーマイアー時代のウィーン

 ナポレオン戦争終結後の1814年には、各国の指導者たちが集まったウィーン会議が開催され、ヨーロッパの地図が再編された。

以降、1848年に革命が勃発するまでの期間は、「ビーダーマイアー」(独: Biedermeier)と呼ばれる。

ビーダーマイアーとは、ビーダーマンとブンメルマイアーの合成語で、「愚直な人」という意味だ。

ドイツの風刺週刊誌『フリーゲンデ・ブレッター』 (Fliegende Blatter) の中に登場する、架空の小学校教員ゴットリープ・ビーダーマイアーに由来する。

彼は、家庭の団欒や身の回りの食器や家具などに関心を向け、簡素で心地よいものを好み、華美な家具や服装を嫌った。

当初、家具の様式を指す言葉であったが、やがてこの時代の生活様式全般と精神構造を表すようになる。

また、身の回りの小世界を描くロココ趣味的なウィーンの画家たちの作品を指して「ビーダーマイアー様式」と呼ぶようにもなった。

急激な都市化と同時に政治的抑圧が強かったこの時代、それに対する反動として、人々の関心は「私的な領域」へ向く。

あらゆる著作物に対し検閲が実施されるという抑圧された環境の中、画家たちがテーマとして選んだのは、日常生活やのどかで親しみやすい都市や農村の風景画であった。

世紀末芸術が花開いた1900年頃のウィーンでは、ビーダーマイアーが文化の着想源として参照された。

日常生活に実用的な美を見出したビーダーマイアーは、後にモダニズムのモデルとなった。

ビーダーマイアーに関しては、奇しくも「国立新美術館開館5周年  リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」の筆者の記事を参照されたし。

☆国立新美術館開館5周年  リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝 

https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2012-12-06

 この記事には、「ビーダーマイヤー」と記しているが、今回の展覧会では、「ビーダーマイアー」と統一して記されているので、こちらを採用して記す。

 

11.フリードリヒ・フォン・アメリング《三つの最も嬉しいもの》.jpg

フリードリヒ・フォン・アメリング《3つの最も嬉しいもの》1838年 油彩/カンヴァス 80 x 80 cm 

ウィーン・ミュージアム蔵 [コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz

 

3章:リンク通りとウィーン

 皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の治世(1848年-1916年)に、ウィーンは帝国の近代的首都へと変貌を遂げる。

人口は、50万人から220万人にまで増加。

 近代的な大都市への変貌は、1857年に皇帝が都市を取り囲む城壁の取り壊しを命じ、新しいウィーンの大動脈となる、「リンク通り(リンクシュトラーセ)」を開通させたことに始まる。 

沿道には帝国の要となる建築物が次々と建設された。

  リンク通りは19世紀のウィーンの象徴(シンボル)であるといえよう。

1879年には画家ハンス・マカルト演出による皇帝夫妻の銀婚式を記念する盛大な祝賀パレードが開催。

また、沿道には、古典主義様式の国会議事堂、ゴシック様式の奉献教会、ルネサンス様式の大学など歴史主義建築の建物が立ち並び、さらに19世紀末にはウィーン分離派のメンバーによる建築も建設された。

 

4章:1900年―世紀末のウィーン

カール・ルエーガーがウィーン市長として活躍した時代(1897年-1910年)には、さらに都市の機能が充実する。

路面電車や地下鉄など公共交通機関も発展し、建築家オットー・ヴァーグナーがウィーンの都市デザイン・プロジェクトを数多く提案。

計画のみに終わったものもあるが、今日のウィーンの街並みは、実現されたヴァーグナーの建築によって印象付けられている。

絵画の分野では、1897年にグスタフ・クリムトに率いられた若い画家たちのグループが、オーストリア造形芸術家組合(ウィーン分離派)を結成。

1903年には、工芸美術学校出身の芸術家たちを主要メンバーとして、ウィーン工房が設立。

ウィーン分離派やウィーン工房の重要なパトロンはユダヤ人富裕層だった。

芸術家たちの実験的な精神や妥協のない創作が、この時代の傑作の数々を生み出したのだ。



9.フランツ・ルス(父)《皇后エリーザベト》.jpg

フランツ・ルス(父)《皇后エリーザベト》1855年 油彩/カンヴァス 81.5 x 58 cm ウィーン・ミュージアム蔵 [コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz

 

 

10.ハンス・マカルト《1879年の祝賀パレードのためのデザイン画―菓子製造組合》.jpg

ハンス・マカルト《1879年の祝賀パレードのためのデザイン画―菓子製造組合》1879年 油彩/カンヴァス 64 x 285.3 cm 

ウィーン・ミュージアム蔵 [コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz

 

 

13.モーリツ・ネーア《郵便貯金局メインホール》.jpg

モーリツ・ネーア《郵便貯金局メインホール》1906年 写真 65.5 x 85 cm ウィーン・ミュージアム蔵 [コピーライト]Wien Museum

 

 

14.ダゴベルト・ペッヒェ《ティーセット》.jpg

ダゴベルト・ペッヒェ《ティーセット》製作:ウィーン工房 1922-23年 象牙、エンボス加工された銀ティーポット: 19.9 x 27.4 x 16.2 cm 

ウィーン・ミュージアム蔵 [コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz

 

 

15.カール・モル《朝食をとる母と子》.jpg

カール・モル《朝食をとる母と子》1903年 油彩/カンヴァス 100.3 x100 cm ウィーン・ミュージアム蔵 

[コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz

 

 

16.《エミーリエ・フレーゲのドレス》.jpg

《エミーリエ・フレーゲのドレス》2008年再製作(オリジナル:1909年) コットンジャージー、シルクタフタ、オーガンザ 前丈:150 cm、後丈:170 cm、袖丈:63 cm ウィーン・ミュージアム蔵 [コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz

 

 

17.オットー・ヴァーグナー《カール・ルエーガー市長の椅子》.jpg

オットー・ヴァーグナー《カール・ルエーガー市長の椅子》1904年 ローズウッド、真珠母貝の象嵌、アルミニウム、革 高さ:99 cm、幅:63 cm ウィーン・ミュージアム蔵 [コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz

 

以下ヨーゼフ・ホフマン《ブローチ》の画像はフォトギャラリーを参照されたし。

https://art-news-jp.jimdo.com/2019/07/23/ウィーン-モダン-クリムト-シーレ-世紀末への道-フォトギャラリー/

 

ヨーゼフ・ホフマン《ブローチ》製作:ウィーン工房 1908-10年 銀、金箔、瑪瑙、アメジスト、赤鉄鉱、碧玉、トルコ石、ムーンストーン、珊瑚 4.9 x 4.9 cm International Friends of Wien Museum, A.P.Collection [コピーライト]Asenbaum Photo Archive

 

 

19.エゴン・シーレ《女性の肖像》.jpg

エゴン・シーレ《女性の肖像》(ウィーン工房ポストカード No.289) 1910年 カラーリトグラフ 14 x 9 cm 

ウィーン・ミュージアム蔵 [コピーライト]Wien Museum / Foto Peter Kainz 

 

 

音楽の都としても知られるウィーンだが、建築、絵画と多くの文化を生み出して来た。

筆者が初めてウィーンを訪れた時、街並みの美しさと「世紀末文化」が保存されていることに衝撃を受け、また行ってみたいと強く思ったものだ。

物価もフランスなどより安く、訪れやすい。

水道水はアルプスからの水でおいしい。すばらしい美術作品も多く、食べ物も美味。

ANAのいったん途切れたウィーンへの直行便も今は再開されている。

そんなウィーンを新たな観点から文化のプロセスを探る展覧会。

85日(月)まで。お見逃しなく。

 

会 期

2019424日(水)~85日(月)

毎週火曜日休館

開館時間

10001800

※毎週金・土曜日は2100まで

※入場は閉館の30分前まで

会 場

国立新美術館 企画展示室1E

106-8558 東京都港区六本木7222

主 催

国立新美術館、ウィーン・ミュージアム、読売新聞社

後 援

外務省、オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム、ウィーン市、ウィーン市観光局

特別協賛

キヤノン

協 賛

花王、大日本印刷

協 力

ANA、DNPアートコミュニケーションズ、ヤマトグローバルロジスティクスジャパン、ルフトハンザ カーゴ AG

 

観覧料(税込)

当日

1,600円(一般)、1,200円(大学生)、800円(高校生)

団体

1,400円(一般)、1,000円(大学生)、600円(高校生)

※中学生以下および障がい者手帳をご持参の方(付添の方1名含む)は入場無料。

 

お問合せ

ハローダイヤル 03-5777-8600

 

☆展覧会ホームページ

      https://artexhibition.jp/wienmodern2019/

 

☆国立新美術館ホームページ

     http://www.nact.jp

 

☆関連イベント

◯ウィーン・モダン×文化服装学院コラボレーション企画

日本随一のファッション専門学校、文化服装学院とのコラボレーションが実現!

文化服装学院オートクチュール専攻の学生が《エミーリエ・フレーゲの肖像》に描かれた青のドレスを再現。

さらに、ファッション高度専門士科3年の学生によって、現代の感性でエミーリエ・フレーゲにインスピレーションを受けたドレスを制作。

本展期間中、この2つのドレスを会場内にて特別展示。

展示場所:本展会場内(国立新美術館 企画展示室1E)休憩室

*展示場所への入場には本展の観覧券が必要。

*本作品は自由に撮影可。

 

☆読者プレゼント 

   510名様にご招待券 プレゼント

   あて先 :  loewy@jg8.so-net.ne.jp

   件名:展覧会名と会場名

   本文:ご住所、お名前

   をお書きの上どしどしご応募下さい。

      締切:http://art-news-jp.jimdo.comにてUPした日の午前零時

   速達など最速の方法でお送りいたします。

発送をもって当選と代えさせていただきます。

 

☆巡回予定

   2019827日(火)?128日(日)国立国際美術館(大阪・中之島)

 

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オーバリン大学アレン・メモリアル美術館所蔵 メアリー・エインズワース浮世絵コレクションUkiyo-e Prints from the Mary Ainsworth Collection, Allen Memorial Art Museum, Oberlin College [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

オーバリン大学アレン・メモリアル美術館所蔵 

メアリー・エインズワース浮世絵コレクション

Ukiyo-e Prints from the Mary Ainsworth Collection,

Allen Memorial Art Museum, Oberlin College

 

                                                                                                            画像はすべて アレン・メモリアル美術館蔵



9 喜多川歌麿《美人気量競 五明楼 花扇》1950.418.jpg 

喜多川歌麿《美人気量競 五明楼 花扇》アレン・メモリアル美術館蔵

 

 世界で1点しか存在しない、または現存数の少ない貴重な初期浮世絵などを所蔵するエインズワースの浮世絵コレクションをまとめて紹介する展覧会が、静岡市美術館において好評開催中だ。

 アメリカ・オハイオ州オーバリン大学のアレン・メモリアル美術館(Allen Memorial Art Museum, Oberlin College)には、1950年にアメリカ人女性メアリー・エインズワース(Mary Ainsworth)の寄贈した1500件以上の浮世絵や版本が所蔵されている。

 エインズワースは、明治39(1906) 年来日し、浮世絵に魅了された。

最初に収集したのは初期浮世絵で、世界に1点しかない稀少作を含め100点近くある。

以降約25年間にわたり初期浮世絵から幕末の北斎・ 広重まで幅広く収集した。

コレクションの過半数を占めるのは歌川広重の作品で、保永堂版《東海道五拾三次之内》や《名所江戸百景》などの有名作に初摺や優品が多く、質量共に大変優れている。

また、六大浮世絵師(春信、清長、歌麿、写楽、北斎、広重)の作品も揃い、エインズワースの浮世絵コレクションで浮世絵の歴史を辿ることができるくらいその収集はバランスがよい。

しかし、エインズワースの浮世絵コレクションは一部浮世絵研究者の間では注目されていたが、アメリカでもあまり紹介される機会はなかった。

この展覧会は、現地調査を行ない、それをもとに選りすぐりの200点を展観するもの。

エインズワースの浮世絵コレクションの全容 を日本に紹介する初めての里帰り展だ。

 

 

☆見どころ

・日本初!エインズワースの浮世絵コレクションをまとめて紹介

・世界で1点!現存数の少ない貴重な初期浮世絵も展示

・これぞ浮世絵名品展!六大浮世絵師の優品が一堂に

・浮世絵で江戸の旅!北斎の赤富士で知られる《冨嶽三十六景》や広重の代表作 《東海道五拾三次之内》、《名所江戸百景》は名品を厳選して紹介

 

☆メアリー・A・エインズワース(Mary Andrews Ainsworth

1867年:アメリカ・イリノイ州ヘンリー郡ジェネシオで生まれる

1885年:18歳 オーバリン大学に入学

1889年:22歳 オーバリン大学卒業

1905年:38歳 アジアを旅行、翌年来日、浮世絵に出会う

      以降、約25年かけて浮世絵収集がはじまる

1950年:83歳で死去。

死後、遺言により、膨大な浮世絵版画・版本のコレクションは母校・オーバリン大学に寄贈

 

☆目利きの米国女性エインズワース

メアリー・エインズワースは、アメリカでも早くに浮世絵の収集をはじめたコレクターの一人だ。

海外のなかでも浮世絵コレクターが多いアメリカだが、有名なコレクターのほとんどが男性である。メアリー・エインズワースは、その中で肩を並べる目利きの女性コレクター。

日本でも昭和13(1938)年に出された浮世絵コレクターの番付表「古今東西浮世絵数寄者総番付」の「外人数寄者いろは番付」内にその名が掲載されている。

 

メアリー・エインズワースのコレクションは 「初期浮世絵」からはじまったという。

彼女が最初に手に入れた浮世絵は、石川豊信の「初期浮世絵」。

 

☆世界で一点しか見つかっていない稀少作!

6 鳥居清倍《雪中傘を差す遊女と侍女》1950.148.jpg

鳥居清倍《雪中傘を差す遊女と侍女》

 

美人画で有名な鈴木春信の役者絵や天神図 これも世界で1点しか見つかっていない。

さらに娘が水にさらす布の「きめ出し」 というエンボス技法が際立つ 鈴木春信《「六玉川 調布の玉川」》も見逃せない。

 


7 鈴木春信《もんがく上人 市川団十郎平の清もり 沢村宗十良》》1950.226.jpg

鈴木春信《もんがく上人 市川団十郎平の清もり 沢村宗十良》


色を使わず表現する 錦絵の祖・鈴木春信の“白”。

余白の美を大切にする日本人の美意識を具現化している。

團十郎の「團」の字は、十一代目 市川海老蔵が指摘しているように本来「團」だが、ここでは美術館提供のキャプションを採用することとする。

 

  ☆「大首絵」(役者や美人の胸像)の優品がずらり 顔の特徴にも注目。

     画像掲載はできないが、勝川春英 《三代目瀬川菊之丞の油屋おそめ》のかんざしの先には 菊の蝶(菊之丞)が描かれているのをぜひ鑑賞していただきたい。

 

  歌川国芳《大物浦平家の亡霊》には、よく見ると大波の先には平家の亡霊。

様々な色のシルエットが描かれている。

  十一代目 市川 海老蔵が現在、歌舞伎座の七月大歌舞伎で「通し狂言 星合世十三團」(ほしあわせじゅうさんだん)において十三役(報道発表は十三役だが、実際には十四役)を演じているが、『義経千本桜』のうちの大物浦(だいもつうら)の場面で渡海屋銀兵((とかいやぎんぺい)実は平知盛(たいら の とももり)も役の一つ。

   そのエピソードを現在行われている歌舞伎と当時の浮世とかい絵を両方考えながら鑑賞すると楽しみが倍増する。

 

5 歌川国芳《大物浦平家の亡霊》1950.665.jpg

                                      歌川国芳《大物浦平家の亡霊》

   

    ☆七月大歌舞伎

https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/623

 

  また、ゴッホも模写した歌川広重《名所江戸百景 大はしあたけの夕立》は、船がないものが 一般的だが、船二艘を描く 変わった摺もメアリー・エインズワースは所蔵していた。

 

1 歌川広重《名所江戸百景 大はしあたけの夕立》.jpg

  歌川広重《名所江戸百景 大はしあたけの夕立》

  

  さて、喜多川歌麿の7枚続の浮世絵《見立唐人行列》を、栃木県那須塩原市の北貞夫医師が自宅で保管していることが2019712日、発表された。

   海外の数カ所の美術館は所蔵しているが、国内で7枚全てがそろっているのが確認されるのは初めてだ。

   その海外の美術館の一つが、このオーバリン大学アレン・メモリアル美術館所蔵 メアリー・エインズワース浮世絵コレクションなのだ。

   《見立唐人行列》は179798(寛政910)年の作品とされ、朝鮮王朝の外交使節「朝鮮通信使」を女性に置き換えて描いている。異国風の帽子をかぶったり、旗を持っていたりする姿が描かれている。

   塩原市の北貞夫医師所蔵のものは個人蔵なので、簡単には鑑賞できないであろう。しかし、この展覧会に展示されている作品ならば、誰でも鑑賞できる。

この展覧会開催中のタイムリーなニュースだ。

もしかしたら、この展覧会がきっかけとなって発表されたのかもしれない。

  2019年現在、《見立唐人行列》が2作品、日本に存在している。

歴史上、大変稀有な出来事だ。

今回発見の個人蔵のものと本展出品作品を同列に語るつもりはないが、2作品を日本で鑑賞できるのではないかと誤読されることのないよう注意いただだきたい。

作品群の希少性についての解説も前段の表現で十分ではないかと思われるかもしれないが、しつこく書いているのは、その珍しさを理解いただきたいがためだ。

北貞夫医師所蔵版とメアリー・エインズワース浮世絵コレクションを見比べてみたいものだ。

世界で1つしか存在しない作品やレア作品が展示されている大変貴重な展覧会。

ぜひ、お見逃しなく。

 

☆構成

1章 「浮世絵の黎明 墨摺絵からの展開」

2章 「色彩を求めて 紅摺絵から錦絵の時代へ」

3章 「錦絵の興隆 黄金期の華 清長から歌麿へ」

4章 「風景画時代の到来 北斎と国芳」

5章 「エインズワースの愛した広重」



2 葛飾北斎《冨嶽三十六景 凱風快晴》.JPG 

                              葛飾北斎《冨嶽三十六景 凱風快晴》

 

 

3 葛飾北斎《冨嶽三十六景 山下白雨》1950.712.jpg

                               葛飾北斎《冨嶽三十六景 山下白雨》

 

 

4 歌川広重《東海道五拾三次之内 蒲原 夜之雪》1950.806.jpg

                     歌川広重《東海道五拾三次之内 蒲原 夜之雪》

 

 

8 東洲斎写楽《二代目小佐川常世の一平姉おさん》1950.436.jpg

 東洲斎写楽《二代目小佐川常世の一平姉おさん》

 

■開催期間  201968日(土)~728日(日)【44日間】   

休館日/毎週月曜日(ただし月曜祝日の場合は開館、翌日休館)

 

☆問い合わせ 静岡市美術館(電話054・273・1515)

 

☆静岡市美術館 公式サイト

    http://www.shizubi.jp/

  

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オーバリン大学アレン・メモリアル美術館所蔵 メアリー・エインズワース浮世絵コレクションUkiyo-e Prints from the Mary Ainsworth Collection, Allen Memorial Art Museum, Oberlin College [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

オーバリン大学アレン・メモリアル美術館所蔵 メアリー・エインズワース浮世絵コレクションUkiyo-e Prints from the Mary Ainsworth Collection, Allen Memorial Art Museum, Oberlin College

 

「仮UP

校正後、「本UP」のため、原稿に変更が出る場合あり。

 

9 喜多川歌麿《美人気量競 五明楼 花扇》1950.418.jpg 

    喜多川歌麿《美人気量競 五明楼 花扇》

    アレン・メモリアル美術館蔵

 

 世界で1点しか存在しない、または現存数の少ない貴重な初期浮世絵などを所蔵するエインズワースの浮世絵コレクションをまとめて紹介する展覧会が、静岡市美術館において好評開催中だ。

 アメリカ・オハイオ州オーバリン大学のアレン・メモリアル美術館(Allen Memorial Art Museum, Oberlin College)には、1950年にアメリカ人女性メアリー・エインズワー ス(Mary Ainsworth)の寄贈した1500件以上の浮世絵や版本が所蔵されている。

 エインズワースは、明治39(1906) 年来日。

その際、浮世絵に 魅了され、最初に収集したのは初期浮世絵で、世界に1点しかない稀少作を含め100点近く収集した。

以降約25年間にわたり初期浮世絵から幕末の北斎・ 広重まで幅広く収集。

コレクションの過半数を占めるのは歌川広重の作品で、保永堂版《東海道五拾三次之内》や《名所江戸百景》などの有名作に初摺や優品が多く、質量共に大変優れている。

また、六大浮世絵師(春信、清長、歌麿、写楽、北斎、広重)の作品も揃い、エインズワースの浮世絵コレクションで浮世絵の歴史を辿ることができるくらいその蒐集はバランスがよい。

しかし、エインズワースの浮世絵コレクションは一部浮世絵研究者の間では注目されていたが、アメリカでもあまり紹介される機会はなかった。

今回が初めてという作品もあり、大変貴重な展覧会。

 

 

 

 

☆見どころ

・日本初!エインズワースの浮世絵コレクションをまとめて紹介

・世界で1点!現存数の少ない貴重な初期浮世絵も展示

・これぞ浮世絵名品展!六大浮世絵師の優品が一堂に

・浮世絵で江戸の旅!北斎の赤富士で知られる《冨嶽三十六景》や広重の代表作  《東海道五拾三次之内》、《名所江戸百景》は名品を厳選して紹介

 

 

ぜひ、お見逃しなく。

 

■開催期間  201968日(土)~728日(日)【44日間】   

休館日/毎週月曜日(ただし月曜祝日の場合は開館、翌日休館)

715日(月・祝)は開館

 

☆問い合わせ 静岡市美術館(電話054・273・1515)

 

☆静岡市美術館 公式サイト

    http://www.shizubi.jp/

 

☆関連イベント 

浮世絵摺り体験「摺師(すりし)に挑戦!広重の《保永堂版東海道 四日市》を摺ろう」

「オーバリン大学アレン・メモリアル美術館所蔵 メアリー・エインズワース浮世絵コレクション ―初期浮世絵から北斎・広重まで」関連イベント。

歌川広重《保永堂版東海道 四日市》(部分図)の摺り作業を体験。

[日  時]

2019713()715(月・祝)

13001630の間随時実施 ※110分程度

[会  場]

当館多目的室

[参 加 料]

無料

[申  込]

申込不要(当日直接会場へ)

 

☆読者プレゼント 

   510名様にご招待券 プレゼント

   あて先 :  loewy@jg8.so-net.ne.jp

   件名:展覧会名と会場名

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       締切:http://art-news-jp.jimdo.comにてUPした日の午前零時

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クリムト展 ウィーンと日本 1900 Gustav Klimt: Vienna – Japan 1900 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

クリムト展 ウィーンと日本 1900

Gustav Klimt: Vienna  Japan 1900

 

待望のクリムト展、過去最大級。

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グスタフ・クリムト《ユディトⅠ》

1901年 油彩、カンヴァス 84×42cm

ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館

[コピーライト] Belvedere, Vienna, Photo: Johannes Stoll

 

19世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムト(Gustav Klimt 1862-1918)。

華やかな装飾性と世紀末的な官能性をあわせもつその作品は、いまなお圧倒的な人気を誇る。

東京都美術館においてクリムトの2018年の没後100年を記念する展覧会が好評開催中だ。

また、2019年はオーストリアと日本の友好150周年を迎える記念の年でもある。

この展覧会では、初期の自然主義的な作品から、分離派結成後の「黄金様式」の時代の代表作、甘美な女性像や数多く手掛けた風景画まで、《ユディトI》など貴重な油彩画を含む日本では過去最多となる25点以上のクリムトの油彩画を紹介。

クリムトについては以下などで記しているので参照されたし。

☆生誕1 5 0 年記念クリムト  黄金の騎士をめぐる物語

    https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-02-02

    https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-03-28

    https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-05-28-1

 

  さらにこの展覧会の特徴は、クリムト作品の世界的殿堂ともいえるウィーンのベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館(Schloss Belvedere)の所蔵作品を中心に、クリムトの画業の変遷と共にクリムトが影響を受けた日本の美術品や同時代のウィーンで活動した画家たちの作品も展示されていること。

  19世紀末のウィーンで紹介された日本の工芸品や絵画を通して、クリムトが受けたジャポニスムの影響にも言及されている。

また、ウィーンの分離派会館を飾る壁画の精巧な複製による再現も見逃せない。

 

 ☆グスタフ・クリムトとは? 

グスタフ・クリムト(18621918)はウィーンの世紀末美術を代表する画家。

クリムト独自の甘美で装飾的なスタイルは、今なお多くの人々を魅了し続けている。

保守的なウィーン美術家組合を嫌った芸術家達によって1897年にウィーン分離派が結成された。

クリムトは初代会長を務めた分離派は古典的、伝統的な美術からの分離を標榜する若手芸術家のグループである。

この分離派は展覧会、出版などを通してモダンデザインの成立に大きな役割を果たした。

クリムトは1902年に開催された分離派によるベートーヴェン展に大作『ベートーヴェン・フリーズ』を出品したが、世間から反感を買ってしまう。

この作品は長年行方不明となっていたが、1970年にオーストリア政府により買い上げられて修復を受け、現在ではセセッション館(分離派会館)所蔵。

その翌1903年、第18回ウィーン分離派展ではクリムトの回顧展示が行われた。

この展覧会は、クリムトにとってもこれだけ多くの作品を出品することは初めてで、特別な機会であった。

その展覧会で初めて出品されたのが、当時のクリムトが置かれた状況を映し出す『人生は戦いなり(黄金の騎士)』である。

この《人生は戦いなり》のメインモチーフである「黄金の騎士」のイメージは、寓意に富んだ《ベートーヴェン・フリーズ》(1902 年)に描かれた騎士像に直接由来している。

また金を多用しつつ、平板で幾何学的な装飾性は、当時のウィーンを取り巻く美術界の中から生まれたもので、ウィーン工房の作品との共通性が認められる。

無垢な少女、魔性の女、運命の女など女性の様々な魅力を官能的なテーマで描くクリムト。

しかし、クリムトの初期は写実的でアカデミックな画風だった。

オーストリア芸術を代表する国宝的作品としても位置付けられる《接吻》。

これに代表される作品に見られる、金箔を多用する「黄金様式」の時代を経て、装飾的で抽象的な色面と人物を組み合わせた独特の画風を確立。

ウィーン・モダニズムの旗手として活躍。

 

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グスタフ・クリムト《ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)》

1899年 油彩、カンヴァス 244×56.5cm

オーストリア演劇博物館

[コピーライト] KHM-Museumsverband, Theatermuseum, Vienna

 

 

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グスタフ・クリムト《ヘレーネ・クリムトの肖像》

1898年 油彩、厚紙 59.7×49.9cm

ベルン美術館(個人から寄託) 

Kunstmuseum Bern, loan from private collection



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グスタフ・クリムト《オイゲニア・プリマフェージの肖像》

1913/14年 油彩、カンヴァス 140×85cm

豊田市美術館

 

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グスタフ・クリムト《赤子(ゆりかご)》

1917年 油彩、カンヴァス 110.9×110.4cm

ワシントン・ナショナル・ギャラリー
National Gallery of Art, Washington, Gift of Otto and Franciska Kallir with the help of the Carol and Edwin Gaines Fullinwider Fund, 1978.41.1

 

○みどころ

  ☆「黄金様式」の時代の代表作のひとつ《ユディトI》も含まれるほか、全長34mにも及ぶ壁画《ベートーヴェン・フリーズ》の精巧な複製も来日し、ウィーンの分離派会館での展示を再現。

 

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グスタフ・クリムト《ベートーヴェン・フリーズ》(部分)

1984年(原寸大複製/オリジナルは1901-02年) 216×3438

ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館

[コピーライト] Belvedere, Vienna

 

  ☆ローマ国立近代美術館(Galleria Nazionale d’Arte Moderna E Contemporanea)所蔵の《女の三世代》が日本初公開。

     クリムトが深い関心を寄せた生命の円環をテーマに、人間の一生を幼年期、青年期、老年期の三段階に分けて寓意的に表す作品。

縦横約170cmと、壁画などを別にすればクリムト最大の絵画のひとつ。11女の三世代_クレジット入り.jpg

グスタフ・クリムト《女の三世代》

1905年 油彩、カンヴァス 171×171cm

ローマ国立近代美術館 

Roma, Galleria Nazionale d’Arte Moderna e Contemporanea. Su concessione del Ministero per i Beni e le Attivita Culturali

 

 

筆者は、ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館とローマ国立近代美術館でクリムトの作品を実際に鑑賞したが、それには、かなりの時間と移動距離を要した。

しかし、この展覧会に行けば、一度に見られることは大変意義深いことだと考える。

クリムトの没後100年を記念するイベントとして、パリで“Les soirees Klimt”が開催されていた。

パリ市の東のはずれに位置する会場は、観光客が訪れることの少ない場所にもかかわらず、連日、入場するのに長蛇の列ができており、広い会場も人でいっぱいだった。

プロジェクションマッピングによるクリムトの作品は、広い会場いっぱいに映し出され、迫力満点。

https://www.atelier-lumieres.com/fr/soirees-klimt

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                    Atelier Des Lumieres   撮影  浦 典子

 

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                       “Les soirées Klimt” 撮影  浦 典子

 

 

東京では、約30年ぶりのクリムトの展覧会。

 

パリを悪く言うわけではないが、日本では、本物のクリムトの作品が鑑賞できる。

クリムトの作品j数は多くない。

25点ものクリムトの油彩画作品が展示されるのは、なかなか難しいことだ。

 お見逃しなく。

 

☆ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館(Schloss Belvedere

    https://www.belvedere.at/



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ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館(外観)[コピーライト] Belvedere, Vienna, Photo: Ouriel Morgenstzern

 

 

☆ローマ国立近代美術館(Galleria Nazionale d’Arte Moderna E Contemporanea

    http://lagallerianazionale.com/

 

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ローマ国立近代美術館 外観 (Galleria Nazionale dArte Moderna E Contemporanea) 撮影  浦 典子

 

 

 

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                  ローマ国立近代美術館の展示風景 撮影  浦 典子

 

 

 

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グスタフ・クリムト《アッター湖畔のカンマー城III

1909/10年 油彩、カンヴァス 110×110cm

ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館

[コピーライト] Belvedere, Vienna, Photo: Johannes Stoll


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グスタフ・クリムト《家族》 

1909/10年 油彩、カンヴァス 90×90cm

ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館

[コピーライト] Belvedere, Vienna, Photo: Johannes Stoll



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グスタフ・クリムト《白い服の女》

1917-18年 油彩、カンヴァス 70×70

ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館

[コピーライト] Belvedere, Vienna



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グスタフ・クリムト《雨後(鶏のいるザンクト・アガータの庭)》

1898年 油彩、カンヴァス 80×40

ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館

[コピーライト] Belvedere, Vienna

 

 

[展覧会名]クリムト展 ウィーンと日本 1900

[会 期] 2019423日(火)? 710日(水)

[休室日] 71日(月)

[開室時間]午前930分~午後530

※金曜日は午後8時まで(入室は閉室の30分前まで)

74日(木)、6日(土)は特別夜間開室のため

午後8時まで(入室は閉室の30分前まで)

[会 場] 東京都美術館 企画展示室

110-0007 東京都台東区上野公園8-36

[主 催] 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、

朝日新聞社、TBS

ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 Belvedele

[後 援] オーストリア大使館 / オーストリア文化フォーラム

JAPAN - AUSTRIA 1869 - 2019

[協 賛] ショップチャンネル、セコム、損保ジャパン日本興亜、

大日本印刷、竹中工務店、トヨタ自動車、三菱商事、

パナソニック、みずほ銀行

[協 力] 全日本空輸

[お問い合わせ] 03-5777-8600(ハローダイヤル)

観覧料

当日券 一般 1,600円 / 大学生・専門学校生1,300円 / 高校生 800円 / 65歳以上 1,000

団体券 一般 1,400円 / 大学生・専門学校生1,100円 / 高校生 600円 / 65歳以上 800

※団体割引の対象は20名以上

※中学生以下は無料

※身体障がい者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料。

※いずれも証明できるものをご持参のこと。

主催

東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日

後援アメリカ大使館特別協賛第一生命グループ 第一生命、第一フロンティア生命、ネオファースト生命協賛セコム、凸版印刷、三菱商事、アトレ、竹中工務店

協力

日本航空、日本貨物航空

お問い合わせ先TEL03-5777-8600(ハローダイヤル)

☆東京都美術館

http://www.tobikan.jp

☆特設WEBサイト

     https://klimt2019.jp/

 

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☆巡回予定

2019723日(火)~ 1014日(月・祝) 豊田市美術館


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印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクションThe Burrell Collection: A voyage to Impressionism. Vision of a great shipowner-collector [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション

The Burrell Collection: A voyage to Impressionism. Vision of a great shipowner-collector

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エドガー・ドガ《リハーサル》

1874年頃、油彩・カンヴァス

[コピーライト] CSG CIC Glasgow Museums Collection

 

海運王バレル卿が収集した、世界屈指のコレクション初来日!

出展作品80点中、76点が日本初公開作品。

 

英国スコットランドの海港都市、グラスゴー市出身の海運王ウィリアム・バレル卿(Sir William Burrell, 1861 -1958)。 

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ウィリアム・バレル卿(45歳頃)

[コピーライト] CSG CIC Glasgow Museums Collection

 

 バレル卿は、若くして家業の海運業を手伝い始めた後、船舶の売買で大成功し「海運王」と称された。

少年の頃から美術品に関心を持っていたバレル卿は、1890年代から1920年代にかけて主に同じくグラスゴー出身の画商アレクサンダー・リード(Alexander Reid 1854-1928)から作品を購入し、ペプローやメルヴィルなどスコットランドの画家をはじめ、クロホールなど特にグラスゴーで活躍した画家の作品を好んで集め、徐々にフランス絵画にも興味を抱くようになる。

また、古今東西に及ぶ多彩な美術作品をも収集している。


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エドゥアール・マネ

《シャンパングラスのバラ》

1882年、油彩・カンヴァス

[コピーライト] CSG CIC Glasgow Museums Collection

 




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アンリ・ファンタン=ラトゥール 《春の花》

1878年、油彩・カンヴァス

[コピーライト] CSG CIC Glasgow Museums Collection

 

1944年、バレル卿はコレクションのうち数千点もの作品をグラスゴー市に寄付し、それが美術館「バレル・コレクション」と命名された。

バレル卿は、美術館建設に際し、以下の厳しい条件を出した。

「大気汚染の影響が少ない郊外に作品を展示すること」

「国外に持ち出さないこと」

  そして、1983年グラスゴー市は郊外のポロック公園内にコレクションを移し、バレル・コレクション(The Burrell Collection)として一般公開。

以降、近代名画を集めた世界屈指のコレクションと称され多くの観光客が訪れ、名所となっている。

  「バレル・コレクション」は、その条件を満たさせるため、本来、英国でしか鑑賞することができなかった。

 しかし、美術館「バレル・コレクション」は、2015年から2020年まで改修工事により閉館している。

この改装に伴い、このたび、初めて、国外に持ち出すことが許されたのだ。

その「バレル・コレクション」の中から西洋近代絵画を中心に、選りすぐりの作品、計80点を紹介する日本初の展覧会がBunkamura ザ・ミュージアムにおいて開催中である。

美術館「バレル・コレクション」が現在閉館中だからこそ実現した、奇跡の展覧会だ。

知られざるスコットランドの画家の作品から、巨匠のフランス絵画までグラスゴー市のバレル・コレクションから73点が初来日。

さらにグラスゴー市のケルヴィングローヴ美術博物館(Kelvingrove Art Gallery and Museum)からの出展を含む全80作品中、何と76点が日本初公開!

☆ケルヴィングローヴ美術博物館(Kelvingrove Art Gallery and Museum

  https://www.glasgowlife.org.uk/museums/venues/kelvingrove-art-gallery-and-museum

 

ケルヴィングローヴ美術博物館蔵の作品で見逃せないのは、フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)が描いた、《アレクサンダー・リードの肖像》だ。

 

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フィンセント・ファン・ゴッホ

《アレクサンダー・リードの肖像》

1887年、油彩・板、ケルヴィングローヴ美術博物館蔵

[コピーライト] CSG CIC Glasgow Museums Collection

 

アレクサンダー・リードはバレルをはじめ、グラスゴー在住の美術愛好家達に同時代のフランス美術を紹介した人物だ。

画家のフィンセント・ファン・ゴッホの弟で画商のテオ・ファン・ゴッホと一緒に暮らしていたこともある、敏腕画商。

バレル卿は、リードの事を「リードは良質な絵画とそれを愛でる心をスコットランドにもたらした功労者である。」と言っていたという。

来日作品の中でも特に、バレエを題材にしたドガの初期の作品《リハーサル》は門外不出の名作だ。

繊細かつ大胆な構図と色彩が大変美しく、ドガの数多い作品の中でも指折りの名作のひとつだ。

ゴッホ、ルノワール、セザンヌ、クールベ…など巨匠の作品が、バレル・コレクションのほかケルヴィングローヴ美術博物館からも出展されていることもこの展覧会の大きな特徴。

 

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ピエール・オーギュスト・ルノワール《画家の庭》

1903年頃、油彩・カンヴァス、ケルヴィングローヴ美術博物館蔵

[コピーライト] CSG CIC Glasgow Museums Collection

 

 

 

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ポール・セザンヌ 《エトワール山稜とピロン・デュ・ロワ峰》

1878-79年、油彩・カンヴァス、ケルヴィングローヴ美術博物館蔵

[コピーライト] CSG CIC Glasgow Museums Collection

 

 

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ギュスターヴ・クールベ 《マドモワゼル・オーブ・ドゥ・ラ・オルド》

1865年、油彩・カンヴァス

[コピーライト] CSG CIC Glasgow Museums Collection

 

ちなみにこの展覧会で展示されているエドガー・ドガによる《リハーサル》は、日本展の後、米国ワシントンDCのナショナル・ギャラリー(National Gallery of Art, Washington DC)に展示されることが決定している。

その他の「バレル・コレクション」は、カナダ、オランダ、フランス、英国に展示される予定。

しかし、日本展で展示される作品群は、「バレル・コレクション」の中でも、最もハイライトと呼ばれる珠玉の名作だ。

☆参考

   https://www.glasgowlife.org.uk/museums/blog/burrell-spotlight-loans-and-themed-exhibitions

日本に居ながらして、門外不出の名作を鑑賞できるチャンスはまたとない。

 海運王の世界屈指の夢のコレクション。お見逃しなく!

 

☆構成

序章

1章 身の回りの情景

   人物、果物、花など、部屋の中の静謐(せいひつ)かつ親密な情景が描かれた作品群。

2章 戸外に目を向けて

   家の中、街中、郊外へと戸外に広く目を向けて、その景色や、生活・仕事を営む人々、動物を描いた作品群。

3章 川から港、そして外洋へ

海運王と呼ばれ、港や海への想いが人一倍強いであろうバレルが選んだ海景画を中心とした水辺の景観の作品群。

 

☆グラスゴー美術館群(Glasgow Museums

https://www.glasgowlife.org.uk/museums

☆バレル・コレクション(The Burrell Collection

   https://www.glasgowlife.org.uk/museums/venues/the-burrell-collection

 

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現在のバレル・コレクションの外観

[コピーライト] CSG CIC Glasgow Museums Collection

 

 

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サミュエル・ジョン・ペプロー 《バラ》

1900-05年頃、油彩・カンヴァス

 

 

 

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カミーユ・コロー 《フォンテーヌブローの農家》

1865-73年頃、油彩・カンヴァス

[コピーライト] CSG CIC Glasgow Museums Collection

 

 

開催期間

2019/4/27()6/30()

開館時間

10:0018:00(入館は17:30まで)

毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)

会場

Bunkamura ザ・ミュージアム

主催

Bunkamura、毎日新聞社

後援

ブリティッシュ・カウンシル

特別協賛

大和ハウス工業株式会社

協賛

大日本印刷

協力

日本航空

 

お問合せ

ハローダイヤル 03-5777-8600

入館料(消費税込)

当日             団体

 

一 般       1,500円          1,300

大学・高校生   1,000円           800

中学・小学生    700円           500

 

◎団体は20名様以上。要 電話でのご予約。

(申込み先:Bunkamura Tel. 03-3477-9413

◎学生券をお求めの場合は、学生証のご提示のこと(小学生は除く)。

◎障害者手帳のご提示で割引料金あり。詳細は窓口で。

 

 

ウジェーヌ・ブーダン

《トゥルーヴィルの海岸の皇后ウジェニー》

1863年、油彩・板

[コピーライト] CSG CIC Glasgow Museums Collection

 

 

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ウジェーヌ・ブーダン 《ドーヴィル、波止場》

1891年、油彩・板

[コピーライト] CSG CIC Glasgow Museums Collection

 

 

アンリ・ル・シダネル 《月明かりの入り江》

1928年、油彩・カンヴァス

[コピーライト] CSG CIC Glasgow Museums Collection

 

Bunkamura ザ・ミュージアム

    http://www.bunkamura.co.jp/

Bunkamura ザ・ミュージアム 印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション

https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/19_burrell/

☆公式サイト

    https://burrell.jp/index.php

 

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☆巡回予定

201987日-1020日 静岡市美術館 など


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松坂屋名古屋店「わたせせいぞう展」~ハートカクテルだったあの頃~SEIZO WATASE [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

松坂屋名古屋店「わたせせいぞう展」

~ハートカクテルだったあの頃~

SEIZO WATASE

描き下ろし新作「再会は初デートの公園で」1906.jpg

                 描き下ろし新作「再会は初デートの公園で」

                     [コピーライト]SEIZO WATASE/APPLE FARM INC.

 

わたせせいぞうの画業45周年を記念し、松坂屋名古屋店にて『わたせせいぞう展』が開催中だ。

他の会場で行われた、わたせせいぞうの画業40周年を記念した展覧会については、以下で記しているので参照されたし。

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2014-10-19

https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-11-22

 また、阪急うめだ本店で行われた展覧会については、以下で記しているので参照されたし。

     https://art-news-jp.jimdo.com/2019/05/20/阪急うめだ本店-わたせせいぞう展-seizo-watase/

  https://art-news-jp.jimdo.com/2019/05/20/阪急うめだ本店-わたせせいぞう展-フォトギャラリー/

  https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2019-05-20

  https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2019-05-20-1

 

この展覧会では、わたせせいぞうは、名古屋城とその手前にある名城公園を舞台とした「再会は初デートの公園で」をメインイラストとして、新たに描き下ろしたという。

メインイラストの原画のお披露目をはじめ、懐かしい80年代から現在までの作品の原画を中心に約130点を展示。

わたせせいぞうが45周年を迎える間に時代は大きく変わって行った。

そのイラストに写し出される時代の移り変わりを感じると共に、何十年も変わらない普遍的なテーマのわたせせいぞうの作品群。

ロングライフのものには、必ず人々に愛される理由があるのだ。

そして、その普遍性を貫けることが、その作家の持つ「力」だ。

わたせせいぞうの絵画を初めて見た時、その作家の年齢を筆者は考えていなかった。

ちょっぴり大人の世界を恐らく、5つくらい年上のお兄さんが教えてくれていると想像していた。

年表を改めて見てみると、「ハートカクテル」の連載開始は、わたせせいぞう、38歳ころだ。

遅咲きの作家といえよう。

しかし、38歳のかたの作品とは思えない、「若さ」が、いや「若者らしさ」にあふれている。

その溌溂とした美感覚。

それが、今もなお、持ち続けられていることには大変驚かされる。

小説家になりたかったというわたせせいぞう。

絵と文章力という相反する才能を併せ持ち、それが作品として実を結んでいる。

わたせせいぞうの唯一無二の魅力だ。

わたせせいぞうは、クラシックやジャズなどの音楽を読者に教えてくれる。

阪急うめだ本店での展覧会で書き下ろされた、「Tea for Two」。

インタビューでは時間がなく、お聞きできなかったが、1950年公開のミュージカル映画に主題歌を歌うドリス・デイ(Doris Day)をイメージしたものではないかと想像を膨らませて赴いた。

お聞きするまでもなく、作品説明に記されていた。

その後、ドリス・デイのその他の歌やわたせせいぞうの作品に登場する楽曲を聞いてみたり、調べてみたり、その場所らしきところに行ってみたりしてみた。

すると、改めて年齢と経験を重ねたからこそわかるものが見えて来た。

わたせせいぞうの作品を鑑賞する際、ぜひおすすめしたい鑑賞の仕方だ。

わたせせいぞうは、オリジナルの世界観を紡ぎ出しながら、鑑賞者を文化に導いてくれる作家だ。

 お見逃しなく。

 

DSC_0104trss.png

                   わたせせいぞう  撮影 浦 典子

 

☆わたせせいぞうプロフィール(2018年まで)

1945年 本名、渡瀬政造。神戸市に生まれる。生後まもなく北九州市小倉北区に移り住む。

      早稲田大学法学部を卒業。

1974年 「ビッグコミック」の第13回ビッグコミック賞入選。

1983   代表作「ハートカクテル」の連載開始。(「週刊モーニング」にて1989年まで連載)

      都会的な男女のショートストーリーが若者を中心に大人気となる。

1985  16年間のサラリーマン生活にピリオドを打ち、コミック作家としての活動に専念する。

1986  アニメーション「ハートカクテル」TV放送開始。(1988年終了)

      ドラマ「ハートカクテル」TV放送。(主演:鈴木保奈美・三上博史)

1987   漫画「私立探偵フィリップ」が、第33回文藝春秋漫画賞を受賞する。

1988   NHK朝の連続テレビ小説「ノンちゃんの夢」タイトルイラスト担当。

1992   四季に彩られた日本の美しい風物の中で暮らす夫婦の愛の物語、「菜」の連載を開始。

      (「週刊モーニング」にて1998年まで連載)

1993   社会福祉・医療事業人材募集ポスターのイラスト作画。

1998  ☆東京を舞台に大人の恋を繊細に描いた「東京エデン」連載開始。

       (「週刊モーニング」にて1999年まで連載)

      ☆車をテーマにしたショートストーリーとイラストを描いた 「A Love Story Around Automobile 車にまつわる恋物語」連載開始。 (「月刊Muffin」にて2000年まで連載)

1999   ☆人の花時は恋。色々な男女の花時を描いた「ハナドキロード(花時行)」連載開始。

        (「週刊モ―ニング」にて2002年まで連載)

       ☆東京の名所を情緒豊かに描いた「東京ランブル」連載開始。

        (「週刊朝日」(朝日新聞社)にて2000年まで連載)

2000   ☆偶然から始まるミドルエイジ・ラブを描いた「しのぶれど」連載開始。

        (「おとなぴあ」(ぴあ)にて2001年まで連載)

☆初の絵本作品「ドードーとせいちゃん」連載開始。

        (「ミキハウス・ラブ」(三起商行)にて2002年まで連載)

2001   ☆読者から公募したショートストーリーに色彩豊かなイラストで日常のロマンスを描く「三都つれづれ」連載開始。(「朝日新聞大阪本社ゆめ版」にて2002年まで連載)

       ☆消防庁 全国「秋の火災予防運動」ポスターイラストに使用される。

       ☆「男と女の食卓」おとなぴあにて連載開始。(「おとなぴあ」(ぴあ)にて2001年まで連載)

2002   ☆消防庁 全国「春の火災予防運動」ポスターイラストに使用される。

              ☆消防庁 全国「秋の火災予防運動」ポスターイラストに使用される。

              ☆「きみの季節」連載開始。(「季節限定ぴあ」(ぴあ)にて2004年まで連載)

              ☆「TOKYO BLUE」連載開始。(「月刊ビジネススタンダード」(ソフトバンクパブリッシング社)にて2004年まで連載)

              ☆初の常設ギャラリー「わたせせいぞうと海のギャラリー」北九州・門司港に開館。

2003    ☆消防庁 全国「春の火災予防運動」ポスターイラストに使用される。

              ☆「Heart Station」連載開始。(「月刊ブリオ」(光文社)にて2006年まで連載)

              ☆「江戸恋もよう」連載開始。(「週刊モ―ニング」(講談社)にて2004年まで連載)

              ☆NTTドコモ iモード待受総合サイト「わたせせいぞう」開始。

2004    ☆北九州市門司大里地区の土地区画整理事業で街づくりをイメージプロデュースする。

                 わたせせいぞうがイメージプロデュースした「わたせハウス」も建設される。

              ☆NHKテレビ「食彩浪漫」に出演。

2005    ☆環境大臣感謝状授与。「環のくらし応援団」として、地球温暖化対策の推進に貢献したとして環境大臣より感謝状を授与される。

              ☆「TOKYO BLUE」単行本発売。(ソフトバンクパブリッシング発行)

              ☆「Sea Side Story」連載開始。(「ディズニーランド別冊with Minnie(講談社)にて2005年まで連載)

              ☆「The Motorcycle Letters」連載開始。(「月刊ガルル」(実業之日本社)にて2006年まで連載)

              ☆新北九州空港開港告知ポスターのイラスト作画。

2006    ☆「HEART COCKTAIL eleven」オシャレな大人の絵本発売。

              ☆「ボッチボン」連載開始。(「ボンボン」(講談社)にて2006年まで連載)

              ☆「The Motorcycle Letters」単行本発売。(実業之日本社発行)

              ☆「Sea Side Story 7つの港 11の恋」単行本発売。(講談社発行)

              ☆「Heart Station」単行本発売。(光文社発行)

2007    Netzトヨタにて広告イラスト作画。2009年終了。

              NetzトヨタHPサイトにてショートストーリー「Drive Seasons」描き下ろし。

              ☆「ボッチボン」単行本発売。(講談社発行)

              NTTドコモ iモードきせかえツール携帯サイト「大人のきせかえわたせ」サービス開始。

              ☆「菜~ふたたび~」連載開始。(「モ―ニング」(講談社)にて連載)

              ☆「千代の茶屋」連載開始。江戸の美味しい歳時記。(「コミック 乱」(リイド社)にて2008年まで連載)

2008    ☆画集「オリジナルカレンダーイラスト集 ~20年の軌跡~」出版。(アップルファーム発行)

              ☆「菜~ふたたび~」単行本第1巻発売。(講談社発行)

              ☆「菜~ふたたび~」単行本第2巻発売。(講談社発行)

2009年    ☆「ハートカクテル bittersweet」単行本発売。(講談社発行)

              ☆「菜~ふたたび~」単行本第3巻発売。(講談社発行)

              ☆「北のライオン」連載開始。(「モ―ニング」(講談社)にて2013年まで連載)

              ☆東京シティ競馬広告イラスト担当。2011年終了。

2010    ☆「南の島」(原作:島田紳助)単行本発売。(講談社発行)

              ☆神奈川大学 広告イラスト担当。同大学 外国語学部 特任教授就任。(20183月迄)

2011    ☆「北のライオン」単行本第1巻発売。(講談社発行)

              ☆「サンタ サンタ サンタ」絵本発売。(竹書房発行)

              ☆「月之介狂詩曲」連載開始。お江戸のハートフルストーリー。(「コミック 乱」(リイド社)にて2016年まで連載)

2012    ☆「北のライオン」単行本第2巻発売。(講談社発行)

2013    ☆「あの頃ボクらは若かった」連載開始。(「サンデー毎日」(毎日新聞社)にて2015年まで連載)

              ☆「Dr.愛助の孤独」連載開始。(「モ―ニング」(講談社)にて2014年まで連載)

              ☆「北のライオン」単行本第3・4巻発売。(講談社発行)

2014    ☆「アンを抱きしめて 村岡花子物語」絵本発売。(NHK出版)

              ☆「Telephone」連載開始。(「モ―ニング」(講談社)にて2015年まで連載)

2015    ☆六本木男性合唱団オリジナルミュージカル「ウエスト・サイズ・ストーリー」の美術・ポスターイラスト担当。

              ☆阪急電車(神戸線)ラッピング列車のイラスト作画。201711月終了。

2016年    ☆綿矢りさ氏 連載小説 「私をくいとめて」 挿絵担当。(「朝日新聞 夕刊」(朝日新聞社)にて4~12月まで連載)

              ☆環境省 動物愛マイクロチップ普及啓発リーフレットのイラスト作画。

2017年   ☆綿矢りさ氏 小説 「私をくいとめて」単行本装画担当。(朝日新聞出版発行)

2018    LINEサービス開始「ハートカクテルシリーズ スタンプ等」

              ☆「ワンダーカクテル(Wonder Cocktail)」連載開始。(ウェブ雑誌「Men's Precious(小学館)にて連載中)

              ☆「あの頃ボクらは若かった」単行本発売。(毎日新聞出版発行)

 

会 期:

201965()17()

会 場:松坂屋名古屋店 本館7階 大催事場

    名古屋市中区栄3-16-1

    [] 03-5429-7701(アップルファーム)

時 間:10:0019:30 

    ※ご入場は閉場の30分前まで ※最終日は18:00閉場。

入場料(税込):一般800円、大学生・高校生500円、中学生以下無料

企画制作:

()アップルファーム

()アップルファーム

http://www.apple-farm.co.jp/

 

☆サイン会:615() 14:00~ 本館7階 特設会場にて

<参加方法>

当日会場にて、税込2,000円以上お買い上げの方、

各日先着150名様に整理券を配布。

お買い上げの商品(お一人様1)にサイン。

<対象商品の一例>

わたせせいぞうグッズ類

(ポストカード、クリアファイル等)、書籍、額装品(版画・ポスター)など

※但し、額装品をご購入のお客様には色紙にサイン。 (色紙は会場にて準備されている。)

※新作版画「再会は初デートの公園で」は、会場内で同時発売。

限定:100枚 技法:ジクレー

定価:60,000円(税別)

 

☆最新刊 コミック「ハートテレフォン」2019524()発売!!

 

☆読者プレゼント 

   1020名様にご招待券  やご優待券を プレゼント

   あて先 :  loewy@jg8.so-net.ne.jp

   件名:展覧会名と会場名

   本文:ご住所、お名前

   をお書きの上どしどしご応募下さい。

   発送をもって当選と代えさせていただきます。

 

☆ご意見・ご要望・ご感想のお願い

 よりよいサイトづくりのため、読者の皆さまからのご意見を常時受け付けております。

   あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp

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皆さまからのあたたかい励ましのメイル、大変ありがたくうれしく思っております。

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絹谷幸二 天空美術館 Koji Kinutani Tenku Art Museum 特別展示「夢見る力~空想大劇場」 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

絹谷幸二 天空美術館 

Koji Kinutani Tenku Art Museum

特別展示「夢見る力~空想大劇場」

⑪祝 飛龍遊々スカイビル(立体)_Flying dragon frolicing around the Sky Building(Sculpture).jpg [コピーライト] Koji Kinutani Tenku Art Museum

祝 飛龍遊々スカイビル(立体) : 2018年/スティロフォーム ミクストメディア /H2450×W1900×D1300

 

絹谷幸二 天空美術館は、眺望抜群の梅田スカイビル27階に位置し、美の力、芸術力によって、人類を元気にする新たなる芸術文化発信の拠点を目指す最新型ミュージアムだ。

絹谷幸二について、筆者は以下などで記しているので参照されたし。

https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2012-11-12

  絹谷幸二は、アフレスコという壁画技法の国内第一人者だ。

  アフレスコ技法とは、フレスコ画を創造する技法の名前で、絹谷本人は必ずアフレスコと〝ア〟をつける。

日本では、フレスコという方になじみがあるが、フレスコとは、英語: fresco、イタリア語: Affrescoという。

アフレスコは絵画技法のひとつで、この技法で描かれた壁画をフレスコまたはフレスコ画と呼ぶのだ。

語源はイタリア語の "fresco" で「新しい」「新鮮な」という意味である。

この呼び方は、制作過程に所以がある。

まず壁に漆喰を塗り、その漆喰がまだ「フレスコ(新鮮)」である状態で、つまり生乾きの間に水または石灰水で溶いた顔料で描く。

その方法は、まず、漆喰には石灰岩(CaCO3)を焼成し、生石灰(CaO)にした上に加水した消石灰(Ca(OH)2)を使用する。

作品を描写中、媒剤となる水分はたえず気化し、消石灰は二酸化炭素(CO2)を吸収、酸素(H2O)を放出し、炭酸カルシウム(CaCO3)に変化する。

この炭酸カルシウムは水に溶けない。

そのため、アフレスコ技法は、その過程の困難さゆえにであろうか、アフレスコ画は保存性に大変優れているというメリットが大きいのだ。

アフレスコ画は、ルネサンス期に盛んに描かれた。

ラファエロの『アテネの学堂』やミケランジェロの『最後の審判』、ジョットによる「聖人フランチェスコの生涯(サン・フランチェスコ聖堂 イタリア・アッシジ)などがよく知られている。

このような大天才でなければ、なかなか挑めない画法である。

アフレスコ画は、全くやり直しが効かないため、高度な計画と技術力を必要とする、大変難易度が高い画法である。

失敗した場合は漆喰をかき落とし、最初からやり直すほかはないのだ。

そのため、多くの画家がこのやり方を採用したがらない。

画家としては、やり直しは効くが保存性に欠ける油絵を選ぶか、全くやり直しが効かないが保存性の高いアフレスコ画を選ぶかは悩ましい問題でジレンマを抱えることになるであろう。

絹谷幸二 天空美術館では、世界初の試みである絵の中に飛び込む大迫力の3D映像体験や、アフレスコ(壁画の古典技法)とミクストメディア(混合技法)による絵画・彫刻の数々を鑑賞できるほか、遊び心満載のワークショップやアトリエスペース、そして快適空間のカフェなど世界中の人々を魅了している。

また、美術館の外に目をやると夕日が大変美しいのも見逃せない。眼下に淀川が流れる大阪の街並みが一望のもと。

この美術館では、開館2周年記念の特別展示「夢見る力~空想大劇場」が開催中。

3D映像

  高さ約3m、幅約14mの大型ラウンドスクリーンで、大迫力の3D映像を体験!

音楽とともに絵画の世界に入り込む、まるでテーマパークのアトラクションのよう。

◯夢無辺 : 2016年/3D映像/上映時間5

金雲たなびく蒼天に輝く旭日と大坂城。やがて城郭は満開の花びらとともに拡散していき、四季に彩られた富士の景観へと見る者を誘う。

そこに突如、雲海から龍が出現。

飛翔する龍の口へ吸い込まれた後は、風神雷神が乱舞する勇壮なイメージ世界へ。

「不二法門」や「般若心経」の言葉が飛び交い、天使や女神などが浮遊し、生命の誕生と人間愛を象徴する宇宙空間へと続く。

そしていつの間にか大坂城へ。

夢無辺とはどこまでも広がっていく夢の情景のこと。

迫力ある音響とともに百花繚乱の大劇場だ。

◯平治の乱 : 2018年/3D映像/上映時間5

開館2周年を記念して制作された最新3D映像(ZERO-TEN制作)。

平安時代末期の平治元年(1159)、京都に起こった内乱をテーマに、人類への警鐘と救済への祈りを込めた作品。

炎に包まれる洛中の情景と、次々と浮かび上がる衝撃的な場面は、歴史的に繰り返されてきた戦禍や、権力抗争にあけくれる人間の愚かさを暗示し、紅蓮の炎の中に浮かび上がり憤怒する仏の姿は、時空を越えて今日的な教訓を提示している。

「夢無辺」に続いて絹谷幸二 天空美術館が贈る、最新技術を駆使した壮大な絹谷ワールド。

「動・静」渦巻く華麗なる夢の大劇場だ。

 

☆絵画展示

◯アラベスク : 1985年/アフレスコ・ストラッポ/80号(1120×145520連作

198510月、東京・青山の国立総合児童センター「こどもの城」劇場入口に制作されたアフレスコ20面の傑作。

20152月、センターの閉館にともない作品保存のため全面がストラッポされた。

ストラッポとは壁画の表面を剥がし取ることで、この高度な技術によって作品の収蔵と移動が可能となり、絹谷幸二 天空美術館での鑑賞が実現。

描かれているのは古今東西の時空を越えた夢物語。

異国情緒たっぷりのモチーフが目を楽しませてくれる。

アラベスクとはアラビア風の幾何学的な装飾文様を指す。

この作品の幾何学文様は劇場内の空間をイメージさせ、鑑賞者を様々な情景へと誘う。

見る人の感性で百人百通りの物語が浮かび、まるで自分が物語の主人公のように思えてくるようだ。

世界中の子どもたちへ夢見る力、空想の楽しみを教えてくれる連作だ。

③アラベスク_arabesque15.jpg

③アラベスク_arabesque16.jpg

③アラベスク_arabesque17.jpg

③アラベスク_arabesque18.jpg

③アラベスク_arabesque19.jpg

③アラベスク_arabesque20.jpg

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◯祝・飛龍不二法門 : 2013年/ミクストメディア 金箔 プラチナ箔/200号(1940×2590

絹谷幸二 天空美術館のシンボルゾーンを飾る作品。

白銀をたたえそそり立つ富士に、雲海から如意宝珠を手にした龍が童子を背に浮かび上がる。

神通力を象徴する神獣・霊獣として描かれる龍の口からは「不二法門(ふにほうもん)」という言葉が。

不二法門とは善と悪、生と死、我と無我など相反する二つの概念は一つのものの部分である、ということを教える仏語。

まさに芸術とは、人間の善悪、美醜、強弱、長所短所など全てを包み込む自然の豊饒そのものでなければならないという絹谷幸二の信念を象徴する言葉である。

芸術への理想、そして自然や生命へのオマージュ(称賛)を高らかに謳い上げ、鑑賞者を豊饒なる絹谷ワールドへ誘う。

④祝・飛龍不二法門_Celebration-Flying Dragon Funi Homon.jpg

 

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◯双穹の翼 パリ飛翔 : 2007年/ミクストメディア/100号(1303×1621

絵を描くことによって人々に夢や希望を届けてきた絹谷幸二にとって、鍛え抜かれた肉体と技で夢の世界を演出するサーカスへの強い興味・関心が芽生えたのは、当然のことだったと推測できる。

エッフェル塔が見渡せるトロカデロ広場を舞台に、輝ける陽光と大輪の虹に包まれた中で演じられる空中ブランコの情景を描き、人間の表現への無限の可能性を高らかに謳い上げた作品である。

サーカスを絹谷幸二がいかにリスペクトしているかよくわかる作品だ。

その芸術性について筆者は以下などに記しているので参照されたし。

☆木下大サーカス名古屋公演 KINOSHITA CIRCUS

https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2019-05-28⑤双穹の翼 パリ飛翔_Wings in the Blue Sky Leap in Paris.jpg

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◯日月天馬飛翔 : 2005年/ミクストメディア/120号(1303×1939

ギリシア・ローマ時代の古代彫刻は「高貴なる単純と静謐なる偉大」と称され、西洋美術の根幹を成してきた。

彫刻とともに紺碧の空にリズミカルに浮かび上がる可憐な花は、悠久の時の流れを象徴する。

時空を超えた美へのオマージュが込められた作品である。

⑥日月天馬飛翔_The Sun, the Moon and a Pegasus Soar.jpg

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◯大阪城満開日乃出 : 2016年/ミクストメディア 金箔 プラチナ箔/50号(910×1167

絹谷幸二 天空美術館の開館を記念して大阪をテーマに描かれた作品。

昨今の戦国武将や刀剣のブームで人気の大阪城が、満開の桜と旭日の輝きの中に浮かび上がる。

絹谷幸二 天空美術館が大阪城とともに新しい大阪のシンボルとして世界中の人々に愛されるようにと、一筆一筆に願いを込めて描かれたもの。

⑦大阪城満開日乃出_Sunrise at Osaka Castle with Cherry Blossoms in Full Bloom.jpg

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◯黄金旭日名古屋城 : 2016年/ミクストメディア 金箔/240×665

2018年新生した名古屋・御園座の緞帳用に描かれた原画。

積水ハウスが発注し27年ぶりに新たに織られた緞帳は、高さ10メートル、幅24メートル、重量は1tを超える巨大なもの。

黄金の日輪を背景に金のシャチホコを左右に配し、荘厳な名古屋城が描かれている。

天空に広がる虹には十二支が並ぶ。

縁起物としての十二支は、土産の置物のような愛らしく親しみやすい姿で描かれ、御園座が守り続けてきた「時間」と「美」を象徴している。

⑧黄金旭日名古屋城_Nagoya Castle and the rising golden sun.jpg

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◯黄金背景富嶽旭日・風神・雷神 : 2015年/ミクストメディア 金箔/150号(1818×22732枚組

  江戸時代の絵画を代表する琳派の祖、俵屋宗達の風神雷神へのオマージュが創意の源泉にある。

旭日に浮かび上がる富士を挟み対峙する勇壮な二神像。

豪快無比な表現力で描かれた風神・雷神の目には、自然を破壊する人間の傲慢さへの怒りが溢れる。

風神は風車を回し、雷神は雷や地熱をとらえ、自然界の大いなる代替エネルギーを取り込む事を描ききって現代文明への警鐘を込める。

人類の元気の源を目指す天空美術館が誇る大作である。

⑨黄金背景富嶽旭日・風神・雷神(風神)_Mt.Fuji on Golden Background and the Sun,Fujin.jpg

                                     風神

 

⑨黄金背景富嶽旭日・風神・雷神(雷神)_Mt.Fuji on Golden Background and the Sun,Raijin.jpg

                                    雷神

 

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祝 飛龍遊々スカイビル(絵画) : 2018年/ミクストメディア/150号(1818×2273

光彩輝く梅田スカイビルを背景に、淀川より飛翔した龍神がスカイビル25周年を祝福し、祝いの玉取り龍となって舞う。

龍は水に対する敬意の念から生まれた水の神であり夢や空想上の生き物。

一方、今ここに在るスカイビルは世界的に名高い現実の建築物である。

この龍とビルがおりなす迫力の躍動感は、「空想」と「現実」は相反する別々の概念ではなく、一つのものの部分であると説く、絹谷の作品テーマである維摩経の教え「不二法門」に通じている。

夢や空想、豊かな想像力が明日の科学や未来をつくる。

両者を同時にとらえる大切さを私達に指し示してくれるのである。

⑩祝 飛龍遊々スカイビル(絵画)_Flying dragon frolicing around the Sky Building(Painting).jpg

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追記


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木下大サーカス名古屋公演 KINOSHITA CIRCUS [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

木下大サーカス名古屋公演

KINOSHITA CIRCUS

メイン1905.jpg

   Copyright(C)2019 KINOSHITA CIRCUS CO. , LTD. All Rights Reserved.

日本最大のサーカススペクタクル、木下大サーカス名古屋公演が好評開催中である。

だ。

サーカスは、特に西洋においてリスペクトされており、またその文化や芸術性において高く評価されているのだ。

 木下大サーカスの記事を書くようになって、併せてご紹介しようとさまざまな美術作品を見る際に「サーカス」を題材にしたものを探すようになった。

 すると、多くの芸術家が「サーカス」に関心を持って作品を残しているのには驚かされた。

 サーカスという題材は、今や筆者が美術を見るその新たな観点でもある。

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 さて、サーカスを題材にした芸術は幅広いアーティストが手掛けている。

例えば、「没後50年 藤田嗣治展」が、2018年日本で行われ、さらこの展覧会を基に構成を変えてパリ日本文化会館でも「藤田嗣治」展が、2019116日から316日まで行われた。

その両展覧会に展示されていたのが、藤田嗣治の「サーカス」を題材にした絵画だ。

以下などに記しているので参照されたし。

☆没後50年 藤田嗣治展 Foujita: A RetrospectiveCommemorating the 50th Anniversary of his Death

     https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2018-12-04

京都展に展示されたが、パリ展で展示されなかった作品もあった中、「サーカス」を両展で展示するのは、監修者の意図もあったであろう。

 むしろ、サーカスと芸術が切っては切れない密接な結びつきを持っているから当然なのだと考える方が自然かもしれない。

 さらに筆者が経験したもう一つの例だが、ヘルシンキオペラハウスでは、オペラとサーカスの融合したオペラが上演された。

 

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                              以下 撮影  浦 典子

 

湖のほとりに建つ白いシンプルなオペラハウスだが、特に女性がハイヒールに履き替えられるよう、クロークには、靴用の袋が用意されており、さすが劇場の楽しみ方を心得ていらっしゃる国のオペラハウスと感心したものだ。

通常は布製の靴袋を用意されているのだが、この時は、サーカスの柄の靴袋が用意されていた。また、プログラムもサーカスモチーフのものであった。DSC_0486s.jpg

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 この演目は、初日からsold out が続き、常に満員御礼であったと聞く。

格調高いオペラとサーカスがコラボされていることからもサーカスを芸術の一種ととらえられているがよくわかる。

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         特別出演させられた?来場者には粋なプレゼントも

 

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Finnish National Opera (Suomen Kansallisooppera)

     http://www.ooppera.fi

     https://oopperabaletti.fi/en/ (英語)

 日本の「木下サーカス団」は、世界で2番目の集客力を誇り、そのスケール感は、ヨーロッパのサーカスより大きく、まさしく「大」サーカスだ。

 筆者も筆者の母も子供の頃から、木下大サーカスが存在しているので、サーカスとはこういう規模のもの、当たり前と思っていた。

しかし、他国でサーカスを体験すると、木下大サーカスは看板に偽りなく「大」サーカスであることを認識させられた。

当たり前と慣れっこになってしまった自分を恥じると共に、日本に木下大サーカスがあってよかった!と思えるのだ・

さらに、木下大サーカスの演目には、日本の伝統芸である足芸や肩芸などを今に見せてくれる、日本文化をも継承しているのだ。

こんな角度からの見方をしてサーカスを鑑賞していただけたら幸いだ。

そして、ワールドNo.1クラスのスケールのサーカスが日本にあるということを誇りに思い、それを存続させるためにも一人でも多くの人がサーカスを楽しむこと、これが大事だ。

会期終了まであとわずか。

お見逃しなく!!!

 

 

会期 2019/3/23()2019/6/10()

曜日    1回目   2回目   3回目

月~水曜日 11:00   13:40    ―

休演日 木曜日

 

金曜日   13:00   15:40       

土・日・祝日 10:10  13:00   15:40

 

入場券(一般席への入場)

おとな(高校生以上)   こども(満3歳~中学3年生)

一般席当日券 3,000円      2,000

 

3才未満のお子様は、膝の上に乗せてご観覧のこと。

※障害者手帳をお持ちの方は、サーカス会場のチケット売場に手帳をご提示のうえ、

 当日、入場券をお求めのこと。当日料金の半額の料金で入場可。

 なお、割引は手帳をお持ちのご本人のみ。

■指定席・特別自由席への追加料金

席の種類 追加料金

リングサイドA(指定席) 入場料+2,500

リングサイドB(指定席) 入場料+2,000

リングサイドC(指定席) 入場料+1,800

ロイヤルブルー席(指定席)入場料+1,800

ロイヤルイエロー席(指定席) 入場料+1,500

特別自由席※ 入場料+1,000

 

※特別自由席券800円は当日会場でのみ販売。

 

■主 催  中日新聞社

■共 催  CBCテレビ・CBCラジオ・東海ラジオ放送・

東海テレビ放送・テレビ愛知

■協 賛  森永製菓/スズキ/コカ・コーラボトラーズジャパン/サントリー酒類/山九

 

会場:白川公園 特設会場 (愛知県)

公演などに関するお問い合わせ先: 木下大サーカス名古屋公演事務局:052-961-0333 (~3/17)

木下大サーカス名古屋公演事務局:052-201-0045 (3/18~)

☆公式ホームページ 

http://www.kinoshita-circus.co.jp

☆読者プレゼント 

   1020名様にご招待券 プレゼント

   あて先 :  loewy@jg8.so-net.ne.jp

   件名:展覧会名と会場名

   本文:ご住所、お名前

   をお書きの上どしどしご応募下さい。

   発送をもって当選と代えさせていただきます。

 

☆巡回予定

埼玉公演 2019629日(土)~2019923日(月)

 

 


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京都大原の庭とキッチンから ベニシアさんの手づくり暮らし展 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

京都大原の庭とキッチンから

ベニシアさんの手づくり暮らし展


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写真提供:梶山 正

 

 

以下撮影 すべて 浦 典子

放送開始から満10年を迎えたNHK Eテレの人気番組「猫のしっぽ カエルの手~京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし~」。

これを記念し、阪急うめだ本店にてベニシアの自宅の庭やキッチンの再現、愛用品の数々、交流のあった人々との出会いなどを紹介する展覧会が開催中だ。

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以前のベニシアの展覧会については、以下で記しているので参照されたし。

☆ベニシアと仲間たち展

https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2012-03-05

☆ベニシアと仲間たち展  ~猫のしっぽ カエルの手 京都大原ベニシアの手づくり暮らし~

https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-04-03

 

 京都大原の築100年の古民家で、自ら育てたハーブを生活に取り入れるベニシア。

ベニシアの現在の暮らしのルーツには、イギリスで貴族として過ごした少女時代に育まれた美意識と、一方で小さな家で家族が仲良く暮らすつつましやかな生活への憧れがあったという。

この展覧会では、そんなベニシアのルーツにも触れられているほか、ベニシアの描いた絵画や家族写真なども展示。

ベニシアの自宅の庭が再現され、それは空気がおいしく、改めて植物の持つ力を感じ取ることができる。

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 「猫のしっぽ カエルの手」のナレーションを10年に渡り担当している山崎樹範が初めて大原のベニシアの自宅を訪ねて、庭やキッチンでベニシアさんと深く語らう特別映像は、この展覧会でしか見られない。

ベニシアの言葉、「幸せは心が決める。」

ぐっと心に迫る言葉だ。

単なるベニシアへのあこがれだけですますのではなく、ベニシアに見習って我々も実行して行こう、

と思わせる展覧会だ。

ベニシアに縁のある人々が手づくりする日用品や民芸品、食材などの他、ベニシアが描くハーブや草花をデザインしたオリジナルグッズやベニシアのレシピをヒントにしたオリジナルフードも販売。

  63日(月)まで。お見逃しなく。

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☆ベニシア・スタンリー・スミス プロフィール

1950年、貴族の館で知られるイギリス・ケドルストンホールに生まれる。

19歳のころから貴族社会に疑問を持ちイギリスを離れてインドを旅するようになり、71年に来日。

78年から京都で英会話学校、現在の「ベニシア・インターナショナル」を設立。

96年、夫である梶山正(山岳写真家)と末っ子の悠仁とともに大原に移住して古民家に暮らすようになりハーブガーデンを作るなど、手作りの暮らしを実践。

現在、子どもたちは独立し、夫婦二人の生活を楽しんでいる。

 

会 期:

2019522日(水)~63日(月)

会 場:

阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー

時 間:

日曜~木曜 10:0020:00 金・土曜 10:0021:00

入場料:無料 (最終日は18:00閉場となります)

主催

NHKエンタープライズ、阪急うめだ本店

企画制作

オーク

企画協力

テレコムスタッフ

協力

世界文化社、KADOKAWA

 

☆阪急うめだ本店

      http://www.hankyu-dept.co.jp

☆☆阪急うめだギャラリー

http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/event/index.html

NHK Eテレにて放送中

猫のしっぽ カエルの手 京都 大原べニシアの手づくり暮らし

放送日:毎週日曜日1800(最終週を除く)

再放送:毎週水曜1225、土曜530

番組HPhttp://www4.nhk.or.jp/venetia/

 

☆読者プレゼント 

   1020名様にご招待券 プレゼント

   あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp

   件名:展覧会名と会場名

   本文:ご住所、お名前

   をお書きの上どしどしご応募下さい。

       締切:http://art-news-jp.jimdo.comUPした日の午前零時

   発送をもって当選と代えさせていただきます。

会期が短いため、速達などでお届けには最善を尽くします。

 

☆ご意見・ご要望・ご感想のお願い

 よりよいサイトづくりのため、読者の皆さまからのご意見を常時受け付けております。

   あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp

   件名:アートニューズ ご意見・ご要望・ご感想

   とお書きの上、ご意見・ご要望をお送り下さいませ。

   お待ちいたしております。 

 

☆お知らせ

いつもご愛読下さいまして、まことにありがとうございます。

皆さまからのあたたかい励ましのメイル、大変ありがたくうれしく思っております。

多くのかたからメイルをいただいておりますため、ご返信ができないこともございますが、何卒お許し下さいませ。

 

※人物名の表記は、敬称略。

※画像および記事の無断転載禁止

 

☆巡回予定 

■大丸京都店

2019911日(水)~923日(月・祝)

ほか、全国巡回予定。


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追記「わたせせいぞう展」SEIZO WATASE展覧会(2018年まで) [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

追記「わたせせいぞう展」

SEIZO WATASE展覧会(2018年まで)

DSC_0180s.jpg[コピーライト]SEIO WATASE/APPLE FARM INC.

撮影 すべて 浦 典子

被撮影者には撮影および掲載許可済

 

  阪急うめだ本店にて『わたせせいぞう展』については、以下で記しているが、わたせせいぞうの今まで行われた展覧会については、字数の関係で収まりきれなかったので追記する。

    https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2019-05-20

また、上記の画像をよく読んでいただきたい。

わたせせいぞうの仕事に対する厳しい心構えがよくわかる。

☆ 展覧会(2018年まで)

1989  3  1回ポスター展「わたせせいぞうボクのお気に入り世界展」

(東急吉祥寺店/東京)

1990  2  「わたせせいぞうアートポスター展」

(フジグラン松山ギャラリー/松山)

          3  「わたせせいぞうスプリングアートイラスト展」

(サンモール広島ギャラリー/広島)

           4  「わたせせいぞうの世界スプリングシャワー1990」

(新宿コニカプラザ/東京)

1991  7  新作版画発表展(丸の内画廊/名古屋)

            8  「わたせせいぞうの世界展」(徳島県立二十一世紀館/徳島)

1992  1   東京インターナショナルアートショー出展

(東京国際見本市会場/東京)

1993  4  「わたせせいぞう光と風のバカンス展」(いせや伊勢崎店/群馬)

          12  「わたせせいぞう原画展」(松坂屋大阪店/大阪)

1995  4  「色彩の旅人となって…20年 わたせせいぞう原画展」主催/朝日新聞社(小倉玉屋/北九州)

            8   同展巡回先(博多井筒屋/博多)

1996  2   「色彩の旅人となって…20年 わたせせいぞうの世界展」

主催/朝日新聞社(大丸ミュージアム/東京)

            8月   「色彩の旅人/わたせせいぞうの世界展」主催/朝日新聞社(高島屋グランドホール/京都)

           10 個展(CAST IRON GALLERY/ニューヨーク)

1998  4   THE WORLD OF SEIZO WATASE(日米文化会館/ロスアンゼルス)

           12  帰国記念-わたせせいぞうの世界展 主催/朝日新聞社

THE WORLD OF SEIZO WATASELovin' the American Winds and Waves of the 60's」(銀座三越/東京)

1999   1  同展巡回先(JR京都伊勢丹美術館「えき」KYOTO/京都)

             5月  同展巡回先(岡山高島屋/岡山)

           10  同展巡回先 パステルホール(小倉井筒屋/北九州)

2000   5 「わたせせいぞうの世界展-Hear The Wonderful Music=-ボクたちのそばにはいつも音楽が流れていた…。」(伊勢丹相模原店/神奈川)

             8 同展巡回先(ながの東急百貨店/長野)

           12 「わたせせいぞうの世界展 21世紀へのRoman-自然に優しく抱かれて-」(大丸ミュージアム/東京)

2001   4  同展巡回先 主催/朝日新聞社(JR京都伊勢丹美術館「えき」KYOTO/京都)

           11 同展巡回先 カトレアホール(八木橋/埼玉)

2002年   1  「わたせせいぞうの世界展 21世紀へのRoman 自然に優しく抱かれて-三都つれづれ-」(銀座三越/東京)

             9 「わたせせいぞう展 ハートカクテルから20年~彩と詩で伝える心の響き~」(横浜高島屋ギャラリー/横浜)

           10  「わたせせいぞうと海のギャラリー・オープニング企画記念展」(旧大阪商船/北九州)

2003   8  「わたせせいぞう展 ハートカクテルからハナドキロード

~彩と詩で伝える心の響き~(巡回展)」(新潟伊勢丹アートホール/新潟)

           12  「わたせせいぞうの世界展 ~花・FLOWER・華~」主催/朝日新聞社(大丸ミュージアム/東京)

2005   2  「わたせせいぞう作品展~13年目のバレンタイン~」(丸の内画廊/名古屋)

             2月   朝日新聞西部本社発行70周年記念「わたせせいぞう展」I'm専門店街<11階>特設会場/北九州)

             5 「わたせせいぞう展 ~ふたりだけのハイビスカスアイランド~」(銀座三越/東京)

2006   1  「わたせせいぞうの世界展 ~How Romantic -なんてロマンチックな!!-」(大丸ミュージアム/東京)

             3  同展巡回先 (藤崎/仙台)

             4  旅フェア2006 色彩の旅人「わたせせいぞう特別展」 (幕張メッセ/千葉)

             5 「わたせせいぞうの世界展 ~How Romantic -なんてロマンチックな!!-(巡回展)」(しが県民芸術創造館/滋賀)

           12 「わたせせいぞう展 SEIZO WATASE in X'mas」 (小田急百貨店新宿店本館/東京)

2007年   4 「わたせせいぞう展 ~なんてロマンチックな!!~」(岡島百貨店/甲府)

             8  「わたせせいぞうの世界展 ~ロマンチックな風に誘われて~」(ベイシアIS伊勢崎店/群馬)

           10 「門司港わたせせいぞうギャラリー 5周年特別展」(旧大阪商船/北九州)

           12 「わたせせいぞうの世界展 ~オリジナルカレンダーにみる20年の軌跡~」(銀座三越/東京)

2008   3  「わたせせいぞう展 めぐる季節の中でーふたりー」(伊勢丹府中/東京)

           5  「わたせせいぞうの世界展 ー花の彩・街の彩そして日本の彩ー」(全国都市緑化ぐんまフェア 高崎会場/群馬)

2009   2 「おとこのロマンと色彩の旅35周年記念 わたせせいぞうの世界展 ~ハートカクテルなこころ~」(大丸ミュージアム/東京)

           11 「旧大阪商船・旧門司三井倶楽部15周年記念 わたせせいぞうの世界展 ~おとこのロマンと色彩の旅・Mojiko~」(旧大阪商船/北九州)

           11-2  「ハートカクテルなこころ わたせせいぞうの世界展 ~自然は優しく四季を彩り~」(タオル美術館ICHIHIRO/今治)

2010   7 「わたせせいぞう展 ~ハートカクテルなこころ~」(藤崎/仙台)

             8  「わたせせいぞう展 ~大人の夏休み~」(大丸/東京)

           10  「わたせせいぞうの世界展 ~ハートカクテルなこころ~」(ショッピング・プラザ アピア/滋賀)

2011   2  「わたせせいぞう展 Happy Valentine ~ローズ色の微笑み~」(三越栄/名古屋)

             5  「東日本大震災支援企画 わたせせいぞう展 ~ハートを贈ろう ニッポン!!~」(旧大阪商船/北九州)

             7 「東日本大震災支援企画 わたせせいぞう展 ~ハートを贈ろう ニッポン!!~」(藤崎/仙台)

           10   「わたせせいぞう展 ~Autumn・染まりゆく街角~」(そごう横浜/横浜)

2013   2 「わたせせいぞうバレンタイン企画 - Love Train -」(表参道ヒルズ/東京)

             5 「わたせせいぞうと海のギャラリー開館10周年記念 SEIZO WATASE in MOJIKO ~汐風のくれたキミの歌~」(旧大阪商船/北九州)

      7  SEIZO WATASE in 2013 Summer ~南の風に吹かれてキミは・a happy time~」(銀座三越/東京)

      11  SEIZO WATASE ~ふたりのYOKOHAMA STORY in 横浜赤レンガ倉庫」(横浜赤レンガ倉庫/横浜)

2014  5-6  The 40th Anniversary わたせせいぞうの世界展 ~ハートカクテルからアンを抱きしめて~」(ジェイアール京都伊勢丹美術館「えき」KYOTO/京都)

       8  「東海道新幹線開業50周年記念 わたせせいぞう作品展 シンデレラエクスプレス」(JR名古屋タカシマヤ/名古屋)

    10-11月 「The 40th Anniversary わたせせいぞうの世界展 ~ハートカクテルからアンを抱きしめて~」(北九州市漫画ミュージアム/北九州)

2015  10月  「わたせせいぞう展 ~朱色に染まった時間(とき)~」(新宿タカシマヤ/東京)

    11-1  The 40th Anniversary わたせせいぞうの世界展 ~ハートカクテルからアンを抱きしめて~」(神戸ゆかりの美術館/神戸)

2016  8-9 「わたせせいぞう展 この夏キミと ハートカクテル ドリーミング!! 」(山陽百貨店/姫路)

       9 「わたせせいぞう展 in IKSPIARI」(イクスピアリ/浦安・舞浜)

2017   12月 「わたせせいぞうカレンダー30周年記念展」(八重洲ブックセンター本店/東京)

2018   3 「 わたせせいぞうの世界 ~はじまりはホワイトデーだった~ 」(横浜タカシマヤ/横浜)

      4-7  「ハートカクテル35周年・オリジナルカレンダー30周年記念 わたせせいぞうの世界展  ハートカクテル in 石巻」(石ノ森萬画館/宮城・石巻)

              9 「博多大丸開業65周年・ハートカクテル35周年 わたせせいぞうの世界展 ~ハートカクテルだったあの頃~ 」(大丸福岡天神店/福岡)

              9 「わたせせいぞう展 in IKSPIARI」(イクスピアリ/浦安・舞浜)

            10 DAIKANYAMA THE HERITAGE 2018 わたせせいぞうの世界~クラシックカーの風に乗って~」(代官山 蔦屋書店/代官山)

            12 「わたせせいぞうの世界 クリスマス展」(八重洲ブックセンター本店/東京)

会 期:

2019年5月15日(水)~20日(月)

会 場:

阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー

時 間:

日曜~木曜 10:0020:00 金・土曜 10:0021:00

入場料:無料 (最終日は18:00閉場となります)

企画制作:

()アップルファーム

☆阪急うめだ本店

      http://www.hankyu-dept.co.jp

☆☆阪急うめだギャラリー

http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/event/index.html

()アップルファーム

http://www.apple-farm.co.jp/

 

☆今後の予定 

☆松坂屋名古屋店「わたせせいぞうの世界展」  2019年6月5日(水)~17日(月)

☆最新刊 コミック「ハートテレフォン」2019524()発売!!

 

☆ご意見・ご要望・ご感想のお願い

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   とお書きの上、ご意見・ご要望をお送り下さいませ。

   お待ちいたしております。 

 

☆お知らせ

いつもご愛読下さいまして、まことにありがとうございます。

皆さまからのあたたかい励ましのメイル、大変ありがたくうれしく思っております。

多くのかたからメイルをいただいておりますため、ご返信ができないこともございますが、何卒お許し下さいませ。

 

※人物名の表記は、敬称略。

※画像および記事の無断転載禁止


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阪急うめだ本店「わたせせいぞう展」SEIZO WATASE [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

阪急うめだ本店「わたせせいぞう展」

SEIZO WATASE

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[コピーライト]SEIZO WATASE/APPLE FARM INC.

以下撮影 すべて 浦 典子

被撮影者には撮影および掲載許可済

 

わたせせいぞうの画業45周年を記念し、阪急うめだ本店にて『わたせせいぞう展』が開催中だ。

関西での展覧会は、3年ぶり。そして、意外なことに大阪・梅田の中心街では初の開催という。

わたせせいぞうの画業40周年を記念した展覧会については、以下で記しているので参照されたし。

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2014-10-19

https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-11-22

わたせせいぞうの出世作、「ハートカクテル」。

漫画だけではなく、アニメやそのBGMとして作られた松岡直也、島健、三枝成章のCDもヒットし、社会現象となった。

わたせせいぞうは、今や知らぬ人はいないほど有名だ。

この展覧会では、メインイラストとして、ローズガーデンのアフタヌーンティーで語らう二人「Tea for Two」が展示されているほか、原画・原稿なども展示。

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また、阪急ならではの展示として、わたせせいぞうが行なった阪急電車(神戸線)ラッピング列車や宝塚歌劇団のイラストも。

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518日に行われたサイン会にさっそく取材に伺った。

阪急うめだ本店とわたせせいぞうの企画運営を行なう()アップルファーム 双方のご協力により、取材、撮影許可が得られたのだ。

実は、神戸ゆかりの美術館で行われた展覧会では、時間の関係上、サインをいただくことができず、残念に思っていたが、()アップルファームの担当者は、次回、関西にわたせせいぞうが来る際には、サインは約束してくれていたのだ。

サインとサイン会の取材をお願いするだけのつもりでいたが、終了後に何とインタビューに応じていただけるという。

そんなサプライズな許可が下り、喜び勇んで阪急うめだ本店に向かった。

サイン会でのわたせせいぞうは、神戸ゆかりの美術館で行われた時と同じように常に笑顔で来場者と話していた。

前回の記事では、書かなかったのだが、多くの来場者に展覧会や作品の感想を聞いているのだ。

(※注 来場者に対して100%保証されるものではないので誤解のない様にしていただきたい。)

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わたせせいぞうのサイン会は、サインをして写真を撮って、はい、一丁上がりというようなことは一切ない。

わたせせいぞうは、ファンのかたの意見を聞き、仕事に取り入れているのだ。

これは、筆者が研究する、インダストリアル・デザイナー、レイモンド・ローウィのマーケティング手法に通じるものがある。

レイモンド・ローウィの長女によると、ローウィは、家族でスーパーマーケットに買い物に行った際、商品をカートに入れようとしている主婦につかつかと歩み寄り、他にも似たような商品がたくさんあるにもかかわらず、なぜその商品を買おうしたのか、その理由を聞いていたというのだ。

インスピレーションの影には、這いつくばるような努力が、隠されていたのである。

巨万の富を得ていたローウィが、スーパーで消費者の話を直接聞いていたとは誰も思うまい。

天才が、影で地道な努力をしていたのだ。

わたせせいぞうの行動が、ローウィに重なる気がしていたのだ。

?

わたせせいぞうは、早稲田大学法学部を卒業後、損保のサラリーマンとして抜群の成績を残しながらも、週末には週刊モーニングに連載する「ハートカクテル」を描いていた。

営業マンとして数値目標を立て、チームプレーで目標を達成していく。

月曜日から金曜日までは損保の営業の仕事に専念。

会社の許可をもらって、土日は創作活動に集中。

そして、課長にも昇進。部下にめぐまれ、営業成績も良かったという。

そんなことができるのかとにわかには信じがたいが、わたせせいぞうならできたのだろう。

人と穏やかに交渉しながら、人をファンにし、そしてファンの心を掴んで行くわたせせいぞうは、

ポール・スミス(Sir Paul Smith)にも通ずる。

ポール・スミスも月曜から木曜までは従来通りあらゆる仕事をこなし、金曜と土曜は自分のショップで商品を売っていたのだ。

まだ資金力の無かったポール・スミスは、以前働いていたテーラーの主人に1万ポンドを借り、銀行からも5千ポンドを借りたが、まだまだ足りない。

そこで再度オーナーにかけあい、現在集まっている資金額をありのまま話し、どうしても購入したいのだと訴えた。オーナーはその熱意に負け、売り値を25千ポンドにダウンした上、不足分の1万ポンドをオーナー自身が貸してくれたのだ。

ポール・スミス展  HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH

       https://art-news-jp.jimdo.com/2016/07/01/ポール-スミス展-hello-my-name-is-paul-smith/

https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-07-01

 「自分が編集者の立場だったら、人間性のいい人に頼みたい。

 人間性を磨くことはとても大切なことだ。」とわたせせいぞうは言う。

 わたせせいぞうは、自身が教鞭をとる大学の学生にいう。

 「営業しろ。」

 才能と社会性のバランスが大変優れた人物なのだと筆者は考える。

 

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 過去にインタビューを受けたものと同じような質問はしたくなかったので、予め下調べをして赴いた。

 楽屋に招き入れていただいた。

 有名人のかたは、名刺を持たないかたが多く、名刺交換より早くインタビューを始めるようせかされることが多い。

 わたせせいぞうもそうだと筆者は勝手に思い、名刺はポケットに入れたまま、おそるおそる挨拶した。

 すると、わたせせいぞうは、自ら名刺ケースを出し始めた。

 筆者から先にアクションすべきなのに、出遅れた!

何という失態だ。

 新入社員のように固くなってしまったが、わたせせいぞうは、優しく笑顔で挨拶してくれた。

 筆者のインタビューに答えてくれたのは、以下のとおり。

 実際は、柔らかな話しかただったのだが、文体一致のため、ご理解いただきたい。

  「画家で好きなのは、ゴッホ。あの色合いに魅かれる。実際、レンタカーでアルルの跳ね橋まで行ったこともある。日本が好きだったことも大きい。タンギー爺さんの背景に描かれている浮世絵には、感動を覚える。」

 

☆参考画像および記事(所蔵のロダン美術館には、使用許可を取得済)

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タンギー爺さん(仏: Le Pere Tanguy) フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ(Vincent Willem van Gog

 

◯手の痕跡  国立西洋美術館所蔵作品を中心としたロダンとブールデルの彫刻と素描

       https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-01-21-1

 

 筆者:わたせせいぞうの色の変わり目に実線が引かれるリーニュ・クレール様式は浮世絵に通ずるものではないか。

「もちろん、意識している。当時のヨーロッパの人は、浮世絵を見てカルチャーショックを受けただろうね。」

 筆者:「絵の中に登場する車は、スチュードベイカー?カルマン・ギア? それともフォード?」

 「車は大好き。特に60年から70年代の車が。フロントグラスが丸く柔らかい、アールを利かせたものが好き。」

 筆者:Streamed Lineとは違うか。

Streamed Lineとは違う、アール。

ドイツ、イタリア、フランス車も好き。

今の車は、挑戦的で好きじゃない。コンピュータで作られていないものがいい。

オーストリア人建築家・フンデルトヴァッサー(Friedensreich Regentag Dunkelbunt Hundertwasser)は、 曲線を多用した独自の様式を編み出した。曲線が好き。」

 

☆参考記事   

◯大阪舞洲ゆり園    250万輪のゆり 海とゆりの競演

       https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2017-06-22

 

筆者は、2004年にたばこと塩の博物館で行なった、レイモンド・ローウィ展の図録を持ってプレゼントした。

わたせせいぞうには、地位も経済力もある。そこで、あれこれ考えたが、「お金では買えないもの」をプレゼントしたかったのだ。

時間も限られた中でのインタビューであったが、係のかたの「お時間です。」の言葉にも、「まだ、いいですよ。」と寛容だ。

今まで、筆者は、記事を読んでくれる読者のためになることを一番の目標に記事を書いて来た。

たくさんの理不尽なことや辛いことはあっても、「読者のため」と我慢して来た。

しかし、この日は、筆者自身が心底うれしかった。

心から幸せを感じられた。

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思い返してみると、筆者がローウィの作品に魅かれ、自然に受け入れることができたのも、わたせせいぞうの絵画を見ていたからではないのか、気づいた。

わたせせいぞうが活動する六本木男性合唱団でのパートはその父と同じバリトンという。

わたせせいぞうの絵に音楽が多く登場するのも、彼の両親の教育の影響があるという。

母からは、着物について学んだという。

筆者が感じたのは、プライマリー教育の重要さとそれが及ぼす影響だ。

筆者が家を買った時、シーリングファンをまずつけたいと思った。シンガポールのラッフルズホテルに行っても、カサブランカの映画をオマージュにしたレストランに行っても別段、驚かなかったのも、わたせせいぞうの作品で見慣れていたからではないかと思った。

シカゴ美術館(Art Institute of Chicago)所蔵のエドワード・ホッパー(Edward Hopper)の『ナイトホークス』(Nighthawks)に親しみを持って鑑賞できたのもわたせせいぞうの作品の影響と考えている。

わたせせいぞうから学んだことは大きい。

小説家になりたかったというわたせせいぞう。

絵と文章力という相反する才能を併せ持ち、それが作品として実を結んでいる。

それが、わたせせいぞうの魅力だ。

以前、筆者は、「コミック作家&イラストレーターわたせせいぞう」と紹介したのだが、わたせせいぞうの画業は、もはやその範疇から大きく飛躍していると感じる。

わたせせいぞうは、オリジナルの世界観を紡ぎ出せる数少ない、現代美術作家だ。

今回の取材には、全く何の制約を受けず、何でも自由に取材させていただけた。

改めて、阪急うめだ本店と企画運営を行なう()アップルファーム 双方に心から感謝する。DSC_0109s.jpg

わたせせいぞうと株式会社アップルファーム 黒田善孝 代表取締役(左)

 

筆者が2015年に執筆した記事でも述べているが、国際的なジャーナリストの団体「国境なき記者団」が発表した「世界報道の自由度ランキング 2015」で、日本は61位だ。

そして、2019年はさらにランクを落とし、日本は67位。

G7で最下位。

海外に出ると実際、このくらいだろうと皮膚感覚で感じている。

わたせせいぞうの展覧会は、一般の来場者が自由に撮影できるところも開放されており、かつワールドクラスの報道の自由度を誇ることを付け加えておこう。

  5月20日(月)まで。お見逃しなく。

 

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☆わたせせいぞうプロフィール(2018年まで)

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1945 本名、渡瀬政造。神戸市に生まれる。生後まもなく北九州市小倉北区に移り住む。

     早稲田大学法学部を卒業。

1974  「ビッグコミック」の第13回ビッグコミック賞入選。

1983   代表作「ハートカクテル」の連載開始。(「週刊モーニング」にて1989年まで連載)

都会的な男女のショートストーリーが若者を中心に大人気となる。

1985   16年間のサラリーマン生活にピリオドを打ち、コミック作家としての活動に専念する。

1986   アニメーション「ハートカクテル」TV放送開始。(1988年終了)

ドラマ「ハートカクテル」TV放送。(主演:鈴木保奈美・三上博史)

1987    漫画「私立探偵フィリップ」が、第33回文藝春秋漫画賞を受賞する。

1988    NHK朝の連続テレビ小説「ノンちゃんの夢」タイトルイラスト担当。

1992   四季に彩られた日本の美しい風物の中で暮らす夫婦の愛の物語、「菜」の連載を開始。(「週刊モーニング」にて1998年まで連載)

1993    社会福祉・医療事業人材募集ポスターのイラスト作画。

1998年   ☆東京を舞台に大人の恋を繊細に描いた「東京エデン」連載開始。 

               (「週刊モーニング」にて1999年まで連載)

             ☆車をテーマにしたショートストーリーとイラストを描いた 「A Love Story Around Automobile 車にまつわる恋物語」連載開始。 (「月刊Muffin」にて2000年まで連載)

1999年   ☆人の花時は恋。色々な男女の花時を描いた「ハナドキロード(花時行)」連載開始。

 (「週刊モ―ニング」にて2002年まで連載)

             ☆東京の名所を情緒豊かに描いた「東京ランブル」連載開始。 (「週刊朝日」(朝日新聞社)にて2000年まで連載)

2000   ☆偶然から始まるミドルエイジ・ラブを描いた「しのぶれど」連載開始。 (「おとなぴあ」(ぴあ)にて2001年まで連載)

             ☆初の絵本作品「ドードーとせいちゃん」連載開始。(「ミキハウス・ラブ」(三起商行)にて2002年まで連載)

2001   ☆読者から公募したショートストーリーに色彩豊かなイラストで日常のロマンスを描く「三都つれづれ」連載開始。(「朝日新聞大阪本社ゆめ版」にて2002年まで連載)

             ☆消防庁 全国「秋の火災予防運動」ポスターイラストに使用される。

             ☆「男と女の食卓」おとなぴあにて連載開始。(「おとなぴあ」(ぴあ)にて2001年まで連載)

2002   ☆消防庁 全国「春の火災予防運動」ポスターイラストに使用される。

             ☆消防庁 全国「秋の火災予防運動」ポスターイラストに使用される。

             ☆「きみの季節」連載開始。(「季節限定ぴあ」(ぴあ)にて2004年まで連載)

             ☆「TOKYO BLUE」連載開始。(「月刊ビジネススタンダード」(ソフトバンクパブリッシング社)にて2004年まで連載)

             ☆初の常設ギャラリー「わたせせいぞうと海のギャラリー」北九州・門司港に開館。

2003   ☆消防庁 全国「春の火災予防運動」ポスターイラストに使用される。

             ☆「Heart Station」連載開始。(「月刊ブリオ」(光文社)にて2006年まで連載)

             ☆「江戸恋もよう」連載開始。(「週刊モ―ニング」(講談社)にて2004年まで連載)

             ☆NTTドコモ iモード待受総合サイト「わたせせいぞう」開始。

2004   ☆北九州市門司大里地区の土地区画整理事業で街づくりをイメージプロデュースする。わたせせいぞうがイメージプロデュースした「わたせハウス」も建設される。

             ☆NHKテレビ「食彩浪漫」に出演。

2005   ☆環境大臣感謝状授与。「環のくらし応援団」として、地球温暖化対策の推進に貢献したとして環境大臣より感謝状を授与される。

             ☆「TOKYO BLUE」単行本発売。(ソフトバンクパブリッシング発行)

             ☆「Sea Side Story」連載開始。(「ディズニーランド別冊with Minnie(講談社)にて2005年まで連載)

             ☆「The Motorcycle Letters」連載開始。(「月刊ガルル」(実業之日本社)にて2006年まで連載)

             ☆新北九州空港開港告知ポスターのイラスト作画。

2006   ☆「HEART COCKTAIL eleven」オシャレな大人の絵本発売。

             ☆「ボッチボン」連載開始。(「ボンボン」(講談社)にて2006年まで連載)

             ☆「The Motorcycle Letters」単行本発売。(実業之日本社発行)

             ☆「Sea Side Story 7つの港 11の恋」単行本発売。(講談社発行)

             ☆「Heart Station」単行本発売。(光文社発行)

2007年   Netzトヨタにて広告イラスト作画。2009年終了。

             ☆NetzトヨタHPサイトにてショートストーリー「Drive Seasons」描き下ろし。

             ☆「ボッチボン」単行本発売。(講談社発行)

             NTTドコモ iモードきせかえツール携帯サイト「大人のきせかえわたせ」サービス開始。

             ☆「菜~ふたたび~」連載開始。(「モ―ニング」(講談社)にて連載)

             ☆「千代の茶屋」連載開始。江戸の美味しい歳時記。(「コミック 乱」(リイド社)にて2008年まで連載)

2008   ☆画集「オリジナルカレンダーイラスト集 ~20年の軌跡~」出版。(アップルファーム発行)

             ☆「菜~ふたたび~」単行本第1巻発売。(講談社発行)

             ☆「菜~ふたたび~」単行本第2巻発売。(講談社発行)

2009   ☆「ハートカクテル bittersweet」単行本発売。(講談社発行)

             ☆「菜~ふたたび~」単行本第3巻発売。(講談社発行)

             ☆「北のライオン」連載開始。(「モ―ニング」(講談社)にて2013年まで連載)

             ☆東京シティ競馬広告イラスト担当。2011年終了。

2010   ☆「南の島」(原作:島田紳助)単行本発売。(講談社発行)

             ☆神奈川大学 広告イラスト担当。同大学 外国語学部 特任教授就任。(20183月迄)

2011   ☆「北のライオン」単行本第1巻発売。(講談社発行)

             ☆「サンタ サンタ サンタ」絵本発売。(竹書房発行)

             ☆「月之介狂詩曲」連載開始。お江戸のハートフルストーリー。(「コミック 乱」(リイド社)にて2016年まで連載)

2012   ☆「北のライオン」単行本第2巻発売。(講談社発行)

2013   ☆「あの頃ボクらは若かった」連載開始。(「サンデー毎日」(毎日新聞社)にて2015年まで連載)

             ☆「Dr.愛助の孤独」連載開始。(「モ―ニング」(講談社)にて2014年まで連載)

             ☆「北のライオン」単行本第3・4巻発売。(講談社発行)

2014   ☆「アンを抱きしめて 村岡花子物語」絵本発売。(NHK出版)

             ☆「Telephone」連載開始。(「モ―ニング」(講談社)にて2015年まで連載)

2015   ☆六本木男性合唱団オリジナルミュージカル「ウエスト・サイズ・ストーリー」の美術・ポスターイラスト担当。

             ☆阪急電車(神戸線)ラッピング列車のイラスト作画。201711月終了。

2016   ☆綿矢りさ氏 連載小説 「私をくいとめて」 挿絵担当。(「朝日新聞 夕刊」(朝日新聞社)にて4?12月まで連載)

             ☆環境省 動物愛マイクロチップ普及啓発リーフレットのイラスト作画。

2017   ☆綿矢りさ氏 小説 「私をくいとめて」単行本装画担当。(朝日新聞出版発行)

2018年   LINEサービス開始「ハートカクテルシリーズ スタンプ等」

             ☆「ワンダーカクテル(Wonder Cocktail)」連載開始。(ウェブ雑誌「Men's Precious(小学館)にて連載中)

             ☆「あの頃ボクらは若かった」単行本発売。(毎日新聞出版発行)

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会 期: 

2019年5月15日(水)~20日(月)

会 場:

阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー

時 間:

日曜~木曜 10:0020:00 金・土曜 10:0021:00

入場料:無料 (最終日は18:00閉場となります)

企画制作:

()アップルファーム

☆阪急うめだ本店

      http://www.hankyu-dept.co.jp

☆☆阪急うめだギャラリー

http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/event/index.html

()アップルファーム

http://www.apple-farm.co.jp/

 

☆今後の予定 

☆松坂屋名古屋店「わたせせいぞうの世界展」  2019年6月5日(水)~17日(月)

☆最新刊 コミック「ハートテレフォン」2019524()発売!!

 

☆ご意見・ご要望・ご感想のお願い

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   あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp

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特別展 時宗二祖上人七百年御遠忌記念 国宝 一遍聖絵と時宗の名宝Special Exhibition Priest Shinkyō 700th Memorial Special Exhibition Art of the Ji Shū A New Sect of Buddhism in the Kamakura Period [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

特別展 時宗二祖上人七百年御遠忌記念

国宝 一遍聖絵と時宗の名宝

Special Exhibition Priest Shinkyō 700th Memorial Special Exhibition

Art of the Ji Shū A New Sect of Buddhism in the Kamakura Period

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国宝 《一遍聖絵》(巻6、部分) 円伊筆、鎌倉時代、神奈川・清浄光寺(遊行寺)蔵、

通期(巻替あり)*広報画像の場面は後期(5/146/9

 

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 国宝 《一遍聖絵》(巻12、部分) 円伊筆、鎌倉時代、神奈川・清浄光寺(遊行寺)蔵、

通期(巻替あり)*広報画像の場面は後期(5/146/9

 

時宗は、宗祖一遍(123989)が鎌倉時代に開いた宗派。踊り念仏で知られる。

 一遍は念仏をとなえることで誰もが往生をとげられると説き、全国を遊行(ゆぎょう)と呼ばれる行脚を行ない、賦算(ふさん)という「南無阿弥陀仏、決定往生六十万人」と記した念仏札を配り、布教につとめた。

この時宗を教団として整備し、大きく発展させたのが二祖の真教(しんきょう12371319)だ。

真教は、「二祖さん」と親しみを持って呼ばれている。

2019年に真教の七百年遠忌を迎えるのを記念して、時宗の名宝を一堂に会する展覧会が京都国立博物館で開催中だ。

この展覧会は、全国各地を遍歴した一遍の生涯を描いた国宝「一遍聖絵」(清浄光寺(遊行寺)蔵)をはじめ、真教の足跡もつづられた「遊行上人縁起絵」、一遍や真教ら歴代祖師の肖像画や肖像彫刻など、時宗の名宝の全貌をご紹介するもの。

☆国宝「一遍聖絵」12巻全巻を公開!

これは、日本を代表する絵巻であり、中世の歴史を語る上でも大変重要な作品だが、まだまだ謎が多い作品だ。

一遍十回忌にあたる正安元年(1299)に完成したとみられ、六条道場歓喜光寺の開山であり、一遍の近親・高弟とされる聖戒が詞書を撰述し、謎の絵師・円伊によって描かれた、とされる。

各地の風景や人々の姿が細密に、そして情趣豊かに描き出されており、日本美術史上“ONE & ONLY”の最高傑作の作品という。

まず、絹に描かれていることが珍しい。紙ではなく絹に描くことで裏からも色を塗ることができ、微妙なニュアンスを表現できる。

そして、大和絵と中国の水墨画である漢画を融合させた画法で描かれていることも大きな特徴。

山肌や岩肌を筆のかすれを駆使し、グラデーションを表現。

花や人物は鮮やかに描き出し、そのコントラストが絶妙だ。

40cmくらいの巻物なので、人物は約1cm。

それらが大変緻密に描かれている。

描かれた富士山は、大迫力。そのスケール感も魅力だ。

円伊は研究者によっても意見が分かれ、まだまだ解明できていない絵師だ。

以上、 井並 林太郎 京都国立博物館 研究員の説明を筆者なりにまとめた。

また、淺湫 毅(あさぬま たけし)京都国立博物館 連携協力室長は、開祖 一遍と二祖の真教を大変わかりやすい例えで教えてくれた。

高校野球で例えると、一遍は、一年生スーパースター投手。

二祖の真教は、弟子だが一遍より2つ年上。

スーパースター選手を支える温厚な3年生キャッチャー。

実際、宗派として整えたのは、一遍の死後、自然解散した時宗を再編成し興したのが二祖の真教なのだ。

 

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     重要文化財 《真教上人坐像》 鎌倉時代、神奈川・蓮台寺蔵、通期




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重要文化財 《阿弥陀如来立像》 平安~鎌倉時代、京都・知恩院蔵、通期 



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重要文化財 《遊行上人縁起絵》(巻7、部分)  鎌倉時代、兵庫・真光寺蔵、後期(5/146/9

 

 

さて、歌舞伎の演目の「連獅子」と時宗について。

「連獅子」は、

前シテは手獅子を持った狂言師 (能師)

後ジテは本行どおりの親子獅子になり、勇壮に毛を振る。

親子の情愛をテーマにし、実際の親子の演者によって踊られることが多い、歌舞伎の真骨頂ともいえる有名な演目だ。

前ジテが終わり、後ジテに突入する前に 間狂言(あいきょうげん)、 二人の僧のよる『宗論』(しゅうろん)が行われる。

雄壮な獅子の舞に注目が集まりがちだが、今回はこの間狂言について考えてみよう。

身延山へ参詣した法華僧(日門)と善光寺へ参詣した浄土僧 (専念) が道連れになり、互いにわが仏が尊いのだと争う。

どちらも珍妙な法文を説き、なかなか相手を説得できない。

二人は読経をし、ついには踊り念仏・踊り題目でせりあう。

法華宗の僧が団扇太鼓を叩いてお題目「南無妙法蓮華経」を、浄土宗の僧が叩き鉦(かね)を打って念仏「南無阿弥陀仏」を繰り返し唱える

が、二人はそれぞれ自分の宗派のお経とは違う「南無阿弥陀仏」と「南無妙法蓮華経」を取り違えてしまう。

団扇太鼓や叩き鉦打ち鳴らす大変愉快な演目だ。

そして結局、法華も浄土も釈迦の教えにへだてはないと悟る。

宗旨争いの愚かしさを滑稽に描き,人間すべてに普遍的な我執と偏見を風刺した狂言がもとになっている。

この時のセリフが、「一遍上人より賜ったる有難い鐘の功力を持って獅子を退散致そうとして存ずる~」なのだ。

浄土宗の僧という設定なのだが、一遍は若い頃、浄土教を学んでいる。

時宗が宗として正式に成立したのは江戸幕府の政策による。

歌舞伎が発展した江戸時代には、踊り念仏は大変流行しており、それを歌舞伎として取り入れたのではないかと筆者は考える。

 

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国宝 《洛中洛外図屏風(舟木本)》右隻 岩佐又兵衛筆、江戸時代、東京国立博物館蔵、5/286/9

 

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 重要文化財 《阿弥陀如来立像》 鎌倉時代、滋賀・阿弥陀寺蔵、通期、写真:大津市歴史博物館

 

☆新発見!  展覧会の事前調査において

《銅造阿弥陀三尊像》

《木造阿弥陀三尊像》

《毘沙門天立像》の文化財3件。

 滋賀県の名刹・浄信寺の蔵から見つかった《銅造阿弥陀三尊像》は、《洛中洛外図》にも描かれる御影堂新善光寺の本尊であると予想される。

《木造阿弥陀三尊像》(京都・聞名寺蔵)は快慶の一番弟子・行快の作品。

寡作で知られる行快の貴重な作例だ。

そして、鎌倉時代に一流仏師の力量を感じさせる京都・極楽寺秘蔵の《毘沙門天立像》は、今回が特別出品。

像内から造像当初の納入品3種が発見された。

長澤 昌幸 大正大学専任講師は、時宗発祥の地である七条道場は、今、駐車場になっている、と教えてくれた。

ちなみに時宗では、寺院のことを「道場」と呼ぶ。修業の場ということからだ。

筆者は、その軌跡を探りに訪れた。

京都駅からほど近い七条跡。七条通と洞院のあたり。周りを探ってみたが、石碑など何もない。

さらに東には、仏像の制作を行なう仏所(ぶっしょ)跡が南北の小さな道路を挟んで存在している。

これは、運慶の流れをくむ慶派の七条仏所 跡なのだ。

名前は聞くが、実際に訪れたことがなかったので大変勉強になった。

 

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                                        撮影  浦 典子 

 

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六条道場跡は渉成園の北隣に位置し、石碑として残っている。京都六条河原の源融の旧邸跡に建立された歓喜光寺。

歓喜光寺は現在、山科に移転している。

これは、筆者が河原町方面に行く際、見つけた。

 

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また、四条道場は、牧野 純山 長楽寺住職 にお聞きしたところ、教えて下さった。

新京極の塔頭の染殿院(染殿地蔵院、染殿地蔵、そめどのさん)のところをお聞きした。

近くまで行き、河原町通りの交番で聞くが、四条道場と言ってもわからない。染殿院と言うと警察官が調べてくれ、連れて行ってくれるという。

何と交番に隣接しており、交番を左に見ながら新京極の商店街の中に5mほど行ったところに、「時宗開祖一遍上人念仏賦算遺跡」の石碑がある。

京都の警察官は親切だ。

 

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重要文化財 《真教上人書状》 鎌倉時代、京都・長楽寺蔵、後期(5/146/9

 

☆【特別公開】奉祝 天皇陛下御即位「春期京都非公開文化財特別公開」開催の一環として、

平成洛陽三十三所観音霊場のひとつ、長楽寺では、6/16まで秘仏 准胝観音をご開帳。

本尊の准胝観音は天皇即位時にしか開帳されない「勅封・厳秘」の本尊であり、玉躰護持と皇室安寧祈祷の本尊。

住職ですら、開帳は許されないという秘宝だ。

☆公益財団法人京都古文化保存協会ホームページ

    http://www.kobunka.com/

☆長楽寺ホームページ

    http://www.age.ne.jp/x/chouraku/

展覧会の鑑賞に併せて、ぜひ訪れることをお勧めする。

他地域の博物館や美術館ではなく、京都国立博物館で開催されているからこそ、その帰りにでもゆかりの地を訪れることができる。

まるでタイムスリップしたかのように京のこの地に活躍した時宗の足跡をたどることができるのだ。

展覧会を鑑賞したら、その今を探ってみる。

こんな鑑賞のしかたを提案したい。

ぜひ、お見逃しなく。

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        重要美術品 《薄鶉蒔絵文台》 室町時代、京都・金蓮寺蔵、通期

 

☆構成

 1章 浄土教から時宗へ

   2章 時宗の教え 一遍から真教へ

   3章 国宝 一遍聖絵の世界

   4章 歴代上人と遊行 時宗の広まり

   5章 時宗の道場とその名宝

会期

2019413日(土)~ 69日(日)

 前期:2019413日(土)~ 512日(日)

 後期:2019514日(火)~ 69日(日)

 ※会期中、一部の作品は上記以外にも展示替あり。

会場

京都国立博物館 平成知新館

交通

JR、近鉄、京都駅下車、京都駅前D1のりばから市バス100号、D2のりばから市バス206208号系統にて博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐ

休館日

月曜日 

開館時間              

火~木・日曜日 9301800(入館は1730まで)

金・土曜日 9302000(入館は1930まで)

観覧料

一般 1,500円(1,300円)

 大学生 1,200円(1,000円)

 高校生 900円(700円)

 中学生以下無料

 *( )内は団体20名以上。

  *障がい者の方とその介護者(1名)は、障がい者手帳などのご提示で無料。

 *キャンパスメンバーズは、学生証または教職員証をご提示いただくと、各種通常料金より500円引き。

 

主催       京都国立博物館、朝日新聞社、時宗、時宗総本山清浄光寺(遊行寺)

協賛       京阪ホールディングス、竹中工務店

協力       公益財団法人仏教美術研究上野記念財団、日本香堂、楽浪文化財修理所

☆京都国立博物館サイト

https://www.kyohaku.go.jp/jp

☆ワークショップ

特別展「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」関連ワークショップ

一遍さんを探そう!~さわって楽しむ絵巻物~

絵巻を実際に手に取りながら鑑賞するワークショップ。

「一遍聖絵」の詞書と絵が分かれて所蔵されている部分のうち、京都を舞台とする巻七の第2段と第3段をオリジナルの姿に再現した特別な複製絵巻をご用意。

日時

    特別展「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」会期中

    10301600 参加受付は1530まで

所要時間

    15分程度

定員

    1日先着300

参加費

    無料(ただし「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」展の当日の観覧券が必要)

開催場所

    京都国立博物館 平成知新館2F

    レファレンスコーナー

案内

    京博ナビゲーター

対象

    子どもから大人までどなたでも参加可。

☆記念講演会

518日(土)

「時宗のみほとけ─阿弥陀と祖師像を中心に─」

 講師:淺湫 毅(京都国立博物館 連携協力室長)

525日(土)

「一遍聖絵に見る聖性と熊野信仰」

 講師:遠山 元浩 氏(遊行寺宝物館長)

【時間】13301500

【会場】平成知新館 講堂

【定員】200

【料金】無料(ただし「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」展の当日の観覧券が必要)

【参加方法】1200より、平成知新館1Fグランドロビーにて整理券を配布。

定員になり次第、配布を終了。

 

☆ご意見・ご要望・ご感想のお願い

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KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2019 KYOTOGRAPHIE International Photography Festival 2019 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

KYOTOGRAPHIE

京都国際写真祭2019

KYOTOGRAPHIE International Photography Festival 2019

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                                                                                      撮影  浦 典子

 

   KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」は、世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭だ。

今年で7回目を迎え、京都の春の「風物詩」といえる存在になって来た。

6 回までに約 56 万人の来場者を誇る。

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今までのKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭については以下などで記しているので参照されたし。

ブログのみのURLを示しておく。

   http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-05-04-1

   https://art-news-jp.jimdo.com/2016/04/26/kyotographie-京都国際写真祭/

   http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-04-27

   http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2017-04-21

   http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2017-05-13

       https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2018-04-15

 

2019年のテーマは、「VIBE」。

VIBE ─ 私たちの感覚を研ぎ澄まし、自身の中に眠る何かを揺るがし覚醒させるもの。誰かに出会ったとき、作品と出会ったとき、ある出来事と対峙したとき、目に映らず、形を持たずとも、私たちの全身全霊にほとばしるもの。そしてもたらされる喜びも葛藤も絶望ですらも、私たちを新たな世界へと導くもの。そんな目に見えないものが繋がるときに生まれる共振や共鳴を伝えたい。」

と願いこのテーマを決めたという。

京都の歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展示されているのもこの写真祭の特徴だ。

会場を訪ねるうちに知らなかった趣きのある建築物に巡り合えるのも、うれしい驚きのひとつだ。

通常非公開の町家や寺院、指定文化財等を含む場所にて展覧会が開催される。

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また、アソシエイテッド・プログラムとして展覧会や関連イベントなど、様々なプログラムも充実。

写真祭を通じ京都の街の新たな魅力に触れて欲しいという思いからの選定だ。

 日本および海外の重要作家や貴重な写真コレクションを、京都という趣のある歴史的建造物やモダンな近現代建築の多い空間に展示するという、町を挙げての画期的なフェスティバルだ。

また、京都が一年でもっとも美しいこの春の季節に、約4週間にわたって開催されているKYOTOGRAPHIEは、ひとつの表現媒体であり、芸術的手法である「写真」への理解を深め、その可能性を伝えることを目的としている。

 このKYOTOGRAPHIEでは数々の教育プログラムを実施し、子供から大人、アマチュアからプロ写真家まで、写真を通して、芸術や建築、歴史文化などの関連分野にも造詣を深めていけるよう取り組みもなされている。

KYOTOGRAPHIE は、新たな試みに挑戦する企業からの支援を受けて、年々目まぐるしく飛躍的な成長を遂げている。

今年も企業からの支援及びコラボレーションの実現により、さまざまな方々が楽しめる多角的なプログラムが好評だ。

毎年、新たな会場が加わり、写真展を楽しみながら、知らなかった京都を発見できるのがありがたい。

ぜひ、お見逃しなく。

☆プログラム

      1. イズマイル・バリー | Ismaïl Bahri(フランス・チュニジア)

2.ヴェロニカ・ゲンシツカ | Weronika Gęsicka(ポーランド)

      3.金氏徹平 | Teppei Kaneuji(日本)

      4.顧 剣亨 | Kenryou Gu(中国)

5. ベンジャミン・ミルピエ | Benjamin Millepied (フランス) supported by Zadig & Voltaire

6. Magnum Live Lab in Kyoto presented by FUJIFILM

a. 岡原功祐 | Kosuke Okahara (日本)

b. パオロ・ペレグリン | Paolo Pellegrin (イタリア)

7. Pierre Sernet & SHUNGA presented by CHANEL NEXUS HALL

       a. ピエール・セルネ | Pierre Sernet(フランス)

       b. 春画 | SHUNGA (日本)

8. アルバート・ワトソン | Albert Watson(アメリカ・スコットランド) presented by BMW

9. Cuba through the Art and Life of Three Photographers

a. アルベルト・コルダ  | Alberto Korda(キューバ)

b.ルネ・ペーニャ|René Peña(キューバ)

           c.アレハンドロ・ゴンサレス | Alejandro González (キューバ)

10. ルイナール展 | Ruinart Exhibition(フランス) presented by Ruinart

 

※全てのプログラム内容・展覧会名・会場・スポンサーの情報は 予告なく変更になる可能性あり。

☆サテライトイベント 「KG+(ケージープラス)」

 市内約60箇所での写真展が集結。

国内外から写真・アート関係者が多く来京するこの時期にあわせ市内 各所のギャラリー、カフェ、教育施設など約60カ所が同時多発的に 開催する写真展。

最優秀出展者に与えられるKGAWARDは、若手 写真家の登竜門となるべく海外からも注目される賞となりつつあり、 次年度のKYOTOGRAPHIEへの参加など、次代を担うアーティストへ 継続的な支援を行なう。

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☆会期

2019 413 () ‒ 512()

主催:一般社団法人KYOTOGRAPHIE

共催:京都市、京都市教育委員会

KYOTOGRAPHIE URL

   https://www.kyotographie.jp/

メインスポンサー:ビー・エム・ダブリュー株式会社 

特別協賛:富士フィルム株式会社

プレミアムスポンサー:シャネル合同会社

協賛:ルイナール(MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社)、株式 会社マツシマホールディングス、ザディグ エ ヴォルテール、ハース ト婦人画報社、他

 

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シルバニアファミリー展 Sylvanian Families~ 誕生から現在にいたるまで森の仲間たちの素敵な物語~ [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

シルバニアファミリー展

Sylvanian Families

~誕生から現在にいたるまで森の仲間たちの素敵な物語~

DSC_0111s.jpg[コピーライト] EPOCH

             撮影  浦 典子

?

1985年、エポック社から発売されたおもちゃの「シルバニアファミリー」。

9種類の動物の家族、1つのお家と11種類の家具というシリーズで誕生し、手のひらサイズのかわいいお人形や本物志向のお家、こだわりの家具は子どものみならず大人をも取り込み、社会現象にもなった。

1958年、第一号商品「野球盤」の開発・発売を行なったエポック社は、1985年、「シルバニアファミリー」で通産大臣賞受賞している。

そのシルバニアファミリー史上最大規模の展覧会が阪急うめだギャラリーにおいて好評開催中だ。

33年を経た今、60の国と地域で親しまれているロングセラー玩具となり、世界累計販売数は人形で15,000万体以上にものぼるという。

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人形をはじめ、お家や家具など国内で販売された約1,000点以上を一堂に公開。

また、30年以上つづく「シルバニア通信」など、貴重な資料も公開。

さらに、シルバニア村を再現した大型ジオラマの他、日本ドールハウス協会やドールハウス作家、 学生とのコラボ作品なども展示。

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“篠原ともえ×シルバニアファミリー”特別展示。

シルバニアファミリー初めてのモノトーンスタイルとマリンスタイルのファッションコレクションを展示。

 

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筆者は、幼い頃、ヨーロッパのドールハウスを買ってもらった。これは、高価で貴重なものだから鑑賞用と応接間に飾られていた。

自然とあまり触らなくなり、中に自分が入り込んだつもりの空想をして楽しんでいた。

しかし、「シルバニアファミリー」は、気軽に触ったり、人形遊びをしたりできる品だ。

筆者が家庭教師をしていた教え子の家には、「シルバニアファミリー」の大きなハウスと人形がたくさんあり、休憩時間には教え子の一番小さな妹と筆者は一緒に遊んだりしていた。

動物を思いやる心の優しい子に育っていてくれていた。

そんな思い出が走馬灯のように思い出された。

「シルバニアファミリー」は、優しい心をはぐくみ、想像力を豊かにする。

また、「シルバニアファミリー」を使用したアートも盛んになりつつある。

手のひらサイズの「シルバニアファミリー」は、日本生まれ。

小さな人形だが、今では世界各国で愛される、真の日本文化の「大使」だ。

この展覧会には、撮影可の場所があるので、ぜひカメラで撮影することをお勧めする。

奇しくも平成から令和にかけて開催される展覧会。

時代をまたぐ記念の展覧会だ。

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☆構成

① 歴代のシルバニアファミリー商品の展示

人形をはじめ、お家や家具など、国内外で販売された1,000種類以上を一堂に展示。

② 新作のコラボレーション作品の特別展示

日本ドールハウス協会やドールハウス作家さんも参加し、本展のための新作ドールハウスを公開。学生たちによるドレスコンテストや、映像や絵画のコラボ作品も発表。

③ シルバニア村を再現した大型ジオラマ

いろいろな角度から細部をじっくりと楽しめる、2.7m×3.6mの大型ジオラマが登場!

④「シルバニアファミリー展」限定/先行商品の販売 

展示会限定人形として、オリジナルのお洋服を着たショコラウサギファミリーとカップルのお人形セットが発売。

 

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 関西初!シルバニアファミリー史上最大規模の展覧会との期間限定コラボカフェ阪急うめだ本店にて413日(土)から56日(月)まで、阪急うめだ本店4FCHEER?S CAFE&DINING」にて、「シルバニアファミリー」との期間限定コラボカフェ「シルバニアファミリー展コラボカフェ」がオープン開催。

シルバニアファミリー」の中でも1番の人気者であるショコラウサギファミリーを中心としたコラボメニューは、全8種類。

レストランシェフであるショコラウサギのお父さんが作る「ショコラウサギのお父さんの森のクロワッサンサンド」や、マシュマロネズミのピザ屋さんで焼いた「マシュマロネズミのピザ屋さんで作ったハーフ&ハーフピザ」の他、「ショコラウサギちゃんのお祝いケーキ」などシルバニア村の楽しいメニューが。

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ショコラウサギちゃんのお祝いケーキ.jpg

2019年(平成31年)424日(水)~(令和 元年)56日(月・祝)

阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー

日~木曜日=10:00~20:00

金・土曜日=10:00~21:00

※閉場30分前までにご入場のこと。

※催し最終日は午後6時閉場

入場料:大人800円、大学、高校、中学生600円、小学生以下無料

阪急お得意様カード、ペルソナカード、エメラルドSTACIAカードのご呈示でご本人様に限り、入場料から100円割引

☆阪急うめだ本店

      http://www.hankyu-dept.co.jp

☆☆阪急うめだギャラリー

http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/event/index.html

☆公式サイト

      https://www.sylvanianfamilies.com/ja-jp/special/event/190115_sften/

      https://www.sylvanianfamilies.com/

 

☆読者プレゼント 

   1020名様にご招待券 プレゼント

   あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp

   件名:展覧会名と会場名

   本文:ご住所、お名前

   をお書きの上どしどしご応募下さい。

    締切:UPした日の午前零時

   発送をもって当選と代えさせていただきます。

会期が短いため、速達などでお届けには最善を尽くします。

 

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パリ凱旋・傘寿記念 与勇輝展 創作人形の軌跡 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

パリ凱旋・傘寿記念 

与勇輝展 創作人形の軌跡


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     たま(2015) 撮影:南 髙正 [コピーライト] atae-yuki.com

 

1965年から、マネキン会社に勤める傍ら、創作人形を創り始めた与勇輝。

傘寿を迎えた与勇輝は、2018年にパリ日本文化会館において “EXPOSITION ATAE YUKI  Scenes de la vie japonaise en sculptures de tissu 開催した。

https://www.mcjp.fr/fr/la-mcjp/actualites/atae-yuki

そのパリ展の帰国記念の展覧会が、大阪髙島屋で好評開催中だ。

与勇輝に関しては、以下などで記しているので参照されたし。

☆昭和・メモリアル 与 勇輝 展 

   https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2011-08-15

   https://artnews.blog.so-net.ne.jp/2011-09-19

日本文化館では、先日、Foujita「藤田嗣治:生涯の作品(1886-1968)」展が行なわれていたばかり。

日本文化の欧州における発信基地として、フランスだけでなく広くヨーロッパからの訪問者が絶えない。

筆者が、パリに取材に行った際もベルギーから展覧会を鑑賞に来ている人にも会ったことがある。

☆パリ日本文化会館

https://www.mcjp.fr/

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                          日本文化館 撮影  浦 典子

           

 

 

シンデレラやピーターパンなど海外の物語を題材にした初期作品から、「置屋のみね(1985年)」「おやつ(1994年)」など日本の郷愁をテーマにした代表作、「今」を生きるこどもたちへの賛歌としての作品など新作70点を含む約150点を一堂に展観。

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                                      灰かぶり(1970

 

  ニューズウィーク日本版(20071017日号)で「世界が尊敬する日本人100」に選ばれ、2008年には「卓越した技能者=現代の名工」として厚生労働大臣表彰を受賞した与勇輝。

半世紀にわたり人形を創作し続けてきた与 勇輝の軌跡をたどる展覧会。

お見逃しなく。

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                            おやつ(1994

 

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                      戯れ(2015

 

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                  埴生の宿(2015

 

☆与勇輝 プロフィール

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1937

  川崎市中原区に生まれる

1965

  マネキン会社に勤める傍ら、創作人形を創り始める

1999

   「鉄道員(ぽっぽや)」(東映映画、高倉健 主演)『雪子』制作

2001

  「神様のかくれんぼ 与勇輝展」(松屋銀座ほか6会場で開催)

2006

  「EXPOSITION ATAE YUKI」(パリ・バカラ美術館)

   「パリ・バカラ美術館開催記念展 与勇輝人形芸術の世界」(松屋銀座ほか22会場で開催)

2007

  川崎市市民文化大使(~現在)

2008

   「卓越した技能者(現代の名工)」厚労大臣表彰、川崎市文化賞受賞

2010

   「昭和・メモリアル 与勇輝展」(松屋銀座ほか15会場で開催)

2018

  「EXPOSITION ATAE YUKI」(パリ日本文化会館)

 

☆与勇輝 公式ホームページ

    https://atae-yuki.com/

会期

2019424日(水)~56日(月・休)休館日

なし

開館時間

10:00~20:00

426日(金)、27日(土)、53日(金)、4日(土)午後830分閉場

※最終日56日(月・休)は、午後5時閉場*入場は閉場の30分前まで

会場

大阪髙島屋 7階グランドホール

(〒542-8510大阪市中央区難波5丁目15号)

https://www.takashimaya.co.jp/osaka/access/index.html

入場料(税込) 

一般800円(600円) 大学・高校生600円(400円)中学生以下無料  ※(  )内は団体10名様以上の割引料金

※「障がい者手帳」をご提示いただいたご本人様、ならびに、ご同伴者1名様まで入場は無料

主催

与 勇輝展実行委員会

協力

河口湖ミューズ館・与 勇輝館 、ABCテレビ

企画

彩鳳堂画廊

 

☆読者プレゼント 

   1020名様にご招待券 プレゼント

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   件名:展覧会名と会場名

   本文:ご住所、お名前

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    締切:UPした日の午前零時

   発送をもって当選と代えさせていただきます。

会期が短いため、速達などでお届けには最善を尽くします。

 

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☆巡回予定

松山展

会期:201973日(水)~715日(月)

会場:いよてつ髙島屋(愛媛県松山市)

名古屋展

会期:2019814日(水)~826日(月)

会場:ジェイアール名古屋タカシマヤ(愛知県名古屋市)


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世界遺産登録25周年記念  京都・二条城 桜まつり2019 [美術館  ARTNEWS アートニューズ]

世界遺産登録25周年記念 

京都・二条城 桜まつり2019

 

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2019321日(木・祝)〜414日(日)まで、『二条城×ネイキッド 世界遺産登録25周年記念 二条城桜まつり2019』(主催:京都市)が、世界遺産、京都・元離宮二条城で開催中だ。

400年以上の歴史を持つ二条城。

城内には、早咲きから遅咲きまで、50品種、300本の桜があり、期間を通して、桜を楽しめる。

☆桜の主な種類と見ごろ

    カンヒザクラ    場所        東南隅櫓、北大手門

    ソメイヨシノ     場所        清流園

    シダレザクラ    場所        清流園・本丸西橋

    ケイオウザクラ  場所        清流園

    ヤマザクラ      場所        清流園・城内各所

    サトザクラ      場所         桜の園・清流園  など

桜の園では、「桜の小みち」が新登場!

サトザクラに囲まれ、絶好のフォトスポットだ。

夜間観覧(ライトアップ) は、昨年、一昨年と2年連続で好評だった唐門でのプロジェクションマッピング演出に加え、

菜の花のイルミネーションや、3/29()からの期間限定でオープンする「ネイキッド 桜の通り道」での桜とデジタルを融合させた演出など、過去最大に演出エリアを拡張。

1.唐門のプロジェクションマッピングショー

一昨年は「鶴」、昨年は「龍」と、唐門に彫り込まれた生き物に桜の精霊が宿り、来城者を春の宴に誘うプロジェクションマッピングショー。

本年は「青い蝶」が唐門から飛び立ち、金色に変化して舞い上がりながら城内に春を運んでくる演出。

 

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                          重要文化財 唐門 プロジェクションマッピング

 

2.桜の小みちと菜の花イルミネーション

サトザクラが咲き誇る「桜の園」を通り抜ける桜の小みちの演出を、本年が初実施。

 

 

 

                                 以下画像 撮影 浦 典子

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小みちを抜けた先にはフォトスポットとして写真を撮って楽しめる、菜の花を模したイルミネーションも登場。

 

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夜間観覧時の観覧エリア限定は、梅林から旧二条城石垣にかけてのゾーン。

この2年の間、夜間は解放されていなかった場所で、今回、初めて夜間開放されている。

しかも、しだれ桜が美しいので、絶対見逃したくないポイントなのだ。

 

3.清流園のライトアップ

清流園では立命館大学とコラボレーションし、スマートフォンの光を当てると照明が動き出す演出や、ベンチに座ると目の前の桜の木々が光るなど、複数のセンサーを活用し来城者の動きによって光が変化する、桜の体験型ライトアップ演出が。

 

4.ネイキッド 桜の通り道

城内の南中仕切門から西橋付近では、満開の枝垂桜のライトアップや、映像で映し出す桜の花びらの上を歩いて楽しむ通り道、プロジェクションマッピングによって大きな本のページをめくるようにストーリーが展開するネイキッドのアート「BIG BOOK」など、特別有料ゾーンが期間限定で登場。

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さらに花王 フレアフレグランスとの特別コラボレーションとして、同商品新CMにて使用したプロジェクションマッピングを一部用いた演出。

また華道家元池坊とのコラボレーション作品や、田楽法師たちが場内を練り歩く「大田楽」などの文化イベントも数多く実施。

「日本の真の美」を再認識し、また、体感できる絶好の機会だ。

お見逃しなく。

開催時期  : 2019321日(木・祝)〜414日(日)

開催時間  : 昼 8:4517:00(最終受付 16:00)、夜 18:0021:30(最終受付 21:00

入城料金  :大人 600円、中学・高校生 350円、小学生200 (税込)

      (平成3141日から,通常観覧時の二の丸御殿観覧料は必要。)

      ※ 夜間観覧時は、観覧エリア限定。

      ※ 通常観覧と夜間観覧は入替制。

      ※ 和装で御来城の方は,入城料及び夜間観覧料が無料。

     特別有料ゾーン料金:300(税込、小学生以上)(期間:2019329日(金)~414日(日))

      ※ 受付は18:0021:10

開催場所 :元離宮二条城(住所:中京区二条通堀川西入二条城町541

主催    :京都市

協賛    :公益社団法人京都市観光協会、一般財団法人 京都市都市整備公社、()ワン・ワールド、株式会社 大丸松坂屋百貨店 大丸京都店、花王 フレアフレグランス

協力     : 西日本旅客鉄道株式会社、東海旅客鉄道株式会社、阪急電鉄株式会社、京阪ホールディングス()、京福電気鉄道()、近畿日本鉄道株式会社、 阪神高速道路()、西日本高速道路() 後援<